容量無制限のポケットWiFiの落とし穴!WiMAXの黒歴史

容量無制限のポケットWiFiの落とし穴!WiMAXの黒歴史

テレワーク化が進み、場所を選ばずにインターネットが使えるようになるポケットWiFiが改めて注目されています。

中には「容量無制限」を謳っているポケットWiFiもあります。

しかし「完全に容量無制限」のポケットWiFiは今は存在しません。通信障害のトラブルが頻発し、今は姿を消しました。その一方で、今も「無制限」と表記し、実態の分かりにくいサービスが多く存在することも事実です。

この記事では、「容量無制限」について紹介し、各社ポケットWiFiサービスの特徴を抑えつつどんな人に向いているのかを解説します。  

最後まで読めば、「容量無制限」についての理解が深まり、自分のライフスタイルにあったサービスを選べるようになります。

※ポケットWiFiはワイモバイルが取り扱うモバイルWiFiの商品名ですが、ポケットWiFiの名称で普及していますので本記事ではモバイルWiFiを「ポケットWiFi」と表記しています。

「容量無制限」ポケットWiFiの実態

「容量無制限」ポケットWiFiの実態つい最近まで、通信量に制限のかからない「容量無制限」のポケットWiFiはさまざまな会社から提供されていました。しかしながら、2020年春に各社で大規模な通信障害があり、その後、内容が見直されたという過去を持っています。

通信障害の理由については諸説ありますが、一部のユーザーが一般的なデータ使用量を遥かに上回る通信を続けた結果、サーバーに負荷がかかり、他のユーザーが快適にインターネットを利用できなくなったことが原因であるようです。

現在、騒動は落ち着いており、かつて容量無制限だったサービスの多くが月間100GB程度の通信量に制限されて提供されています。

UQ WiMAXは集団訴訟に発展

当時、容量無制限のポケットWiFiではWiMAXが有名でした。WiMAX2+という独自の回線で提供しているポケットWiFiサービスで、テレビCMも頻繁に流れていました。

しかしながら、通信障害トラブルと、それを巡った騒動はWiMAXでも例に漏れず発生。WiMAXの場合は、「通信制限」の表記の仕方を巡って、集団訴訟にまで発展するというまさしく黒歴史とも呼べる事態に発展してしまいます。

ポイントだけ説明すると、トラブルの原因として以下のようなことがありました。

  • WiMAXの広告に「月間データ量制限なし」などの表記
  • 販売代理店である「ラネット」の販売員の説明が不適切
  • 解約するための解約金が高過ぎる

ポケットWiFiを選ぶときの4つのポイント

ポケットWiFiを選ぶときの4つのポイント2021年5月現在、容量無制限のポケットWiFiは無くなり、月間の使用量が決められたサービスという形になりました。

それでも非常に多くのサービスがあり、選び方が分からないと感じる人も多いのではないでしょうか?

ポケットWiFi選びに迷っている人に向けて、ポケットWiFi選びのポイントを整理し、その上で各ポイントに沿って数社のプランを紹介していきます。

それぞれのプランがどんなライフスタイルに合っているかについてもまとめるので、自分が利用しようとしている環境と照らし合わせながらチェックしてみてください。

ポイント1.いつでも解約できるかどうか

Twitterなどでユーザーの口コミを見てみると、同じサービスでも人によって「繋がりにくかった」「安定していた」など感想にバラつきがあることも珍しくありません。

実際に自分で使って判断するのが確実でしょう。 自分で使って判断したいときは、自分に合わなければすぐに辞められるように、契約期間の縛りがなく、解約が無料でできるサービスがおすすめです。

違約金が発生するかどうか、発生するならどれくらいの料金なのか、というポイントは、ポケットWiFiを選ぶ上で重要な要素です。

ポイント2.回線速度

ポケットWiFiの回線速度は各社ごとに大きな違いはありません。

一方で、WiMAXが提供している回線は他社よりも速いという特徴があります。ポケットWiFiで回線速度を少しでもあげたいという場合は、ぜひ、WiMAXを検討してみてくださいね。

