ps4のnatタイプが失敗する理由とは?設定方法も徹底解説!

ps4のnatタイプが失敗する理由とは?設定方法も徹底解説!

PlayStation4(以下ps4)は、fpsや格闘ゲームといったオンラインゲームを楽しめるのが大きな魅力です。

ですがnatタイプの設定がうまくいかず、いつまでたってもオンライン対戦が楽しめないことに困っている人も多いのではないでしょうか。

本記事ではps4のnatの設定について解説し、設定がうまくいかないときの対処方法も紹介します。

最後まで読めばps4で快適にオンラインゲームを楽しめるようになり、新しいフレンドをたくさん作れるでしょう。

失敗するps4のnatタイプとは

失敗するps4のnatタイプとは

natタイプとは、ネットワーク上のIPアドレスを変換する技術のことです。

ps4のnatタイプは、タイプ1からタイプ3まで3種類のnatタイプがあります。

  • natタイプ1:ps4とインターネット回線が直接接続されており、psのすべての通信ポートが利用できる。
  • natタイプ2:インターネットとps4の間に、ルーターが必ず挟まっているタイプ。ルーター側でオンライン対戦に必要なすべての通信ポートが開放されている。
  • natタイプ3:ネットに接続しているが、ルーターから通信制限がかかっておりオンライン対戦などの一部の通信が難しくなっている状態

natタイプ1とnatタイプ2の場合は、問題なくオンライン対戦を楽しめます。一方で、natタイプ3の場合はスムーズにオンライン対戦ができません。

オンライン対戦を楽しむには、natタイプ1もしくはnatタイプ2に設定する必要があります。

ps4のnatタイプ設定が失敗する理由

ps4のnatタイプ設定が失敗する理由

ps4のnatタイプ設定が失敗するには以下の3つの理由があります

  • マンションやアパートでプライベートIPが使われている
  • 二重ルーターに設定されている
  • ルーターの設定が間違っている

それぞれ詳しくみていきましょう。

マンションやアパートでプライベートIPが使われている

共有回線が設置されているマンションやアパートでは、プライベートIPが使われているケースが多くあります。

プライベートIPとは、インターネットにつながっていないIPアドレスです。オンライン対戦には、インターネットに接続可能なグローバルIPアドレスが必要になります。

プライベートIPのままではオンライン対戦が難しいため、回線を切り替えなくてはいけません。

二重ルーターに設定されている

二重ルーターになっている場合も、natタイプ設定に失敗しやすいです。二重ルーターとは、ルーター機能を持った機器を2つ以上設置している状態です。

この場合は、インターネット接続に必須であるIPアドレスの配布に不具合が生じ、natタイプ3となってしまいます。

ps4が、2つ以上の機器を接続していないか注意しましょう。

ルーターの設定が間違っている

ルーターを1つしか設置していなくても、ルーター内部の設定が間違っていればnatタイプ設定は失敗します。

ルーターの設定をする際に気をつけたいのは、upnp機能です。upnp機能とは、通信に必要な経路を自動で見つけてくれる機能です。

upnp機能は手動で切り替え可能です。有効にしてみて、オンライン対戦ができなければnatタイプ設定が失敗しています。

ps4で失敗しないnatタイプに変更する方法

ps4で失敗しないnatタイプに変更する方法

ps4のnatタイプ3になる原因をつかめたら、次はps4で失敗しないnatタイプに変更し、オンラインを快適にプレイしていきましょう。

対処方法を5つご紹介します。

  • 二重ルーターの設定を変更する
  • ポート開放を行う
  • ps4を再起動する
  • グローバルIPアドレスを追加する
  • dnsとmtuを手動で設定する

