最近はSkypeなどのテレビ会議が定着し、リアルでの会議より多くなっている人もいるでしょう。ビジネス仕様となっているSkype for businessを使ったことがある人もいるはずです。
便利なSkypeですが、ギガ数の小さいプランで頻繁に使うとなると、データ量の不足が心配になりますよね。
じつはSkypeのデータ通信量は、他のテレビ会議サービスよりも少ないです。
本記事ではSkypeの一般的なデータ通信量の目安を紹介し、使用頻度に合わせたギガ数の設定、節約方法などを解説します。
Skypeのデータ通信量をしっかり把握することで、今後はデータ通信量の心配をせずに、安心してテレビ会議ができますよ。
目次
Skypeを1時間使用した場合の通信量

まず初めに一般的な会議時間である1時間、Skypeを使用した場合のデータ通信量から確認していきましょう。
ここからは、Skypeのチャット・トークの場合、音声通話の場合、ビデオ通話の場合と、3通りの使用方法に分けてデータ通信量の目安をご紹介します。
各機能の通信量を把握し、適切に使用できるようにしましょう。
チャット・トークの場合
比較的データ通信量が少ないチャット・トークを1時間使用した場合は、約30MBのデータ通信量となります。
通信量が少ないので気軽にチャット・トークをすることができます。
音声通話の場合
音声通話を1時間使用した場合は、約36MBのデータ使用量となります。
ビデオ通話と比較するとデータ通信量が少なく、チャット・トークとあまりデータ通信量が変わらないので、こちらも気軽に使用することができます。
ビデオ通話の場合
データ通信量が一番大きいビデオ通話を1時間した場合、データ通信量は約240MBとなります。
音声通話と比較するとその差は8倍と、ビデオ通話のデータ通信量が大きいことが分かります。
ビデオは情報量が多いのでどうしてもデータ通信量が大きくなってしまいます。
データ通信量を気にしている人は、ビデオ通話をしている際のデータ通信量の目安を頭にいれて使用するのがよいでしょう。
1GBでSkypeはどれくらい使用可能か
Skypeを1時間使用した場合のデータ通信量の目安を紹介しましたが、格安スマホなどの最小ギガ数でよく採用されている1GBではどのくらいSkypeをすることができるのでしょうか。
ギガ数が少ないプランの場合、WiFi環境で使用できないとなると通信量が気になりますよね。
1GBで使用できる時間を確認し、自分の使用方法、使用頻度に合わせて適切なプランを選択するようにしましょう。
チャット・トークの場合
チャット・トークの場合は、1GBでは約30時間使用することができます。
1日1時間使用したと仮定すると、ちょうど1ヶ月間で1GBです。
1日1時間のチャットが多いのか少ないのかは、ひとそれぞれですが、1GBでも比較的しっかり使えます。
音声通話の場合
音声通話の場合は、1GBだと約27時間使用可能となります。
チャット・トークと同様に1日1時間程度使用した場合、約1ヶ月間で1GBとなります。
こちらも使用用途により異なりますが、たとえばビジネス用途だと1GBだと物足りない可能性があります。
ビデオ通話の場合
ビデオ通話の場合は、1GBだと4時間使用可能となります。
1ヶ月で4時間の使用となると、1週間で1時間しか利用できない計算になります。
テレビ会議が増えてきている昨今だと、1週間で1回1時間だとビジネス用途では厳しいでしょう。
自分のテレビ会議、ビデオ通話の頻度を確認し、適切なギガ数を選ぶようにしましょう。
他のテレビ会議サービスとの通信量を比較

Skype以外にも、ZoomやMicrosoft Teamsなどビデオ通話サービスは複数あります。
各ビデオ通話サービスと比較した場合、Skypeのデータ使用量は多いのか、少ないのか比較してみましょう。
今回はZoom、LINE、Google Meetの3つのサービスで、ビデオ通話を利用する場合のデータ使用量と比較していきます。
環境や条件によりデータ通信量は変動するので、目安として参考にしてください。
Zoomビデオ通話と比較
テレビ会議の代名詞として人気のあるビデオ通話サービス、Zoomのデータ使用量を確認してみましょう。
Zoomで1時間のビデオ通話をした場合のデータ通信量は約600MBとなります。
Skypeが約240MBなので、ZoomよりSkypeのほうがデータ通信量が比較的少ないのが分かります。
Zoomのデータ使用量の詳細を知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
LINEビデオ通話と比較
友達や恋人とビデオ通話をするときはLINEを使う人は多いのではないでしょうか。
人気があり、使用頻度の高いLINEで1時間のビデオ通話をした場合のデータ通信量は約307MBとなります。
大差はありませんが、LINEよりもSkypeのほうが通信量が少なく済むことが分かりました。
Google Meetビデオ通話と比較
Googleが提供しているビデオ通話サービスのGoogle Meetも人気の高いテレビ会議サービスです。
Google Meetsを使用してビデオ通話を1時間した場合のデータ使用量は約600MBとなります。
条件や使用環境、使用方法によりデータ使用量が変動するため、紹介したデータ使用量は参考の目安です。
それを踏まえても、Skypeは他のビデオ通話サービスと比較してデータ使用量が少ないのが分かります。
もしデータ使用量を気にしているのであれば、Skypeの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
Skype使用時の通信量節約方法
Skypeでビデオ通話をする場合にデータ通信量が気になる人は、できるだけ節約をしながらビデオ通話をすることをおすすめします。
できるだけ節約をすることでギガ数の少ないプランに乗り換えることができるかもしれません。
Skypeを使用する際に実践できる節約方法をいくつか紹介します。
- 音声通話を使用する
- WiFiを使用する
- 低速モードで使用する
まずはビデオ通話ではなく、極力音声通話を利用することでデータ通信量を節約することができます。
映像を映しながら通話をする必要がとくにないのであれば、音声通話に切り替え、データ通信量を節約するとよいでしょう。
次にできるだけWiFi環境でビデオ通話をするようにしましょう。
WiFIを繋げることができる場面では積極的にWiFiを使用することで、データ通信量を気にすることなく、ビデオ通話を楽しむことができます。
WiFiを使うことができる場合はWiFiを使用し、スマートフォンのモバイルデータ通信をできるだけ使わないようにしましょう。
また、格安SIMなどであれば低速モードで通信をおこなうことで、節約することもできます。
プランによっては低速モードでも1Mbpsの速度がでる場合があり、通信に支障がなければ高速データ通信量が減らずに、ビデオ通話をすることができます。
ただし、低速モードなのでうまく通信ができなかったり、途中で途切れたりしてしまう場合もあるので注意しましょう。
1Mbpsの速度でできること、できないことは以下の記事を参考にしてください。
Skypeのデータ通信量を把握し効率的に使おう!

Skypeのデータ使用量の1時間あたりの使用量や、1ギガでの使用時間の目安などを紹介しました。
目安を覚えておくことで自分にとって適切なギガ数を把握することができます。そのおかげでスマートフォンのギガ数を減らし、節約することができるかもしれません。
また、今までは意識せずに使用してきた人も、節約方法などを参考にできるだけデータ通信量を減らす努力をしてみてもよいでしょう。
テレビ会議が多くなってきた今だからこそ、データ通信量を意識することで効率的に使っていきましょう。
外出先でSkypeを使用する機会が多い、Skypeの使用頻度が多くスマートフォンのデータ量が足りないという場合は、ポケットWiFiの利用を検討してみましょう。ポケットWiFiがあればスマートフォンの通信量を消費せず、どこでも高速通信を楽しめますよ。
安く利用できるポケットWiFiを以下の記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。