Softbankといえば携帯電話のキャリアとして有名ですが、実はポケットWiFiも提供しています。
今回は、そんなSoftbankのポケットWiFiにどれぐらいの実力があるのか迫っていきます。
ポケットWiFiはスマートフォンなどに接続することで家の外でインターネットを楽しめるだけでなく、宅内に引き込む固定回線の代わりにしていらっしゃる方も。
今回の記事ではSoftbankポケットWiFiの種類や選び方、メリット・デメリットを徹底的に解説したいと思います。
目次
1.SoftbankのポケットWiFiとは?
ここでは、SoftbankのポケットWiFiサービスを解説します。
SoftbankのポケットWiFiには携帯電話のキャリアならではのサービスがあります。
Softbankのスマートフォンを使っている方でしたら、SoftbankのポケットWiFiをより便利に使いこなすことができるでしょう。
1-1.データシェア
データシェアプランとは、一言でいえば携帯電話とポケットWiFiとでデータ量を分け合うプランのことです。
例えば、Softbankで一番データ容量の大きい「ウルトラギガモンスター+」では50GBのデータを毎月使えます。
この50GBを親回線として、最大で5台まで子回線と共有できるのがデータシェアプラン。
データシェアグループのどこかにSoftbankポケットWiFiを入れておけば、Softbankと契約していない端末でもインターネットが使えて便利です。
例えば、タブレット端末のWiFi専用モデルを外出先で使うにはフリーWiFiに繋ぐかスマホのテザリングを利用する必要がありました。
しかし、フリーWiFiはどこにでもある訳ではありませんし、スマホのテザリングはバッテリーを大きく消耗してしまいます。
そこでSoftbankのポケットWiFiを持っていると手軽にタブレットでインターネットを楽しめるようになります。
1-2.データし放題
現在は「ミニモンスター for データ」、「ウルトラギガモンスター+ for データ」のプランに統一されてしまいましたが、以前は「データし放題」というプランがありました。
これはSoftbankのポケットWiFiのみで使うプランで、データ容量を使い放題なのでとても便利なプランでした。
現在はSoftbankポケットWiFiでは最大で50GBの「ミニモンスター for データ」、「ウルトラギガモンスター for データ」のどちらかを使うことになりますが、いずれ「データし放題」プランが復活すればより便利にSoftbankポケットWiFiが使えるようになるので今後に期待したいですね。
2.SoftbankポケットWiFiメリット

さて、ポケットWiFiならではのプランも整備されているSoftbankポケットWiFiにはどんなメリットがあるのでしょうか?
まず、現在SoftbankのポケットWiFiで使える機種ですが「802ZT」の1機種のみとなっています。
「えっ、選択肢は他に無いの?」と思う方もいらっしゃると思いますが、「802ZT」のスペックを見ると印象もきっと変わるでしょう。
802ZTのスペック表 | |
最大通信速度 | 最大988Mbps |
バッテリー容量 | 3000mAh |
以前はあまり性能の高くないポケットWiFiしか使えませんでした。
しかし、現在では光回線の最大1Gbpsに迫る最大988Mbpsという通信速度に、ポケットWiFiとしては大容量の3000mAhというバッテリーを搭載したハイスペックな端末が使えます。
また、SoftbankポケットWiFiには機種変更時のキャンペーンや月額料金の割引が定期的に開催されていて、いつでもおトクに契約できるのがメリットです。
ただ、金額にすると10,000円~12,000円ぐらいの特典が多く、ポケットWiFiを取り扱う他社の方が魅力的なキャンペーンを行っているので正直言って少し微妙かもしれません。
3.SoftbankポケットWiFiデメリット
次に、SoftbankポケットWiFiのデメリットを解説します。
ポケットWiFiはどうしてもWiMAXなどが比較対象となりますので、それらのポケットWiFiサービスと比べると見劣りしてしまう面があるのが現実です。
デメリット1.無制限プランがない
まず、SoftbankポケットWiFiはSoftbankの携帯電話事業のオマケで提供されているサービスですので、無制限プランがありません。
WiMAXなどのポケットWiFiサービスには無制限プランがあるのが一般的ですが、SoftbankポケットWiFiは最大でも50GBまでしか使えません。
ですので、50GBでも十分という方や、スマートフォンとデータ量を共有して使うライトユーザーならともかく、インターネットのヘビーユーザーでしたらデータ量が不足してしまうデメリットがあるでしょう。
デメリット2.料金が高くなる
SoftbankポケットWiFiはどうしても料金が高くなってしまいがちなのもデメリットです。
WiMAXなどのポケットWiFiサービスが安ければ3,000円台で無制限プランを使えるのに対し、SoftbankポケットWiFiにはそもそも無制限プランがありません。
また、データ容量が最も大きいウルトラギガモンスター+ for データ」は50GBで毎月7,480円と、ちょっと契約をためらってしまうような金額です。
キャンペーンや割引で多少安くなっても、料金面では他のポケットWiFiサービスに大きく遅れを取っているのが現状といえます。
データシェアプランなど使い方によってはメリットのあるSoftbankポケットWiFiですが、そもそもおトクに使いたい方が選ぶべきサービスかどうかは疑問があります。
解約金にも注意が必要
SoftbankポケットWiFiは解約金にも注意しておく必要があります。
データプランの利用ですので、Softbankの通話プランのように2年契約の解約金(9,500円)は発生しません。
ただし、ポケットWiFiの残債(27,000円)は返済する必要があるため、早期の解約にはそれなりの解約金が発生することを覚悟しておきましょう。
デメリット3.通信速度が遅い
SoftbankポケットWiFiは機種こそ最新なので最大988Mbpsの通信速度が出せます。
ただ、回線自体は携帯電話と共通ですので実際にはそれだけの速度が出るのは期待できません。
以前はポケットWiFiの機種そのものが低スペックだったので今よりも通信速度が遅く、改善してはいるようです。
ただし、WiMAXのようにポケットWiFiとしての使用を前提としたサービスと比べると見劣りしてしまうでしょう。
通信の最適化による影響も
通信の最適化とは、通信速度が遅くなるのに合わせて読み込むデータを省略することで画質が荒くなったり、動画や画像の読み込みに時間がかかってしまう現象のことです。
通信の最適化というと聞こえは良いですが、要するに動画や画像のデータを一部切り捨てることなので、どうしても画質は悪くなってしまいます。
4.結論!おすすめはWiMAX
ここまでSoftbankポケットWiFiの概要やメリット、デメリットを紹介してきました。
そこで一つの結論なのですが、SoftbankポケットWiFiよりもWiMAXの方がおすすめできます!