それぞれ詳しく解説していきます。

二重ルーターの設定を変更する

二重ルーターは、一軒家で複数のルーターを導入している場合に発生します。

解決方法は、ルーターの「ブリッジモード」を使用します。ブリッジモードのやり方は、ルーター本体の背面にあるツマミをAPに入れるだけです。

パソコンやスマートフォンなどで設定画面を開かずに、手動で設定ができます。

また、オートモードが備わったルーターは手動モードにする必要があります。

こちらもやり方は簡単です。ルーター背面にあるツマミを「AUTO」から「MANUAL」に入れるだけになります。

以上の設定を行うことで、電波の乱れが整い、natタイプの改善が見込めます。

ポート開放をおこなう

ポート開放とは、ほかのps4からの通信を受けつける窓口をつくることです。これをおこなえば、スムーズな通信が可能になります。

セキュリティ対策から、ポートに制限をかけているルーターは少なくありません。

そこで、ps4の設定を変更することにより、外部からの通信を受けつけて、ps4のnatタイプを3から1や2に変更します。

この作業は、必ず「IPアドレスの固定」をおこなってから、「ポートの開放設定」をしてください。

具体的なIPアドレスの固定手順は以下のとおりです。

  1. ps4のメインメニューから「設定」を選び決定ボタン
  2. 「ネットワーク」を選択し、「インターネット接続を設定する」を選択
  3. どのようにネットワークに接続しますか?の画面は「LANケーブルを使う」を選択
  4. どちらの方法でインターネット接続設定をしますか?は「カスタム」を選択
  5. IPアドレス設定では、「手動」を選択
  6. IPアドレスに「192.168.1.50」を入力
  7. サブネットマスク「255.255.255.0」を入力
  8. デフォルトゲートウェイ「192.168.1.1」を入力
  9. プライマリDNS「192.168.1.1」を入力したら、「次へ」で決定ボタン
  10. MTU設定は「自動」を選択
  11. 「インターネット接続を診断する」を行いインターネットに接続されているか確認

接続されていれば、IPアドレスの固定は完了です。

続けてポートの開放設定をおこないます。ポートの開放にはパソコンかスマートフォンが必要です。

  1. パソコンかスマートフォンのどちらかでルーターの設定画面を開く
  2. パソコンかスマートフォンにて、http://192.168.1.1またはhttp://ntt.setup/のどちらかにアクセス
  3. ログイン画面のユーザー名に、「user」と入力、パスワードも入力してログイン
  4. ログインしたら、詳細設定から静的IPマスカレード設定ページ選択
  5. IPアドレスに「192.168.1.50」を入力
  6. サブネットマスク「255.255.255.0」を入力
  7. デフォルトゲートウェイ「192.168.1.1」を入力
  8. プライマリDNS「192.168.1.1」を入力したら、ルーターの編集画面を閉じる

以上が設定方法です。ポート開放ができているかどうか確かめるには、ps4を起動して「インターネット接続を診断する」を選択しましょう。

natタイプ1もしくは2になっていれば設定は成功です。

ps4を再起動する

ps4を再起動すれば、natタイプを1や2に変更できるケースがあります。

ps4のホーム画面から「本体の電源を切る」を選び、電源を落としてから再起動してみましょう。

再起動したらps4でネットワーク診断をおこない、natタイプが2になっていないか確認してみましょう。

グローバルIPアドレスを追加する

マンションやアパートで共有回線を使用している人は、グローバルIPアドレスの追加でnatタイプの改善が見込めます。

グローバルIPアドレスの追加は個人で追加することはできません。マンションやアパートを管理している大家さんや管理会社に連絡し、グローバルIPアドレスを追加したいと相談してみましょう。

安いプロバイダを導入できると、毎月1,000円ほどで利用可能です。

dnsとmtuを手動で設定する

dnsとmtuの設定を変更すると、natタイプが切り替わる可能性があります

dnsとは、インターネットとps4を結びつけるdnsサーバーのことです。dnsの数値を変更すると、インターネットに繋がりやすく通信速度を改善できます。

mtuとは、送受信できるデータ容量の最大値のことです。mtuの値を変更すると、データー交換に必要なコストが減り、通信速度アップが期待できます。

設定方法は以下のとおりです。

  1.  ps4のホーム画面から「ネットワーク」を選択し、「インターネット接続」で決定ボタンを押す
  2. インターネットの接続を設定で「カスタム」を選択
  3. IPアドレス設定は「自動」を選択
  4. DHCPホスト名では「指定しない」を選択
  5. DNS設定のプライマリDNSを「8.8.8.8」と入力
  6. セカンダリDNSを「8.8.4.4」と入力
  7. MTU設定は「自動」を選択
  8. プロキシサーバーでは「使わない」を選択
  9. 最後に「インターネット診断をする」をクリックして、インターネットに接続しているか確認

インターネットに接続されている状態になれば、dnsとmtuの設定は完了です。

natタイプが1もしくは2になっているか、確認しましょう。

また、ps4のdns設定についてより詳しく知りたい人は以下の記事をご確認ください。

PS4を楽しく利用するために!おすすめDNSや設定方法を解説

PS4をする際のDNS設定方法を解説!快適な速度でゲームを楽しむ方法は?