ポイント3.初期費用

ポケットWiFiのサービスを利用するには、月額料金の他に契約事務手数料などの初期費用が必要となります。

中には初期費用を抑えられるキャンペーンを打ち出しているサービスも。初期費用はポケットWiFiを選ぶ上で、始めやすさに直結する重要なポイントです。

ポイント4.ポケットWiFiの使用頻度

現在、ほとんどのサービスの仕様が100GBの月間通信量で落ち着いていることについては冒頭でお伝えしました。

100GBという通信量は、YouTubeの動画を1ヶ月間毎日、通常画質で14時間見られるレベルです。つまり、出先での仕事などでのみ使いたい人は持て余してしまう数字かもしれません。

サービスによっては低容量でその分価格が安くなるプランもあるため、自分が毎月どれくらいの通信量を使用しているか把握することは重要なポイントです。

ポイントごとにおすすめポケットWiFiを紹介

ポイントごとにおすすめポケットWiFiを紹介ポケットWiFiを選ぶための4つのポイントについて紹介しましたが、実際自分が求めている条件に合うポケットWiFiはどれか分からないという人もいるでしょう。

ここからは、下記ポイントを抑えたおすすめのポケットWiFiを紹介します。

  • 契約期間なしのポケットWiFi
  • 速度重視のポケットWiFi
  • 初期費用を抑えることができるポケットWiFi
  • データ通信量少なめで月額も安めのポケットWiFi

各ポイントでおすすめの会社を紹介しますので、ポケットWiFi選びの参考にしてくださいね。

「契約期間なし」のサービスなら使ってから判断できる

通信速度やデータ容量に不満があるのに契約期間の縛りがあって解約できないという、苦い経験がある人もいるかも知れません。 契約期間が決まっていないポケットWiFiを2社紹介します。

クラウドWiFi

クラウドWiFiクラウドWiFi(旧名:クラウドWiFi東京)は、長期の契約期間の縛りのないポケットWiFiです。

最低利用期間の1ヶ月が過ぎたあとは、違約金などの支払いなしにいつでも解約することができます。 月間100GBまで利用可能で、月額料金は3,718円(税込)、契約事務手数料(初期費用)が4,378円(税込)かかります。

また、海外135ヵ国で使えるなど、今後海外渡航が増える人にもおすすめできるサービスです。

下記記事でクラウドWiFi東京について詳細を説明していますので、ご確認ください。

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Chat WiFi

Chat WiFiChat WiFiは契約期間の縛りがなく、解約金が無料のポケットWiFiでありながら、月間200GBまでと他社以上に大容量の通信ができることが魅了となっています。

一方で月額料金は4,928円(税込)、契約事務手数料(初期費用)は4,378円(税込)と他社より割高で、また海外での利用ができない点がデメリットとして挙げられます。

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速度を重視したい場合

やはりインターネットを利用する際にはWebページの閲覧はもちろん、動画視聴もストレスなく行えるほうがよいです。

インターネットを快適に楽しみたい人におすすめの、速度重視のポケットWiFiを紹介します。

Broad WiMAX

Broad WiMAXBroad WiMAXは独自のWiMAX 2+回線を利用しており、ポケットWiFiの中でも回線速度が速いサービスです。

広告では「実質無制限」と表記されていますが、「月間100GB」などの月間制限がない代わりに、3日間で10GB以上の利用で翌日に大幅な速度制限(1Mbps)がかかる仕組みです。

制限がかからない1日限界利用量が3GB程度であるため、月間で快適に使える通信量を計算すると3GB×30日で90GBとなります。通信量という点では他社のサービスより劣ると言えるでしょう。

契約事務手数料(初期費用)は3,300円(税込)と平均的で、月額料金も始めは月額2,999円(税込)と安価ですが、3ヶ月目から3,753円(税込)、25ヶ月目から4,413円(税込)と徐々に高くなっていく仕様です。

一方、開通半年後に5,000円(非課税)のキャッシュバックと、初期費用20,743円(税込)が無料になるキャンペーンが実施されているので、ポケットWiFi選びで速度を重視したい方はぜひともチェックしてみてはいかがでしょうか。

