楽天ひかりに適したルーターを知りたい人は多いのではないでしょうか。楽天ひかりに対応したルーターを選ぶ際には、注意しておかなければならない点がいくつかあります。
本記事では、楽天ひかり対応のルーター選びの注意点を詳しく解説します。また、おすすめのルーターも5つご紹介します。
最後にルーターの設定方法も記載しましたので、「設定がうまくいかない」という人もぜひご覧ください。
目次
楽天ひかり対応ルーターに関する基本知識

楽天ひかりは、過去にルータープレゼントやレンタルキャンペーンをおこなっていました。
現在は、キャンペーンは終了しており、再開の予定もありません。
そのため、楽天ひかり対応ルーターを手に入れるためには、家電量販店でルーターを購入したり、家族や友人からルーターをもらい受けたりと自分で用意する必要があります。
注意点は、古いルーターは最新のルーターに比べて、通信速度が10倍以上違ったり保証期間が切れていたりと使い勝手がよくないという点です。
2014年以降に発売された機種(通信規格IEEE 802.11ac以降)のルーターであれば、楽天ひかりの高速回線にも対応しています。
できるだけ家電量販店や通信販売を利用し、2014年以降に発売された機種(通信規格IEEE 802.11ac)のルーターを選びましょう。
楽天ひかり対応のルーター選びの注意点

楽天ひかり対応のルーターを選ぶ際は、以下の3点に注意してください。
- クロスパス対応のルーターを選ぶ
- 間取りと接続台数で選ぶ
- 設定が簡単なルーターを選ぶ
いずれも快適なインターネット環境づくりに欠かせない要素です。
それぞれ詳しくみていきましょう。
クロスパス対応のルーターを選ぶ
楽天ひかりは、「IPv6」という次世代通信規格を採用しています。
「IPv6」は「クロスパス」とも呼ばれ、回線が込み合う夕方から深夜の時間帯でも安定して高速通信ができると評判です。
快適にインターネットを楽しむために、ルーターは楽天ひかりの規格に対応したIPv6(クロスパス)対応のものを選ぶようにしましょう。
IPv6については、以下の記事で詳しく解説していますので、詳細をご確認ください。
間取りと接続台数で選ぶ
無駄な出費を抑えるためにも、自宅の間取りやルーターに接続する機器の台数からルーターを選びましょう。
戸建てに住み家族が多い人であれば、アンテナ数が多く同時接続できる台数の多いルーターを選ぶ必要があります。接続台数が多くても通信速度が安定しているルーターの価格は、1台1万円前後です。
一方、1人暮らしの人であれば、価格を抑えたルーターでも、十分に快適なネット環境の構築が可能です。5,000円前後で発売されているルーターが有力な選択肢となるでしょう。
設定が簡単なルーターを選ぶ
ルーターを購入してマニュアルを参考に取り組んでも、設定がうまくいかない人は少なくありません。
そのような人は、分厚いマニュアルを読み込まなくても、ボタン1つでインターネット接続の設定ができるルーターを選びましょう。
また、設定がわからなかった際に問い合わせが充実している会社を選べば、設定がうまくできなかった際にも安心です。バッファロー、NEC、IO-DATA、エレコムといった日本国内で評判の高いメーカーはユーザーサポートが充実しているためおすすめです。
楽天ひかり対応のルーターおすすめ5選

1人暮らしの方におすすめのルーターや、戸建てにお住いの方にぴったりのルーターをご紹介します。
こちらでおすすめするルーターは以下の5つです。
- WG1200HP4(NEC)
- WN-DX1300GRN(IO-DATA)
- WRC-1167GS2-B(エレコム)
- WSR-1166DHPL2/D(バッファロー)
- WN-DAX1800GR(IO-DATA)
紹介するルーターはすべて楽天ひかりのクロスパスに対応しています。またボタン1つで設定可能なルーターを集めました。
詳しくみていきましょう。
WG1200HP4(NEC)