ここでは、WiMAXがおすすめな理由をご紹介したいと思います。
理由1.無制限プランがある
SoftbankポケットWiFiよりもWiMAXがおすすめな理由のうち、一番大きいのが「無制限プラン」があるというものです。
毎月のデータ容量が決められていると、動画を見るのにわざわざ画質を落として視聴するといったケースが出てきます。
しかし、WiMAXならデータ量が無制限なので画質も常に最高品質で楽しめます。
以前はSoftbankポケットWiFiにも無制限プランはあったのですが、消滅してしまった今はSoftbankWiFiを選ぶメリットはほとんどないと言えるでしょう。
Youtubeも見れる!速度制限は緩い
無制限プランのあるWiMAXならYoutubeなども動画配信サイトも視聴し放題です。
WiMAXにも「3日で10GB」という速度制限の基準はあるのですが、実際にはなかなかYoutubeだけでそこまでデータ量を消費しません。
「動画を見ていない時にも流し続ける」「重いファイルを常に送受信し続ける」といったちょっと特殊な使い方でもしない限り、無制限プランは実質的に「データ使い放題」と考えて差し支えないでしょう。
理由2.料金も安い
WiMAXはSoftbankポケットWiFiと比べて料金も安いです。
WiMAX | SoftbankポケットWiFi | |
データ量 | 無制限 | 最大50GB |
月額料金 | 3,000円台~ | 7,000円以上 |
こうして比べてみると一目瞭然ですね。
SoftbankポケットWiFiは「データシェア」プランで複数台まとめて契約する人でしたら使い道もあるのですが、単体で契約するのには向きません。
一方、WiMAXは自宅に回線を引き込んでインターネットを使う固定回線の代わりにも使えるほど便利なものです。
しかも、月額料金が3,000円台~と大変安く、メリットの大きいポケットWiFiサービスです。
理由3.通信速度が速い
WiMAXの通信速度は最大1.2Gbpsと、最大1GBpsの光回線と比較しても速い水準です。
一方、SoftbankポケットWiFiも最新機種では最大988Mbpsとかなり健闘はしていますが、実際は回線が携帯電話のものと共通なので最大838MbpsとWiFiルーターの最大値も発揮できていません。
ポケットWiFiサービスの通信速度はベストエフォート(理論上の最大数値)なので、実際には低い数値が出ます。
そのため、最大速度が少しでも速いサービスを選ぶのがポケットWiFiを快適に使うためのコツです。
5.WiMAXを申込むならGMOとくとくBBがおすすめ
WiMAXの数あるプロバイダのなかでも、特におすすめなのが「GMOとくとくBB」。
「GMOとくとくBB」は解約金もなく、キャッシュバックも受け取り忘れがないのでとにかくムダがありません。
よくあるのが、キャッシュバックの受け取りに必要なパスワードや受け取りまでの期日を忘れていて、結局受け取れなかったというケース。
「GMOとくとくBB」なら確実にキャッシュバックを受け取れるようになっているのも魅力です。
また、月額割引も充実しているので他のプロバイダと比べてもおトクに使えます。
理由1.プロバイダの中でも最安級の月額料金
「GMOとくとくBB」はWiMAXを取り扱っているプロバイダの中でも最安級の月額料金です。
月額料金は最安で3,609円~で使える上に、キャンペーンでキャッシュバックをしている時期でしたら実質的な料金はもっと安くなります。
また、端末代金や端末の送料も0円なので月額料金だけでなく初期費用を抑えられるのも魅力的です。
「WiMAXをとにかく安く始めたい!」という方は「GMOとくとくBB」の利用を検討してみると良いでしょう。
理由2.解約金が高くない
「GMOとくとくBB」は解約金が抑えられているのもおすすめの理由です。
確かに、解約違約金の24,800円という数字が設定されているのは事実です。
ですが、「GMOとくとくBB」には「20日以内キャンセル」という制度があり、エリア判定で○が出ているのに電波が届かないケースでは契約をキャンセルできます。
WiMAXの導入でどうしても不安なのが開通初期の電波状態です。
「GMOとくとくBB」は最初の20日以内なら無料で解約できるので、その期間でWiMAXの電波に不満がなければ解約金が発生しなくなる期間まで何の問題もなく使い続けられ解約金を実際に支払うことはあまりありません。
理由3.最新機種が無料で使える
「GMOとくとくBB」は通信に必要な端末を無料で、しかも最新機種を提供してくれます。
