「Cモバイル(C mobile)」の契約を考えていますか?
Cモバイルは、ドコモ回線を利用することができる非常に珍しいモバイルWiFiサービスです。
他社のモバイルWiFiはクラウドSIMを利用したものが増え、au・ドコモ・Softbankの3社を利用できるものの、都度繋がりやすいものに切り替えるため、通信が不安定なこともあります。
一方で、Cモバイルは、常時ドコモ回線を利用するので、速度も安定しており魅力的なモバイルWiFiです。
在宅での仕事の機会が増えている今、電波の繋がりのよさと速度の速さは、モバイルWiFiにおいて大事なポイントです。
しかし、厳しい速度制限があったり、体感速度が安定しなかったりするなど、使いにくい一面もあります。
今回の記事では、Cモバイルの評判・口コミを交えながら、Cモバイルについて解説します。
読み終わるころには、Cモバイルを契約するべきかどうか分かりますよ。
目次
1.Cモバイル(Cmobile)とは【基本知識】

Cモバイルは、ドコモの回線が使用できる点が最大の特徴です。
Cモバイルの基本情報を表にまとめました。
(税込)
プラン | 使い放題プラン | 5G制限プラン |
月額料金 | 3,960円 | 3,080円 |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード |
契約期間 | 3年 | 3年 |
解約違約金 | 1~36ヵ月:10,450円 | 1~36ヵ月:10,450円 |
3日間制限 | あり(3日間で2GB) | 3日間で500MBまで |
端末 | FS030 W | FS030 W |
物理SIMスロット | docomo | docomo |
最大速度 | 下り:最大150Mbps
上り:最大50Mbps |
下り:最大150Mbps
上り:最大50Mbps |
端末料金 | 月額月賦 | 月額月賦 |
ドコモのクロッシィ電波使用により、サービスエリアは全国主要都市の実人口カバー率99%を超えています。
本体端末は3年間の契約で月額料金から分割払いをする買い取り型となっています。
ここからは、料金プラン・解約違約金・接続エリアなど詳しく見ていきましょう。
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1-2.料金プラン
Cモバイルには、以下の2つの料金プランがあります。
- 使い放題プラン
- 5G制限プラン
どちらも3年の契約期間が設けられています。
各プランについて見ていきましょう。
使い放題プラン
使い放題プランの特徴は「データ容量の制限がない」ことです。ただし、当日を含む3日間の合計データ通信量が2GBに達すると速度制限がかかります。
月額料金は3,960円(税込)で、本体端末代金が月額料金に含まれています。
3年間で本体端末の料金は払い終わりますが、その後、割引ということはなく、37ヶ月以降の使用でも月額料金は変わらず3,960円(税込)です。
支払いの内訳は以下のとおりです。
(税込)
基本料金 | 3,960円 |
ルーター本体価格 | 1,430円 |
月割 | ⁻1,430円 |
支払い月額(36回まで) | 3,960円 |
支払い月額(37回以降) | 3,960円 |
5G制限プラン
5G制限プランは、月額料金を抑えたい人向けのプランです。
こちらは安い分、通信データ量の制限が使い放題プランより厳しく、当日を含む3日間の合計データ通信量が500MBに達すると速度制限がかかります。
月額料金は、3,080円(税込)で、本体端末料金が月額料金に含まれています。
使い放題プランと同じで、3年間で本体端末の料金は払い終わりますが、その後、割引ということはなく、37ヶ月以降の使用でも月額料金は変わらず3,080円(税込)です。
支払いの内訳は以下のとおりです。
(税込)
基本料金 | 3,080円 |
ルーター本体価格 | 1,430円 |
月割 | ⁻1,430円 |
支払い月額(36回まで) | 3,080円 |
支払い月額(37回以降) | 3,080円 |
1-3.解約違約金
Cモバイルには、他社と比べて長い3年の契約期間があります。
期間内に解約を行った場合、契約解除料金10,450円(税込)を支払わなければなりません。
また、本体端末が月額料金から分割払いの契約となっているため、3年以内に解約を行った場合、1,430円(税込)×残り月数の残責を支払う必要があります。
更新月に解約をした場合は解約金を払う必要はありません。更新月は、契約から37か月目です。
1-4.速度制限の有無
Cモバイルの速度制限はとても厳しく、以下の条件で速度制限がかかります。
- 使い放題プラン:3日間で2GB使用
- 5GBプラン:3日間で500MB使用
1-5.接続エリア
Cモバイルは、ドコモのクロッシィ電波を使用しているので、ドコモのエリアであれば繋がります。
契約前に、自分の住んでいるエリアがカバーされているかドコモ通信・エリアから確認してみてください。
1-6.端末
Cモバイルで使用している端末は「FS030W」です。

FS030Wの端末スペックは、以下のとおりです。
端末名 | FS030W |
寸法 | 高さ74.0mm×幅74.0mm×厚さ17.3mm |
ディスプレイ | あり |
重量 | 約128g |
連続使用可能時間 | 無線LANオフ時:約600時間
利用時:約20時間 |
最大速度 | 下り最大速度:150Mbps
上り最大速度:50Mbps |
同時接続台数 | 15台 |
2.Cモバイルのメリットとデメリット

