工事不要の光回線はあるの?解決策やおすすめ光回線・注意点まとめ!

工事不要の光回線のサムネイル

「借家だから光回線の工事ができるかどうか微妙…」

「工事って面倒なんだよね…仕事もあるし…」

「工事不要の光回線があれば、もっと気軽に契約できるのに」

と思っている方も多いと思います。

結論から言えば、光回線は基本的に工事が必要です。

しかし、場合によっては工事不要となるケースもあります。

このページでは、どういった場合に光回線の工事が不要になるのかをはじめ、注意点やおすすめの光回線をまとめました

どうしても工事不要がいいという方への解決策もお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください。

1.工事不要の光回線はあるの?

工事不要の光回線はあるの?

工事不要の光回線は、今のところありません

光回線を利用するためには、光ファイバーケーブルが必須となります。

光ファイバーケーブルを近くの電柱から自宅内に引き込まなくては、光回線に繋ぐことができないためです。

光回線の工事では、以下のような流れで工事がおこなわれます。

【戸建ての場合の光回線工事】

  1. 電柱から光ファイバーケーブルを引き込む
  2. 光コンセントを設置する

【マンションの場合の光回線工事】

  1. 電柱から引き込んだ光ファイバーケーブルを引き込む
  2. 共有スペースのスプリッタを経由させる
  3. 部屋まで引き込んで光コンセントを設置する

電柱から光ファイバーケーブルを引き込むという点は、戸建てもマンションも同じです。

電話用の配管を通したり、壁に10mmほどの穴を開けて引き込んだりと、住宅によって方法は様々です。

大家さんの許可なしに穴はあけられないため、マンションによっては工事ができないケースもあります。

また、立ち合いが必要な場合とそうではない場合があり、工事にかかる時間はおおよそ30分~1時間程度です。

2.光回線が工事不要になる3つのケース

光回線が工事不要になる3つのケース

工事不要の光回線はないとご説明しました。

しかし、光回線でも工事不要となるケースが3つあります

それぞれ詳しくご説明します。

ケース1.新規契約ではなく光コラボの乗り換えの場合

光回線を新規で契約する場合、光回線を利用できる環境が整っていないことがほとんどです。

そのため、光回線のケーブルを住宅内に引きこむ必要があり、工事が必須になります。

しかし、新規契約ではなく光コラボ間の乗り換えであれば、同じ回線を使用していることから工事不要で利用可能です。

例えば、docomo光からBIGLOBE光へ乗り換える場合には工事が不要になります。

光コラボとは

光コラボとは、フレッツ光と同じ回線を使用してサービスを提供する光回線です。

docomo光、Softbank光、au光、BIGLOBE光などが該当します。

各キャリアやプロバイダが、キャッシュバックや格安SIMとのセット割引など、独自のサービスを付与して提供することが多いです。

光コラボから光コラボへの乗り換えは、「事業者変更」と言います。

事業者変更では工事不要のため工事費用はかかりませんが、以下の料金が発生します。

  • これまでに使っていた光コラボの解約違約金
  • 事務手数料:3,000円程度
  • 承諾番号発行手数料:3,000円程度

早くて1週間程度で乗り換えが完了しますが、上記の「承諾番号発行」の手続きがありますので、忘れないようにしましょう。

ケース2.現在フレッツ光を契約中で光コラボに転用する場合

現在フレッツ光を契約している最中で光コラボに転用したいという場合にも、工事不要で契約が可能です。

転用の場合には、特別な設定は必要ありません。

しかし、光コラボ間の乗り換えのように別途「転用承諾番号」を取得する必要があります。

同じく工事費用はかかりませんが、以下の料金が発生します。

  • 事務手数料:3,000円程度
  • プロバイダが違う場合の違約金
  • 工事費用の未払い分(あれば)

