「DMM光という光回線があることを聞いた」
「DMM光が新規受付を終了したって聞いたけれど、それって本当?」
DMM光についてこのような疑問をもっている人もいるのではないでしょうか?
覚えておきたいポイントとして、これからDMM光を契約することは不可能です。
今回はなぜDMM光を新規契約できないのか、代わりにどの光回線を契約したらいいのかを紹介します。
この記事で紹介するポイントをしっかり押さえておけば、自分の利用スタイルにピッタリ合った光回線をチョイスできるでしょう!
目次
1. DMM光は新規契約の受付を終了

最初に覚えておきたいポイントとして、DMM光は2019年8月27日をもって新規契約の受付を終了しています。
DMM光が新規受付を停止した理由は、料金面・速度面・サービス面を比較して全体的に他社回線に劣っているというものです。
サービス自体は楽天に買収されて既存ユーザー向けに提供されていますが、これからDMM光を契約して利用することはできません。
したがって、光回線を探しているならDMM光ではなく、別の回線を契約する必要があるでしょう。
2. DMM光とはどのような光回線?

DMM光は、NTT東西が保有しているフレッツ光の卸販売を利用して提供している光回線です。
いわゆる光コラボというタイプのものなので、聞いたことがある人も多いでしょう。
したがって、通信品質や技術的な内容、サービスエリアはフレッツ光に準じます。
光回線とISP(プロバイダ)をセットで提供しているため個別に契約する必要がなく、シンプルなシステムになっているのも特徴です。
3. DMM光のキャンペーン・オプションを紹介

DMM光が実施しているキャンペーンや提供しているオプションをチェックしていきましょう。
それぞれのポイントについて具体的に紹介します。
3-1. キャンペーンは未実施
DMM光は新規受付を終了していることもあり、キャンペーンは一切行っていません。
既存ユーザーはDMM光を利用できますが、既存ユーザー向けのキャンペーンもないのが特徴です。
3-2. 提供オプション一覧
DMM光で提供しているオプションは以下のとおりです。
オプション | 内容 |
DMM光電話 | フレッツ光のひかり電話と同等 |
DMM光テレビ | フレッツ光のひかりTVと同等 |
端末補償サービス | PCなどの故障に対応するサービス |
安心パッケージ | 遠隔サポート、PCセキュリティ、バックアップのセット |
プロバイダハイブリッドオプション | v6プラスとPPPoE接続の両方を使用するためのオプション |
フレッツ光で提供されているひかり電話やひかりTVはDMM光でも利用できます。
ほかにも、サポートサービスやデータバックアップサービスがあるのが特徴といえるでしょう。
すべてのオプションは有料サービスとして提供されていますが、DMM光ならではの魅力的な独自サービスはほぼありません。
4. DMM光の3つのメリット

DMM光を利用するメリットには以下のようなものがあります。
それぞれのメリットを簡単に見ていきましょう。
フレッツ光と比べた場合、主に料金面やサービス面のメリットがいくつかある回線です。
メリット1. フレッツ光より料金が安い
DMM光の料金体系は、フレッツ光と比較して安めになっています。
具体的な料金(最大速度1Gbpsプランの場合)は以下のとおりです。
光回線 | ファミリータイプ | マンションタイプ |
フレッツ光 | 6,270円+ISP(プロバイダ)利用料 | 3,685円+ISP(プロバイダ)利用料 |
DMM光 | 5,302円 | 4,158円 |
フレッツ光はISP(プロバイダ)利用料が別途必要になるため、ここに掲載した料金よりも高くなります。
ファミリープランではDMM光のほうが大幅に安くなっていますが、マンションプランではそこまで安くないことがわかるでしょう。
メリット2. 提供しているオプションサービスが多い
ひかり電話やひかりTVだけでなく、DMM光ならではの独自オプションを用意しています。
セキュリティサービスや端末保証サービスなどに魅力を感じる人にとっては、有力な選択肢の1つになっていました。
メリット3. v6プラスに対応している
v6プラスとは、IPoE方式を使用するIPv6接続と従来型のIPv4接続を併用するためのローミングサービスです。
これを利用した場合、一般的なPPPoE接続用の通信経路ではなくv6プラス専用の通信経路を利用してインターネットにアクセスします。
この経路は混雑に強いため、多くのユーザーが利用しても通信速度が低下しにくいのがメリットです。
DMM光は別途申し込みが必要ですがこれに対応しているため、高速通信を実現しやすくなっています。
ただし、ベストエフォートサービスなので遅くなりにくいとはいえ、どのような場合でも遅くならないことを保証するものではありません。
5. DMM光の2つのデメリット