WG1200HP4は、楽天ひかり対応ルーターとして利用できるのはもちろん、「メッシュ中継機」としても使用できるルーターです。メッシュ中継機として利用すると、親機ルーターだけでは電波が届きにくい場所でも安定して通信が可能になります。
たとえば、3階建ての戸建ての1階に親機ルーターがあると、3階の部屋では通信速度が落ちたり接続が切れることがあります。しかし、メッシュ中継機があれば、親機からの電波を中継して離れた機器に届けてくれるため、安定した通信が可能になるのです。
マンションタイプでも4LDKまで対応しており、1台で2役を担えるのもWG1200HP4の強みでしょう。
無線規格 |
IEEE802.11ac |
データ転送速度 |
11ac:(5GHz)最大867Mbps、11n:(2.4GHz)最大300Mbps |
本体サイズ |
33(W)×97(D)×146(H)mm |
本体重量 |
約200g |
同時接続台数 |
15台 |
アンテナ |
4本(2.4GHz帯 : 送受信 2本 / 5GHz帯 : 送受信 2本) |
本体重量が約200gとなっており、今回おすすめするルーターのなかで最軽量のモデルです。
\ WG1200HP4の購入はこちら /
WN-DX1300GRN(IO-DATA)

360度全方向に電波が放出される「360コネクト」技術を搭載したルーターです。方角に関係なく電波が届くため、ルーターの設置場所を気にする必要がありません。
また、WN-DX1300GRN(IO-DATA)には、自動で回線の変更を検知し設定を変更してくれる機能が備わっています。そのため、仮に楽天ひかりから回線を切り替えた場合にも余計な設定をする必要がありません。
5,000円前後で購入できるため、コストパフォーマンスにもすぐれたルーターです。
無線規格 |
IEEE802.11ac |
データ転送速度 |
11ac:(5GHz)最大867Mbps、11n:(2.4GHz)最大300Mbps |
本体サイズ |
151(W)×80(D)×156(H)mm |
本体重量 |
約270g |
同時接続台数 |
– |
アンテナ |
– |
同時接続台数とアンテナについての公式発表は見当たりませんでしたが、1人暮らしの人でも問題なく使用できるモデルです。
\ WN-DX1300GRNの購入はこちら /
WRC-1167GS2-B(エレコム)

WRC-1167GS2-Bに搭載されている「らくらく引越し機能」は、ボタン1つでルーターの設定を自動でコピーしてくれる機能です。これまで使用していたルーターの設定をそのまま引き継いでくれるため、スマートフォンやタブレット端末のインターネット接続設定を変更する必要はありません。
iOS11以降のiPhoneをお使いの人なら、「かんたんセットアップ」機能を利用すればQRコードを標準のカメラアプリで読み込むだけでWiFi接続を完了できます。
無線規格 |
IEEE802.11ac |
データ転送速度 |
11ac:(5GHz)最大867Mbps、11n:(2.4GHz)最大300Mbps |
本体サイズ |
142(W)×40(D)×185(H)mm |
本体重量 |
約350g |
同時接続台数 |
16台 |
アンテナ |
4本(2.4GHz帯 : 送受信 2本 / 5GHz帯 : 送受信 2本) |
本体重量が約350gとやや重いですが、その分縦置きでも安定感のあるモデルです。
\ WRC-1167GS2-Bの購入はこちら /
WSR-1166DHPL2/D(バッファロー)

WSR-1166DHPL2/Dは、利用している端末に向けて電波を送信する「ビームフォーミング」機能が搭載されたルーターです。
ルーターが端末を検知して電波を送受信してくれるため、安定した高速通信が期待できます。
複数端末の同時通信を可能にする「MU-MIMO」にも対応しているため、スマートフォンやタブレットを同時利用しても通信速度が落ちにくいという特徴も魅力的です。
インターネット通販を利用すれば4,000円前後で購入でき、コストパフォーマンスにもすぐれたルーターです。
無線規格 |
IEEE802.11ac |
データ転送速度 |
11ac:(5GHz)最大867Mbps、11n:(2.4GHz)最大300Mbps |
本体サイズ |
55(W)×130(D)×159(H)mm |
本体重量 |
約241g |
同時接続台数 |
16台 |
アンテナ |
4本(2.4GHz帯 : 送受信 2本 / 5GHz帯 : 送受信 2本) |
縦置きと横置きのどちらでも設置できるため、置く場所に合わせて向きを選べます。
\ WSR-1166DHPL2/Dの購入はこちら /
WN-DAX1800GR(IO-DATA)