WiMAXはポケットWiFiを利用した通信サービスですので、端末代金が発生するのが一般的です。
しかし、「GMOとくとくBB」は最新のポケットWiFi端末が無料、そして契約してから最短で即日発送してくれるので高速のWiMAXがすぐに使えるようになります。
最新機種の端末が送られてきますので、その性能に信頼が置けるのは言うまでもありません。
6.WiMAXを最もお得に申込むための6STEP
最後に、WiMAXをとにかくお得に申し込むための方法を6STEPでご紹介したいと思います。
誰でもカンタンにできる方法ですので、WiMAXに興味がある方は順番に試してみてくださいね。
STEP1.通信エリアを確認する
WiMAXは無線のインターネット通信ですので、電波が提供されているエリアかどうかを最初に確認しておく必要があります。
通信エリアを確認する方法もいくつかあるのですが、最も確実なのが「ピンポイントエリア判定」です。
プロバイダのHPにアクセスし、「ピンポイントエリア判定」をクリックすると「建物種別」・「住所」を入力する欄があります。
ここに自分が住んでいる物件の情報を入力すると、WiMAXの電波が届くエリアかどうかが一発で判定されます。結果が「○」だったら迷わずWiMAXに加入できますね。
STEP2.プロバイダの公式HPから申込む
WiMAXに申し込むときは、代理店ではなくプロバイダの公式HPから申し込むのが最もおトクな方法です。
代理店を挟んでしまうと、どうしてもマージンが代理店側に支払われてしまうのでユーザーに還元される分が少なくなってしまいます。
「キャッシュバック」や「月額料金の割引」の数字に関わってくる点ですので、WiMAXは必ずプロバイダの公式HPから申し込むのがポイントです。
STEP3.どのプランにするか決める
次に、利用するプランを選択しましょう。
WiMAXのプランは大きく分けて「無制限プラン」と「容量固定プラン」の二つがあります。
「無制限プラン」は毎月使えるデータ容量が無制限な代わりに、料金は少し高くなります。
また、無制限と言っても「3日間で10GB」を超えると速度制限がかかる点は留意しておきましょう。
「容量固定プラン」は使えるデータ容量が決められている分、月額料金は控えめです。
ご自身の利用スタイルに合わせてプランを決めると良いでしょう。
STEP4.機種をどれにするか決める
次に、ポケットWiFiの機種をどれにするか決めます。
「GMOとくとくBB」のように最新機種でも無料のプロバイダであれば迷わず最新機種を選ぶと良いかと思います。
機種によって端末代金が違うプロバイダでしたら、最新機種~旧機種までそれぞれのスペックと料金を比較しながら決めてください。
ポイントとしては、「通信速度」についてはできるだけ妥協せずに高速通信に対応しているモデルを選ぶことです。
STEP5.申し込み
プロバイダの公式HPから「プラン」と「機種」を決めたら、後は個人情報や支払い情報を登録して申し込みを進めます。
クレジットカードをお持ちの方でしたら番号を入力するだけで申し込みができるので手軽です。
「口座振替」を希望する場合は本人確認書類のやり取りが発生しますので、少し手続きまでに時間がかかります。
また、対面での手続きをしたい方は「UQ-WiMAX」など実店舗の多いプロバイダを選ぶと良いでしょう。
STEP6.機器到着・設定
機器が手元に届いたら、初期設定を行いましょう。
WiFiルーターにSIMカードをセットし、WiFiルーター側でID・パスワードを表示させたら接続したい機器(パソコンやスマホなど)のWiFi設定に入力します。
すると、ID・パスワードを入力した機器とWiFiルーターが繋がった状態になりますので、WiMAXを利用できるようになります。
もちろん、外出先でも使えますのでお出かけの際にはWiFiルーターを忘れないようにだけ気をつけてくださいね。
まとめ
今回は、ポケットWiFiサービスの一つ、SoftbankポケットWiFiについて徹底解説しました。
SoftbankポケットWiFiにはメリットもいくつかあるのですが、むしろデメリットの方が上回っている印象であまりおすすめできません。
ポケットWiFiサービスを利用するならWiMAX、それも「GMOとくとくBB」をプロバイダに選ぶのがおすすめ。
通信速度、料金ともにきっと満足するサービスが受けられて快適なネットライフを送れますよ。
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