DMM光にはいくつかデメリットがあるので、こちらについても見ていきましょう。
主なデメリットは以下の通りです。
それぞれ何に注意すべきなのかを詳しく解説します。
デメリット1. 新規契約できない
DMM光は2019年8月で新規契約の受付を終了しているため、これから新規契約することはできません。
したがって、これから光回線を契約しようと考えている人は、NURO光やドコモ光をはじめとした別の光回線を契約する必要があります。
すでに契約している人に対しては買収先の楽天モバイルがサービスを提供していますが、この機会に乗り換えを検討するのもおすすめです。
デメリット2. 回線品質が安定していない
DMM光は、他社光回線と比較して回線品質が安定しているわけではありません。
夜間など回線が混雑しやすい時間には大幅に速度が低下することが多く、場合によっては使い物にならない速度になってしまいます。
自宅サーバの運用やオンラインゲームなど、回線品質が重要な使い方をする人には特におすすめできません。
動画視聴やブラウジングなど、一般的な利用においてもストレスを感じる可能性があります。
6. DMM光の評判・口コミはどう?

実態に近い使用感を知るためには、ユーザーの口コミをチェックするのがおすすめです。
DMM光の評判・口コミをチェックすると次のような情報が得られました。
DMM光速度早すぎてビビる
と言うか前に使ってたドコモ光が遅すぎた
差で10倍はあるわ— キングJohn (@kakutyoiusi) April 14, 2017
使用環境によっては回線速度に問題がないようです。
DMM光は遅くなりやすいといわれていますが、条件が良ければ速度低下せずに利用できる可能性があるでしょう。
v6プラスを利用している人は速度が早い傾向にあります。
DMM光が遅い(しかも時々詰まる)ので、楽天光への乗り換えを決断。昔は、光コラボから他の光コラボへの乗り換えって凄く面倒だったけど、今は簡単にできると知ったので。
— kent (still has lots more to work on) (@kent_moonlight) May 6, 2020
条件が悪い場合はこのように速度が遅く、たまに通信ができなくなることがあるようです。
これによって買収先の楽天ひかりに乗り換えることを決断している人もいます。
7. DMM光の代わりに契約したいおすすめの光回線

DMM光が新規契約できないとなると、どの回線を利用したらいいのか迷ってしまうものです。
そこで、DMM光の代わりに契約したいおすすめの回線をチェックしていきましょう。
具体的な回線は以下のとおりです。
それぞれのメリットを簡単に見ていくので、契約を検討するときの参考にしてください。
7-1. NURO光
NURO光は、最大2Gbps/6Gbps/10Gbps/20Gbpsの回線を提供しています。
通信速度を何よりも重視する人におすすめといえるでしょう。
対応エリアが限られているのが最大のデメリットですが、サービスエリア内に居住しているなら真っ先に検討したい光回線です。
7-2. ドコモ光
ドコモのスマホを利用しているなら、ドコモ光がおすすめです。
ドコモ光はフレッツ光の卸販売を利用しているため、サービスエリアや基本的な仕様はフレッツ光に準じます。
ドコモ光セット割を適用すればスマホ代が安くなるので、料金重視ならぜひチェックしてみてください。
なお、ドコモ光はフレッツ光と同様に最大10Gbpsの回線を提供しています。
7-3. auひかり
auのスマホを利用しているなら、割引を受けられて回線品質もいいauひかりを検討してみましょう。
auひかりはKDDIが提供する光回線で、自社で回線を敷設しているのが特徴です。
したがって、フレッツ回線に影響されないのがメリットといえるでしょう。 auひかりも最大で5Gbps/10Gbpsの高速回線を提供しています。
7-4. ソフトバンク光
ソフトバンクユーザーで料金を重視するなら、ソフトバンク光を契約するのがいいでしょう。
ソフトバンク光はフレッツ光を利用した光コラボ回線で、最大速度は1Gbpsです。
最大10Gbpsのフレッツ光と比べると遅い回線ですが、料金面を最重視するならぜひ検討してみてください。
自分が重視するものに応じて最適な光回線を契約しよう!

DMM光はすでに新規契約の受付を終了しているため、これから契約することはできません。
したがって、他社回線の中から自分が求めるものに応じて適切な回線を契約する必要があるでしょう。
回線速度を重視するならNURO光、料金を重視するなら利用しているスマホ回線に応じて割引を受けられる光回線など、それぞれの特徴を理解して申し込みましょう。
利用スタイルを考え、それぞれの光回線の特徴を吟味して契約すれば快適なインターネット環境を手に入れられるでしょう!