「10万円で買えるノートパソコンはないかな?」とお考えではないですか?
調べてみると10万円以内で買うことができるパソコンはたくさんありますよね。
どれが値段と性能のバランスが良いパソコンなのか判断するのが難しいと思います。
今回は、自分に合ったノートパソコンの選び方から、おすすめのノートパソコンを紹介します。
絶対に外して欲しくないポイントも紹介しますので、参考にして、後悔の少ないパソコンを買えるようにしましょう。
目次
1.10万円のノートパソコンを検討するときのポイント

10万円のノートパソコンを検討するときのポイントは以下の7つです。
それぞれ確認しましょう。
ポイント1.CPU
CPUは、人間でいうところの脳みそのようなもので、パソコンの処理能力にかかわってきます。
選び方によっては、パソコンの動作が遅いなどの問題が出てくるので、パソコンを選ぶ上で重要なスペックです。
10万円の予算なら、CPUはCore i5をおすすめします。
以下に10万円の予算で候補になるCPU3つを比較しました。
処理能力 | 値段 | |
Celeron | △:複数アプリの併用は重い | 5,000円前後 |
Core i3 | 〇:軽い事務作業向き | 15,000円前後 |
Core i5 | ◎:画像加工も可能 | 23,000円前後 |
Core i3は、事務作業での使用なら不満は出てきません。
しかし、動画を視聴しながら他の作業をしたり、画像の加工をする機会があるなら、Core i5の方が安定しています。
Core i5を選んでおけば、ほとんどの作業に不満を感じることもなく、10万円の予算でノートパソコンを買えるでしょう。
インテルは第8世代以降のCPUを選ぼう!
インテルのCPUには世代が明記されているので、第8世代以降のCPUを選びましょう。
同じCore i5でも第7世代から第8世代にかけて、処理性能が向上しているので、動作が早くなっています。
以下のように判別しましょう。
世代の判別は、Core i〇-に続く数字で判断します。
- Core i5-8265U…第8世代
- Core i5-1035G1…第10世代
数字が大きいほど最新の世代になります。
世代が新しいほど性能が上がっているので、最低でも第8世代以降のCPUを選ぶようにしましょう。
製造メーカーで性能に差はない
選択肢としてインテル社かAMD社の製品が挙がりますが、どちらを選んでも構いません。
なぜなら、インテル社とAMD社で性能はほぼ変わらないからです。
「Core i5」には「Ryzen 5」というように、インテル社の各モデルナンバーごとにAMD社の対抗製品が存在しています。
AMD社のRyzenシリーズを選ぶときは、番号を見て大まかな性能の見当をつけましょう。
ただし、いまだにインテル社の方が多くのシェアを占めています。
インテル製のCPUの方がパソコンの種類が多いので、AMD社よりも選びやすいでしょう。
ポイント2.メモリ
10万円以内のノートパソコンであれば、メモリが8GB以上のものを選ぶようにしましょう。
メモリは、CPUの作業中に一時的にデータを保存する役割を担っています。
簡単に言えば、作業机のようなもので、どれだけのアプリやブラウザをいっぺんに立ち上げることができるかがメモリの大きさによって変わってきます。
どれだけCPUが良くてもメモリが小さいと、複数のプログラムを立ち上げながらの作業が遅くなってしまうことも。
CPUとメモリのバランスを見つつ選ぶようにしましょう。
ポイント3.ストレージ
データの保存場所であるストレージは、256GB SSD以上がおすすめです。
ストレージとは、データを保存しておく場所になります。
CPUが脳みそ、メモリが作業机なら、ストレージは引き出しをイメージするとわかりやすいです。
保存方法は、HDDとSSDの2種類あります。
処理速度 | 容量 | |
HDD | △ | ◯ |
SSD | ◯ | △ |
HDDは容量が大きいものの、動作が遅いです。
SSDは書き出しが早いのでストレスフリーですが、容量が少ないという弱点があります。
しかし、外付けハードディスクやクラウド上で管理できるようになっているので、そこまで重要視しなくても良いでしょう。
予算が限られている場合は削るポイントになります。
少なくとも、単体で256GB SSDがあれば十分です。
ポイント4.大きさとテンキーの有無

テンキーとは、キーボードの右側にある数字を打つためのキーのことです。
自宅用で使うか、外出用で使うかによってテンキーの有無を決めるようにしましょう。
テンキーがあるとその分パソコンのサイズは大きくなり、持ち運ぶのがしんどくなる場合が多いです。
以下にテンキーの有無と大きさをまとめました。
画面の大きさ | テンキー | 補足事項 | |
自宅用 | 15インチ以上 | 有り | 4列テンキーが良い |
外出用 | 14インチ以下 | 無し | 外付けテンキーが良い |
自宅使用のみなら、画面が大きい方が快適です。
外出先で使う機会が多いなら、14インチ以下が持ち運びしやすくなります。
ノートパソコンの場合、デスクトップのような4列キーの他に3列キーがあるので注意しましょう。
3列キーは、デスクトップのテンキーと配置が違うので、使いづらいです。
外出用でテンキーが必要な場合は、14インチ以下のノートパソコンに外付けのテンキーを組み合わせるという方法が向いています。
ポイント5.重さ・バッテリー
重さやバッテリー駆動時間は、外出用で使うなら8時間以上の駆動時間で1.5キロ以内に収めましょう。
一般的に多くの人が外出用に許容できる重さは、1.5キロ以内と言われています。
重すぎると持ち運びが億劫になって、軽量型のモデルが欲しくなることが多いです。
バッテリーの駆動時間は、日中作業するときに充電を気にせず使えるものを選びましょう。
日中に出先で4~5時間作業することを想定すると、約1.5~2倍の駆動時間である8時間以上を目安にした方が安心して利用できます。
自宅用の場合は、移動距離や電源がない場所が限られてるので、気にしなくても良いです。
8時間以上の駆動時間で1.5キロ以内のノートパソコンであれば、持ち運びに苦労しません。
ポイント6.officeの有無
officeは高いので、無料サービスで代用できるなら付けなくても良いです。
仕事で使わないのであれば、officeに代わる無料サービスが出てきているので代用できることが多いです。
ExcelはGoogleスプレッドシート、Wordはグーグルドキュメントで代用できます。
officeの有無で、本体価格がおおよそ2万円ほど値段が変わるので、officeを使うか決めましょう。
無料サービスで代用できるなら、非搭載モデルを選んだ方がコスパが良いです。
ポイント7.光学ドライブの有無
DVDを読み込んだり書き込んだりする必要のない人は、光学ドライブが搭載されていないモデルを選びましょう。
光学ドライブとは、DVDを読み込んだり書き込んだりすることができるパーツのことです。
ノートパソコンの重さや値段は、光学ドライブが搭載されると、重量化して高くなります。
普段から光学ドライブを使う機会が少ない人は、搭載されていないモデルがおすすめです。
必要になった場合は、外付けで対応できます。
2.予算10万円のノートパソコンでおすすめのスペックはこれ!