マイナビニュース×Broad WiMAX特別コラボキャンペーン
株式会社マイナビ、株式会社Link Life 予告なく変更・終了
最短開通月の半年後の月末に5,000円キャッシュバック+初期費用20,743円(税込)が無料

  • キャッシュバックの申請が必要
  • 下記サイト経由でWEBフォームから申込み
  • 契約時に「安心サポートプラス」「MyBroadサポート」に初回加入
  • 開通半年後の月末時点で、初期契約解除・通常解約・キャンセルした人は対象外
下記ボタンより申し込み

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初期費用を抑えて手軽に導入できるキャンペーン

どのポケットWiFiを契約しても必ず必要なのが「初期費用」です。初期費用が無料になるキャンペーンを行っている会社を紹介します。

hi-ho Let’s WiFi

hi-ho Let's WiFihi-ho Let’s WiFiでは、先着1,000台の契約において事務手数料が0円になるキャンペーンを実施中です。

通信量は1日7GBという制限があるものの、それを守れば月間210GBまで大容量に使うことができます。月額料金は税込3,278円(7ヶ月目以降は税込4,730円)で、30日間の返金保証もあります。

キャンペーンは2021年5月31日までなので、少しでも安く始めたいと考えている人はすぐにチェックしてみてはいかがでしょうか。

鬼コスパキャンペーン新生活編
株式会社ハイホー 2021年5月31日まで
事務手数料0円+月額料金が3,278円(税込)に割引+30日間返金保証

  • 下記サイト経由でWEBフォームから申込みすると自動で適用
  • 月額の割引はプランにより適用期間が異なる
  • 初期契約解除・キャンペーン特典を受ける前にキャンセルした人は対象外
  • 返金保証の適用条件詳細は下記ボタンから公式サイトへ
下記ボタンより申し込み

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THE WiFi

THE WiFiTHE WiFiは2021年4月28日から現在にかけて、4ヶ月間利用料金0円キャンペーンを実施しています。

月間通信量は100GBまでで、月額料金は4,226円、契約事務手数料(初期費用)は3,300円です。

30日のお試し期間も設定されており、安価に始められ、なおかつ自分に合っているか使ってから判断することがてきる点が魅力となっています。

4ヶ月0円キャンペーン
株式会社 予告なく変更・終了
4ヶ月間月額料金0円

  • 「THE WiFi 100GB」もしくは「THE WiFi ライト 100GB」に申し込み
  • 4ヶ月0円キャンペーンと30日お試し期間は併用不可
下記ボタンより申し込み

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「たくさん使わないから安く済ませたい!」

あまりスマートフォンを使わない、LINEで連絡を取る程度という人は100GBのデータ量では持て余してしまうかもしれません。

少ないデータ量で月額費用を抑えられる会社を紹介します。

MONSTER MOBILE

MONSTER MOBILEMONSTER MOBILEは、1年契約のサービスで、月間通信量は20GBと50GBから選択可能です。

20GBの費用は月額2,090円(税込)+契約事務手数料(初期費用)3,300円(税込)となっています。

データ通信量が少なめの人にうってつけのサービスです。

\ MONSTER MOBILEを申し込む /

どうしても容量無制限でWiFiを使いたい場合は?

どうしても容量無制限でWiFiを使いたい場合は?ポケットWiFiは、残念なことに無制限で使うことができません。たとえ公式HP上で、「月間データ使用量無制限」と謳っていても、その実は「3日間で10GBに達すると速度制限がかかる」などの条件が設定されています。

200GBなどの大容量で契約できるサービスも存在しますが、それでも容量が足りないと感じる人は、そもそもポケットWiFiの利用がライフスタイルに合っていない可能性も検討しましょう。