契約する前に知っておきたいのが「メリットとデメリット」ですよね。
とくにデメリットは、契約してから後悔しないように、しっかりと確認しておきましょう。
メリット1:ドコモ回線を使用できる
Cモバイルのメリットは、ドコモのクロッシィ電波を使用できるという点です。
常時ドコモの回線が使えるポケットWiFiは少なく、利用可能エリアが公式サイト上では「日本全国99%以上」と謳っています。
メリット2:端末が優秀
Cモバイルの提供するFS030Wは、無線LAN接続時の連続使用時間が20時間と長時間使用できる優秀な端末です。
外出時に1日中使用しても、電池切れを気にする必要がありません。
デメリット1:速度制限の上限がシビア
Cモバイル一番のデメリットは速度制限の上限についてです。
使い放題プランでは3日間で2GBまで、5GB制限プランでは3日間で500MBまでとかなり少なく設定されています。
ここまで速度制限の条件が厳しいと、すぐに速度制限にかかってしまうため非常に不便です。
デメリット2:端末の設定料金が高い
Cモバイルは3年以内に解約を行うと、端末代金(税込1,430円×残りの契約月数分の残債)の支払いが必要となります。
Cモバイルの端末代金は税込1,430円×36ヶ月=51,480円と、非常に高額な価格設定に設定されています。
しかし、Cモバイルで利用できる端末FS030Wは通販サイトなどで17,000円前後で購入できる端末です。
CモバイルのFS030Wの設定価格はとても高く、お得ではありません。
3.Cモバイルの評判・口コミ

メリット・デメリット以上に気になるのが、実際にCモバイルを使用している人の口コミですよね。
今回、残念ながらCモバイルの口コミと評判が見つからなかったので、ドコモXi(クロッシィ)電波と、ドコモ電波に関する評判をご紹介します。
評判1.電波が安定している
長年Ymobile電波(ソフトバンク)使ってきたので、
今ドコモ電波(日本通信)の威力を感じている。
長いトンネルの中ギガ数の為に替えたのに
嬉しい誤算😍#こんなにも電波の差#日本通信#旅人#mvno pic.twitter.com/E2ItHerhEz— よんなよんな (@hellodotokinawa) December 25, 2020
ドコモでは、顧客からの電波状況に関する意見・要望を調査したデータをもとに基地局の建設計画を立てています。
常に電波改善を行っている結果が、安定した電波提供につながっているのでしょうね。
評判2.場所により繋がらない
実家にはクロッシィ電波があまり飛んでないのだろうか。通信がとても遅い。
— みおる (@ic_mio) July 9, 2013
「家の前だと繋がるのに、家の中では繋がらない」という口コミもありました。
ドコモの通信・エリアでは使用している場所がエリア内に入っていても、実際使うと繋がらないという場合もあるようです。その場合は、8日以内であればクーリングオフができます。
評判3.通信速度が遅い
クロッシィ電波悪すぎ(-.-#) 改善求。
— なめこそば (@nameko18_SUBARU) December 26, 2012
通信速度と繋がりが悪いという口コミも多く見かけました。
繋がりがよいと言われているドコモのクロッシィ電波だけにショックですね。
しかし、10年ほど前の投稿なので、現在電波の繋がりと通信速度がどう改善しているのか気になりますね。
4.Cモバイルがおすすめな人・おすすめできない人

ここまでCモバイルの情報について見てきました。
「Cモバイルを契約するべきか」と悩んでいる人のために、Cモバイルがおすすめな人と、おすすめできない人をお答えします。
契約するべきかどうかの判断のひとつにしていただきたいです。
おすすめな人1:アウトドア好きな人
おすすめな人は、山や海に行く機会が多い「アウトドア好きな人」です。
ドコモのクロッシィ電波は、山間部に強いことが特徴で、海上対策専用アンテナを設置しているので海上でも使用可能です。
山と海で電波が繋がることは、命を守ることでもありますね。
ドコモでは、山の環境に合わせた方法で、登山でも繋がるエリアを広げる努力をしています。
ドコモのホームぺージでは「携帯電話がご利用いただける登山道」を確認することができます。
また、クロッシィ電波は地下にも強い特徴を持っています。通勤や移動中など、地下でインターネットを使用したい人にもおすすめです。
ドコモの「携帯電話がご利用いただける地下の駅・駅間」で、お使いの駅がエリアに入っているかどうかを確認してみてください。
おすすめな人2:サイトの閲覧とメッセージの送受信が使用メインな人
電波の繋がりがよく、山間部や地下に強いCモバイルですが、速度制限が厳しいことが難点です。
3日間で2GBという制限は、動画をよく見る人には不向き。サイトの閲覧や、メッセージの送受信がメイン使いの人なら制限がかかる心配は少ないでしょう。
ここからは、おすすめできない人を解説します。
おすすめできない人1:安いモバイルWiFiを探している人
Cモバイルは他社と比べて月額料金が高めの設定です。また、キャンペーンや割引を頻繁に行っていないので、お得に契約したい人にはおすすめできません。
おすすめできない人2:動画のアップロードをしたい人
動画のアップロードをしたい人もおすすめできません。
3日間で2GBに達するとかかる速度制限は、他社と比べると驚くほど厳しいです。
動画のアップロードだけではなく、ダウンロードや、動画再生をメインに使用したい人にもおすすめできません。
おすすめできない人3:長い契約期間が不安な人
Cモバイルの契約期間は3年です。
3年以内に解約すると「解約違約金」が10,450円(税込)かかります。さらに、Cモバイルは月賦にて端末代を支払うので、残りの端末代金も支払わなければなりません。
長い契約に不安がある人にはおすすめできません。
おすすめできない人4:海外でもCモバイルを使用したい人
Cモバイルが扱っている端末「FS030W」は、日本国内の通信業者以外には対応していません。そのため、海外では使えません。
海外でのモバイルWiFi使用を考えている人は、他社のモバイルWiFiを検討しましょう。
5.Cモバイルのよくある質問