WN-DAX1800GRの魅力は、通信速度の早さです。Play Station5にも採用された最新規格であるWiFi 6(IEEE802.11ax)に対応しているルーターになります。
WN-DAX1800GRの通信速度は最大1201Mbps(規格値)です。楽天ひかりは回線速度が1000Mbqsであるため、楽天ひかりの性能を十分にいかせるルーターとなっていることが分かります。
360度全方向に電波が放出される「360コネクト」技術を搭載しており、こちらも安定した高速通信を期待できます。
また、万が一ネットワークにつながらなかった場合に購入代金の返金を受けられる「ペイバック保証」や土日の電話サポートも受けられる「ネットワーク商品専用窓口」などが保証対象なのもうれしいポイントです。
無線規格 |
IEEE802.11ax |
データ転送速度 |
11ax:(5GHz)最大1201Mbps、11ax:(2.4GHz)最大574Mbps |
本体サイズ |
180(W)×120(D)×186(H)mm |
本体重量 |
約450g |
同時接続台数 |
20台 |
アンテナ |
4本(2.4GHz帯 : 送受信 2本 / 5GHz帯 : 送受信 2本) |
今回おすすめしたルーターの中で、20台も同時接続できるのはWN-DAX1800GRだけです。戸建てにお住いの人にもぴったりなモデルになります。
\ WN-DAX1800GRの購入はこちら /
楽天ひかり対応ルーターの設定方法

楽天ひかり対応ルーターの設定方法について、ルーターの接続方法からルーター本体の設定まで解説します。
専門用語をできるだけ利用せずに記載しましたが、メーカーによっては作業方法に小さな違いがあるかもしれません。
お手元のマニュアルとあわせて作業を進めましょう。
ルーターを接続する
新しく回線を開設した場合、NTTから建物の設備に合わせてONU(光回線終端装置)などのNTTレンタル機器が届きます。
ONUとは光回線の信号を、パソコンやスマートフォン、タブレット端末でも使用できるデジタル信号に変換する装置です。
接続する手順を紹介していきます。
- NTTレンタル機器とルーターの電源がOFFになっていることを確認します
- ルーター本体にモード切り替えスイッチがあれば、「RT」または「ROUTER」につまみを切り替えてください。切り替えスイッチがなければ、次のステップに進みます
- NTTレンタル機器と光コンセントをLANケーブルでつなぎます。「光」と目印があるのが光コンセントです
- 次にNTTレンタル機器とルーターをLANケーブルで接続します。NTTレンタル機器の「LANポート」と、ルーター背面にある「WANポート」をLANケーブルでつなげてください
- NTTレンタル機器のコンセントを刺して、電源を入れます。正常に立ち上がるまで1分程待ちます
- ルーターのコンセントを刺して、電源を入れます。こちらも正常に立ち上がるまで1分から2分待ってください
以上で接続は完了です。
ルーター本体の設定をおこなう
楽天ひかり対応ルーターの中には、上記の接続が完了した時点でインターネット接続が完了しているルーターもあります。
パソコンを立ち上げてみてインターネットに接続されていなければ、ルーター本体の設定をおこないます。
ここではバッファロー社製のルーター本体の設定を紹介します。
- ルーター本体にあるモード切り替えスイッチを「ROUTER」につまみを切り替えます
- ブラウザにルーターのIPアドレスを入力しますが、IPアドレスがわからない場合、IPアドレスを変更していない場合は「http://192.168.11.1」と入力してください
- ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力します
- 「詳細設定を」選択します
- 「Internet」を選択します
- 「transixを使用する」もしくは「IPv4 over IPv6を使用する」を選択します
- ゲートアドレスに「dgw.xpass.jp」と入力して「設定」を選択します
- 設定完了後はブラウザを起動してインターネットに接続できるか確認してください
ルーター設定方法はメーカーによって異なります。
マニュアルとこちらの記事を再確認してもわからない場合は、メーカーのカスタマーサポートに確認するとスムーズに解決できるでしょう。
楽天ひかり電話に接続させる
ここからは、楽天ひかり電話を利用したい人に向けて解説します。
具体的な設置手順は以下のとおりです。
- ひかり電話対応機器とルーターの電源がOFFになっていることを確認します
- ルーター本体にモード切り替えスイッチがあれば、「RT」または「ROUTER」につまみを切り替えてください。切り替えスイッチがなければ、次のステップに進みます
- 次にひかり電話対応機器とルーターをLANケーブルで接続します。ひかり電話対応機器の「LANポート」と、ルーター背面にある「WANポート」をLANケーブルでつなげてく
- ださい
- ひかり電話対応機器の電源を入れます。正常に立ち上がるまで1分程待ちます
- ルーターのコンセントを刺して、電源を入れます。こちらも正常に立ち上がるまで1分から2分待ってください
続いてルーター本体を設定していきます。
- ルーター本体にあるモード切り替えスイッチを「ROUTER」につまみを切り替えます
- ブラウザにルーターのIPアドレスを入力しますが、IPアドレスがわからない場合、IPアドレスを変更していない場合は「http://192.168.11.1」と入力してください
- ログイン画面にユーザー名とパスワードを入力します
- 「詳細設定を」選択します
- 「Internet」を選択します
- 「IPv4 over IPv6を使用する」を選択します
- ゲートアドレスに「dgw.xpass.jp」と入力して「設定」を選択します
- 設定完了後はブラウザを起動してインターネットに接続できるか確認してください
ひかり電話の契約がある人は、「ⅮHCPv6-PD」を選択してください。契約がない場合は「IPv6ブリッジ」を選択しましょう。
以上で設定は完了です。
楽天ひかりのルーター劣化が気になる人は乗り換えがおすすめ