毎月容量ギリギリになるほどの通信量を使う人、あるいはどうしても無制限でWiFiを使いたい人は以下2つの方法を参考にしてください。

  • 固定回線を利用する
  • SoftbankAirを利用する

最善策は固定回線の利用

ポケットWiFiは手軽だからこそ選びたいものですが、通信量や不安定さはどうしてもデメリットとして付き纏います。

データ通信容量を考えずに使いたいなら、ポケットWiFiという選択肢をやめ、固定回線(光回線)の導入を検討してみてもいいかもしれません。

サービスによっては簡潔な工事で済むものや、高額なキャッシュバック、既に契約している回線を解約するために支払う料金を補填してもらえる引っ越しサポートなどが充実したものもあります。

外で使う用に安めのポケットWiFiを契約し、自宅では固定回線を契約して快適な速度・環境でインターネットを利用するのもおすすめです。

固定回線を検討される場合は、下記記事を参照してください。

光回線の種類サムネイル

【意外と単純】光回線の種類はいくつある?それぞれの特徴や違いを解説

2021.4.7

SoftBank Airなら工事不要

固定回線も検討しているけど工事がどうしても面倒、すぐに使いたいという場合は、コンセントに挿すだけですぐにWiFiを利用できるSoftBank Airを検討してみてはいかがでしょうか。

対応エリアも広く、建物の構造などに左右されずに利用することができます。

Softbank Airについては下記公式HPにてご確認ください。

Softbank Air|Softbank

容量無制限WiFiのよくある質問

容量無制限WiFiのよくある質問容量無制限のポケットWiFi、あるいは大容量で手軽に使えるポケットWiFiを探している人のよくある質問についてまとめていきます。

下記4つの質問にお答えします。

  • ここに入力法人利用は可能か
  • お試し期間はあるか
  • 端末をレンタルできるか
  • 海外でも無制限で利用できるポケットWiFiはあるか

疑問を払拭して納得した上で、ポケットWiFiを選ぶことで失敗することなく契約できますよ。

法人利用できる?

個人利用ではなく、法人利用に対応しているさまざまなポケットWiFiサービスが存在します。

また、法人で使う場合は社員全体の月間使用量や利用期間を計算して、個人利用とは異なる視点でプランを検討する必要があるでしょう。

お試し期間はある?

THE WiFiなどの一部のサービスでは、30日間のお試し期間が設けられているものがあります。

同じ製品とサービスでも、ユーザーそれぞれの環境や端末の個体差によってパフォーマンスが変わる可能性もあるため、お試し期間があれば積極的に活用しましょう。

端末をレンタルできる?

年間の契約をせずに、レンタルで数日間のみ借りられるポケットWiFiも存在します。

例として、SoftBankからは1日580円(税込)で、容量無制限で利用できるレンタルポケットWiFiが提供されいてます。

なお、無制限と表記されていますが、時間帯や通信状況により制限がかかる仕様になっているようです。

海外でも無制限に使えるものは?

海外利用に特化したポケットWiFiとして、世界91ヵ国で無制限プランを展開しているGLOBAL WiFiがあります。

また、この記事でも取り扱ったクラウドWiFiも世界125ヵ国で利用可能です。海外渡航中に使用したい方は、これらのサービスを検討してください。

容量無制限でないポケットWiFiを検討しよう

容量無制限でないポケットWiFiを検討しよう通信障害などのトラブルを通して「容量無制限」のポケットWiFiは姿を消したものの、今はさまざまなライフスタイルに合わせた非常に豊富なサービスが展開されています。

最後に、今回記事内で紹介した100GBのポケットWiFiを改めてまとめておきます。

  1. クラウドWiFi(クラウドWiFi東京)
  2. Chat WiFi
  3. Broad WiMAX
  4. hi-ho Let’s WiFi
  5. THE WiFi
  6. MONSTER MOBILE

人によっては、通信量以外の要素に注目することで、より快適なポケットWiFiを利用できるかもしれません。

通信容量だけに捉われずに、自分がどういった形でポケットWiFiを利用したいかを考え、適切なプランを検討してみてはいかがでしょうか。

ポケットWiFiについては以下の記事でも詳しく紹介していますので、よかったら参考にしてください。

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【41プラン比較】本気で厳選!安いポケットWiFiおすすめランキング|2022年9月最新

2020.12.1

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