2022.4.22

ここまでやっても回線速度がほとんど上がらない場合や、natタイプが3のままである場合は、再設定しても改善しない可能性が高いです。

ps4を快適にプレイするために、以下で紹介する、光回線への乗り換えを検討してみましょう。

ps4でおすすめの光回線

ps4でおすすめの光回線

ここまでの対処法を試しても改善されない場合、光回線への変更がおすすめです。

光回線に変更すると、natタイプをスムーズに設定できるようになります。また、高速通信でストレスなく、オンライン対戦を楽しむことが可能です。

ここでは、ps4ユーザーから人気の光回線を紹介します。料金や回線の品質、お得なキャンペーンが魅力の「NURO光」と「楽天ひかり」です。

NURO光

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NURO光は、株式会社ソニーネットワークコミュニケーションズが提供しているインターネット接続サービスです。

光ファイバーを使った高速回線が最大の特徴で、通常プランは下り2gbpsとなっています。ほとんどのサービス会社の下りは1gbpsとなっており、最大通信速度が早い点が、NURO光の大きな魅力です。

また、1年間月額980円の入会特典や新規入会で43,000円キャッシュバックといった特典も豊富となっています。

NURO光の上記以外のメリットは以下のとおりです。

  • 家族みんなで使っても快適に利用できる
  • 申し込み特典が豊富に用意されている
  • NURO設備導入済みのマンション向けのプランがある
  • 法人向けサービスも用意されている

注意点としては、提供エリアが限られていることが挙げられます。お住まいの地域がNURO光の提供エリアに当てはまるかは、公式サイトを確認しましょう。

NURO光
特徴 料金が安く速度が速い光回線
初期費用 手数料3,300円+工事費用44,000円
月額料金 5,200円
契約期間 3年
最大速度 2Gbps

楽天ひかり

楽天ひかり

楽天ひかりとは、楽天モバイル株式会社が提供しているインターネット接続サービスです。

最大の特徴はNTTが提供しているフレッツ光を利用しているになります。NTTを母体としたフレッツ光は日本最大のインターネット接続サービスともいわれ、広範囲な提供エリアはもとより高品質な通信速度を実現しています。楽天ひかりならば、問題なくオンライン対戦を楽しめるでしょう。

高品質な光回線を提供している場合、月額料金が高くなりがちです。

しかし、楽天ひかりはマンションタイプでも、月額4180円とリーズナブルな価格設定になっています。

また、現在ご自宅でフレッツ光を利用している場合は、工事不要となるのもポイントです。

より詳しく楽天ひかりについて知りたい人は、以下のリンクを確認してみてください。

楽天ひかり
特徴 楽天モバイル利用なら、1年無料で利用可能
初期費用 初期登録費用最大1,980円+工事費用最大19,800円
月額料金 4,180円(マンションプラン)、5,280円(ファミリープラン)
契約期間 2年/3年
最大速度 1Gbps

ps4のnatタイプが失敗する原因を知り、快適にオンライン対戦を楽しもう

ps4のnatタイプが失敗する原因を知り、快適にオンライン対戦を楽しもう

本記事では、ps4でnatタイプが失敗する原因と解決策について解説しました。

ps4でnatタイプが失敗する際の解決策は、以下のとおりです。

  • 情報二重ルーターの設定を変更する
  • ポート開放を行う
  • ps4を再起動する
  • グローバルIPアドレスを追加する
  • dnsとmtuを手動で設定する

上記の方法を試してもps4のnatタイプが失敗してしまう場合は、回線の見直しがおすすめです。快適にps4をプレイしたい人は下記のリンクからNURO光と楽天ひかりの詳細を確認しましょう。

NURO光
特徴 料金が安く速度が速い光回線
初期費用 手数料3,300円+工事費用44,000円
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初期費用 初期登録費用最大1,980円+工事費用最大19,800円
月額料金 4,180円(マンションプラン)、5,280円(ファミリープラン)
契約期間 2年/3年
最大速度 1Gbps