工事は不要ですが、手続き等にある程度の時間がかかりますので、サービスの利用開始まで大体2週間程度と考えておきましょう。

ケース3.光コンセントが設置されている場合

マンションやアパートにお住まいの方で、前の住人が光コンセントを設置していたケースでも、工事不要となります

光回線の工事が済んでいれば、あとは光ファイバーケーブルを差し込むのみなので、工事の必要がありません。

以下の写真のようなコンセントがあるかどうか、確認してみてください。

「光」と書かれた差込口があるかどうか、一度ご自宅のコンセントをチェックしてみてください。

ただ、光回線のコンセント自体が設置されている場合でも、光回線を利用できない建物も存在しています

工事の日になってから、利用ができないと判明する前に、事前に契約したい光回線業者に問い合わせてみてください。

また、新しいマンションやアパートの場合、はじめから光回線のコンセントを設置しているところもありますので、引っ越し予定の方は確認をしておくといいでしょう。

3.工事不要で乗り換える際の3つの注意点

工事不要で光回線を乗り換える時の注意点

光回線には工事がほぼ必須ですが、場合によっては工事不要で乗り換えができることをご説明しました。

もし工事不要で光回線の乗り換えをおこなう場合には、以下の3つの点に注意しましょう。

  1. 解約金を確認する
  2. 工事費用の残債を確認する
  3. オプションの解約を確認する

それでは、それぞれ詳しくご説明します。

注意点1.解約金を確認する

光コラボやフレッツ光から別の光コラボに乗り換える場合、これまでに使用していた光回線の解約金が発生することがあります。

更新日が設定されている光回線の場合には、更新が切れるタイミングで解約をすれば解約金はかかりません

仮に解約金が発生したとしても、次に契約する光回線のキャッシュバックを活用することで、解約金をなかったことにすることも可能です。

余計なお金を支払うことになる前に、解約金が発生するかどうか契約内容を見直したり業者に確認をとっておきましょう。

注意点2.工事費用の残債を確認する

あわせて、工事費用の残債も確認しておきましょう。

現在使用している光回線の工事費用が高く分割で支払っていたという場合には、途中解約で工事費用の残債が請求されます。

例えば、契約期間ピッタリで解約した場合には解約金はかかりません。

しかし、工事費用の残債だけはいつ解約してもかかってくることになるため、分割払いが完了していない場合には要注意です。

注意点3.オプションの解約を確認する

オプションの解約についてもしっかり確認しておきましょう。

光回線の乗り換えをおこなっても、オプションの契約は勝手に終了とはなりません

「気づいたら以前契約していたオプションの請求書が届いていた…」ということも珍しくないのです。

どのような有料オプションに加入していたのかをしっかりと確認し、不要なものは解約するようにしてください。

もし不明な場合には、業者に問い合わせて契約中のオプションを把握するようにしましょう。

4.工事不要のおすすめ光回線を4つ紹介!

工事不要のおすすめ光回線4つ

工事不要で光回線の乗り換えをおこなう場合に、おすすめできる光回線を4つご紹介します

工事不要で乗り換えられるのであれば、よりお得な回線を選びたいですよね。

料金・キャッシュバック・契約期間についても表にまとめていますので、参考にしてください。

それでは、それぞれの回線についてご説明します。

おすすめ1.携帯キャリアの光回線

携帯キャリアの光回線は、スマホの料金が一人につき最大1,000円安くなるセット割が用意されています。

スマホと同じキャリアの回線を使いたいという場合、乗り換えは大変おすすめです。

また、高額キャッシュバックも実施されているため、お得に乗り換えができます

docomo光

docomo光は、docomoユーザーがスマホセット割を受けることができるキャリア回線です。

キャッシュバックは色々なところで使用可能なdポイント20,000、契約期間は2年間です。

料金 戸建て:5,200円
マンション:4,000円
キャッシュバック dポイント20,000
契約期間 2年間
解約金 戸建て:13,000円
マンション:8,000円
スマホセット割 docomoユーザー

プロバイダは、高性能WiFiルーター無料レンタルが可能な「GMOとくとくBB」がおすすめです。

docomo光は2年以内の解約では解約金がかかりますので、注意してください。

Softbank光

Softbank光は、Softbankユーザーがスマホセット割を受けることができる光回線です。

マンションにお住まいの場合には、比較的安い価格で契約をすることができます。

契約期間は2年間、それぞれ途中解約で9,500円の解約金がかかります。

料金 戸建て:5,200円
マンション:3,800円
キャッシュバック 24,000円
契約期間 2年間
解約金 戸建て:9,500円
マンション:9,500円
スマホセット割 Softbankユーザー

おすすめのプロバイダは、「Yahoo!BB」です。

代理店アウンカンパニーからの申し込みで、高額キャッシュバックや高速無線LANルーターのプレゼントがあります。

au光

au光は、auユーザーがスマホセット割を受けられる光回線です。

戸建ての料金が少し高めですが、高額キャッシュバックを実現しています。

契約期間は2年間の自動更新です。

料金 戸建て:5,100円
マンション:4,300円
キャッシュバック 45,000円
契約期間 2年間
解約金 戸建て:9,500円
マンション:7,000円
スマホセット割 auユーザー