楽天ひかりのルーター劣化が気になる人は、ほかの光回線への乗り換えを検討するのもおすすめです。
光回線を乗り換えると回線速度が早くなるだけでなく、固定費が下げられる可能性があります。
おすすめの光回線は以下の2つです。
- NURO光
- auひかり
それぞれサービスの詳細について解説します。
NURO光

NURO光は他社からの乗り換えをした人の一部解約金のキャッシュバックをおこなっています。
新規入会の人は、新規格Wi-Fi6に対応したソニー製のWiFiルーターが必ずもらえるようになっている点も魅力的です。
また、NURO光の通信速度は最大2GBと、ネットワークから宅内終端装置へ提供する技術規格上の下りの最大速度となっています。
そのため、楽天ひかりで通信速度が遅いと感じていた人は、乗り換えを検討するとよいでしょう。
NURO光は一部地域がサービスの対象外となる場合があるので、以下のリンクより詳細をご確認ください。
auひかり

NURO光のサービス対象外の地域にお住まいの人には、auひかりがおすすめです。
楽天ひかりからauひかりへ乗り換える場合は、スマートフォンの機種変更も同時におこなうことで利用料金が永年割引となります。
他社からの乗り換えで解約金や違約金が発生した場合は、相当額を負担する特典もついている点も魅力的です。
また、NURO光と同様の独自回線を使用した光回線であるため、回線速度が安心しています。
auひかりは定期的にキャッシュバックキャンペーンも開催していますので、気になる人は以下のリンクより詳細をご確認ください。
自分にあった楽天ひかりのルーターを選び、快適なネットライフを楽しもう

楽天ひかりを利用して快適なネットライフを実現するためには、自分にあった適切なルーターが欠かせません。性能と価格のバランスにすぐれたルーターを見つけて、余計な出費も抑えていきましょう。
また、楽天ひかりのルーター劣化が気になる人は他社への乗り換えを検討するのもおすすめです。
NURO光とauひかりは他社からの乗り換えの場合は、キャッシュバックが受けられますし、キャンペーンも豊富となっています。
サービスの詳細が気になる人は以下のリンクより内容をご確認ください。