Cモバイルのメリットやデメリットなどを見てきましたが、まだ疑問点がある人もいるでしょう。Cモバイルのよくある質問を、下記5つにまとめました。
- クロッシー(Xi)とは?
- 海外で利用できるの?
- 保証サービスの詳細は?
- 運営会社はどこなの?
- 通信状況のチェックはできる?
Cモバイルの特徴である「クロッシィ」についても、分かりやすくわかりやすくお答えします。
Q1.クロッシー(Xi)とは?
Cモバイルが利用しているクロッシーは、ドコモのLTEを使用した通信サービスのブランド名称です。
mova(ムーバ)やFOMA(フォーマ)なんて言葉を覚えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?movaは非常に古い回線のブランド名で、FOMAがドコモの3Gのブランド名称です。
現在、NTTドコモではガラパゴスケータイ(ガラケー)にはFOMA、スマートフォンにはクロッシィが提供されています。
CモバイルはドコモのLTE回線を常時利用しているということです。
Q2.海外で利用できるの?
Cモバイルの海外での使用はできません。
FS030Wは国内のau、ドコモ、ソフトバンク系のSIM以外には対応していません。そのため海外でSIMを挿し替えて使うことはできません。
Q3.保証サービスの詳細は?
『ONLY WiFi 安心サービス』という端末補償を受ける事ができるサービスが、月額440円(税込)で提供されています。
このサービスは火災・盗難・紛失・破壊・落雷・水濡れといった症状に陥ってしまっても、リファビッシュ品の端末に2,200円(税込)で交換してもらえるサービスです。
他社サービスと同様に、契約時にしか入ることができません。
ONLY WiFi 安心サービスに加入していなかった場合は、機器の再購入費として33,000円(税込)が請求されます。
端末SIMが盗難・水没などで使えない場合は、再発行手数料として3,300円(税込)が必要です。
Q4.運営会社はどこなの?
Cモバイルは株式会社NEXT ONEという会社が運営しています。
会社の概要は以下の表のとおりです。
会社名 | 株式会社 NEXT ONE |
運営責任者 | 斉藤 徹 |
住所 | 〒150-0002
東京都渋谷区渋谷3-3-5 NBF渋谷イースト3F |
TEL | 0120-966-041 |
メールアドレス | info@c-mobile.jp |
サイト受付時間 | 10:00~20:00
※WEBからのお申し込み・お問い合わせは24時間無休 |
Q5.通信状況のチェックはできる?
できます。
ドコモの各種お知らせの中に「通信状況のお知らせ」項目があるので、こちらから通信状況を確認することができます。
Cモバイル契約方法

Cモバイルの速度制限は気になるところですが、クロッシィ電波の繋がりやすさは魅力的ですよね。
Cモバイルを契約したいと思っている人に、契約方法をご紹介します。
Cモバイルの契約方法は以下の2つ。
- CモバイルWebサイトから申し込み
- 電話による申し込み
その1.Webサイトから申し込み
CモバイルのWebサイトへいきます。
STEP1:新規申し込みボタンをクリック
Cモバイルホームぺージ内にある「新規お申込み」ボタンをクリックします。
STEP2:お申込みフォームに記載
「お申込みフォーム」に、契約者氏名・住所・電話番号など、契約者の情報を記載します。
STEP3:お申込みフォームを送信
お申し込みフォームの記載に間違いがないか確認したあと、送信ボタンを押します。
その2.電話によるお申込み
Cモバイルのお申込み窓口へ電話をかけて申し込みをします。
- 0120-966-041
- 受付時間:10:00~20:00 年中無休
- C mobile販売店 株式会社NEXT ONE
\ ドコモのクロッシィ電波を使用するなら /
Cモバイル以外のモバイルWiFiも要検討
Cモバイルは「ドコモクロッシィ電波」使用により、繋がりやすさが特徴のモバイルWiFiです。
山間部や地下に強い電波なので、地方在住者や地下での使用が多い人にはおすすめです。
しかし、月額料金の高さや制限速度の厳しさ、また3年という長い縛り期間から他社と比べて特別魅力があるとは言えません。
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