おすすめのプロバイダは「So-net」です。

代理店の株式会社Nextから申し込むと、高速無線LANルータープレゼントや高額キャッシュバックの特典があります。

おすすめ2.BIGLOBE光

BIGLOBE光はキャリア回線ではありませんが、auユーザーがスマホセット割を受けることができます

2年契約で、それぞれ途中解約だと9,500円の解約金が発生します。

料金 戸建て:4,980円
マンション:3,980円
キャッシュバック 25,000円
契約期間 2年間
解約金 戸建て:9,500円
マンション:9,500円
スマホセット割 auユーザー

申し込みは、代理店の「LBフォース」からがおすすめです。

キャッシュバックがあるだけではなく、v6プラス対応の高速WiFiルーターが使用できます。

オプション加入でキャッシュバックといったような内容の代理店が多い中、LBフォースは分かりにくい契約や余計なオプション加入が不要です。

簡単に申し込みを済ませたい方にもおすすめできます。

5.どうしても工事不要を希望なら光回線以外を検討!

どうしても工事不要がいいなら光回線以外の選択を!

新規で光回線を契約したい場合、工事がほぼ必須になることをお伝えしました。

しかし、どうしても工事不要を希望という方は、光回線以外で検討してみることをおすすめします

工事不要でネットを利用することができるのは、以下の2つです。

どちらがおすすめか結論から言えば、ポケットWiFiです。

その理由について、詳しく説明していきます。

5ー1.自宅でも外出先でも使用できるポケットWiFi

自宅でも外出先でも使用できるのが、便利なポケットWiFiです。

ポケットWiFiには色々な種類がありますが、中でも「FUJI WiFi」が一番おすすめできます。

docomo・Softbank・auの三大キャリアから、自分が使用しているスマホの回線が選べる点は魅力です。

FUJI WiFiには、以下の2つのプランが用意されています。

  1. ルータープラン
  2. SIMプラン

ルータープラン

ルータープランなら、本体を持っているだけで、スマホ・パソコン等でネットを利用することが可能になります。

以下は、ルータープランを30GBで契約した時の通常料金と、割引がきくデポコミコースの料金です。

通常料金 デポコミコース
3,100円 2,600円

docomo・Softbank・au、三大キャリアどの回線であっても通常料金・デポコミコースの料金は変わりません。

ただ、Softbankのみ、「30GB」の他に「50GB」と「100GB」の契約も可能となっています。

SIMプラン

SIMプランは、スマホに挿入するSIMカードをレンタルすることができるプランです。

以下は、docomoとauで、30GBで契約した場合のSIMプランの通常料金とデポコミコースの料金となります。

通常料金 デポコミコース
2,600円
(2,900円)
2,100円
(2,400円)

※()内はSoftbankの50GBプランの料金

Softbankだけは、30GBのプランがありません。

「10GB」「20GB」「50GB」「100GB」の4つのうちどれかの提供です。

パソコンでもスマホでもネットを使いたいという方は、ルータープランが向いています。

反対に、1台のスマホのみでネットを楽しみたいという方は、SIMプランがおすすめです。

自宅でも外でも気軽に使えるのは、ポケットWiFiのメリットです。

しかし、工事が必要になる光回線と比べると、回線速度や安定性といった面では劣ってしまいます

ただ、「FUJI WiFi」は契約期間の縛りがなく気軽に利用できるため、気になった方は検討してみてはいかがでしょうか。

5ー2.ホームルーターもあるが一長一短

自宅に置いてコンセントを差し込むだけでネットが使えるようになる、ホームルーターもあります。

代表的なホームルーターは、「GMO WiMAX」や「Softbank Air」です。

工事不要で使えてコンセントを差し込むだけで使えるため、すぐにネットを使えるようにしたいという方にはピッタリと言えます。

ただ、ホームルーターは回線速度が安定しないことが多いです。

また、ポケットWiFiより多少速度がでますが、外では使用することができないため、ポケットWiFiでいいのでは?と感じてしまうこともあるでしょう。

「すぐに使えるけれど利便性がいいわけではない」という、一長一短といったところです。

まとめ

今回は、工事不要の光回線はあるのか、乗り換えにおすすめの回線をはじめ、乗り換えの注意点などをご紹介しました。

光回線は原則として工事が必要になりますが、光回線以外であれば工事不要かつすぐに利用できるものもあります

  • どうして光回線がいいのか
  • 利便性を求めるのか回線速度を求めるのか
  • 安くネットが使えれば満足なのか

このような部分を今一度考えてみると、工事が必要な光回線にするのか、それとも光回線以外の選択をするのかが明確になります。

生活スタイルや予算にあった選択ができるよう、今一度検討してみてくださいね。