予算10万円以内でおすすめのスペックはこのようになります。
CPU | Intel Core i5(第8世代以降)かAMD Ryen 5 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 256GB |
ノートパソコンに絶対に必要なスペックで主に価格を左右するのが、上記の3つです。
他のスペックは、自分の使い方に合わせて選びましょう。
このスペックが価格とのバランスが良いのでおすすめになります。
安さに釣られてスペックを落としてしまうと、動作が遅くなるという弊害が出てくる可能性が高いです。
普段使いでも十分満足できるレベルのスペックを購入するなら、上記のスペックをおすすめします。
もっと値段を落とす場合は?
もし、安さを追求するなら以下のような優先順位でスペックを落としていきましょう。
- ストレージ
- CPU
- メモリ
ストレージは、外付けやオンラインで代替できるので、スペックを落とすなら一番最初です。
SSDからHDDに変えると安くなります。
CPUは、世代を下げずにCore i5からCore i3にしましょう。
Core i3ならメモリが4GBでも十分です。
このような順番だと満足度が高いまま、安い製品を手に入れることができます。
次の章で、自宅用でおすすめのノートパソコンを見ていきましょう。
3.10万円以下で買える!自宅用におすすめノートパソコン3選

ノートパソコンを購入するときは、公式サイトで注文することをおすすめします。
なぜなら、人件費のかかる家電量販店よりも、安くてスペック高い製品が手に入るからです。
10万円以下で買える自宅用におすすめのノートパソコンは、以下の3つです。
それぞれに特徴があるので、自分に合ったものを見つけましょう。
3-1.【HP】 Pavilion 15-cs3000 スタンダードモデルG2.1

Pavillion 15-cs3000には複数モデルがありますが、おすすめのスタンダードモデルG2.1のスペックは以下の通りです。
CPU | Core i5-1035G1 |
メモリ | 8GB(4GB×2) |
ディスプレイ | 15.6インチ |
重量 | 約 1.82kg |
ストレージ | 256GB SSD+1TB HDD |
バッテリー駆動時間 | 最大9時間 |
光学ドライブ | × |
公式サイト | HP公式ページ |
Pavillion 15-cs3000は、A4サイズかつバッテリーの駆動時間が長いので、充電器が無い部屋でも使うことができます。
普段使いするためのスペックを十分に満たしているので、デスクトップの代わりとして使えるノートパソコンです。
家庭用として、マルチに使いたい人に向いています。
価格は、税抜きで64,000円です。
3-2.【マウスコンピューター】mouse F5-i5(インテルCore i5-8265U 搭載)

mouse F5-i5には複数モデルがありますが、今回紹介するスペックは、インテルCore i5-8265U 搭載モデルです。
CPU | Core i5-8265U |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 15.6インチ |
重量 | 約 2.1kg |
ストレージ | 256GB |
バッテリー駆動時間 | 最大7.2時間 |
光学ドライブ | 〇 |
公式サイト | mouse公式ページ |
mouse F5-i5は、光学ドライブが付いています。
動画や画像編集してDVDに書き込みしたい人におすすめです。
光学ドライブが搭載されている分、重量があるので外出用には向いていません。
自宅用として使用しましょう。
価格は、税抜きで79,800円です。
3-3.【Lenovo】ThinkBook 15:パフォーマンス

ThinkBook 15には複数モデルが存在しますが、今回紹介するスペックはパフォーマンスモデルです。
CPU | Core i5-1035G1 |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 15.6 |
重量 | 約 1.84kg |
ストレージ | 500GB HDD+128GB SDD |
バッテリー駆動時間 | 約11.2時間 |
光学ドライブ | × |
公式サイト | Lenovoオンラインショップ |
ThinkBook 15は、スペックを維持したまま低価格を実現したコスパが良いノートパソコンです。
普段使いに十分なスペックながら、税込み61,105円で手に入れることができます。
格安で仕事用のノートパソコンが欲しいと考えている人におすすめです。
ディスプレイサイズが大きいですが、バッテリー駆動時間は10時間以上なので、電源を気にせずに好きな場所で使えます。
10万円以下でも、十分満足できるスペックの自宅用ノートパソコンを買えることが分かりました。
次は、外出用に向いているノートパソコンを見ていきましょう。
4.10万円以下で買える!外出用におすすめノートパソコン3選

出先で利用する機会が多い人は、軽いノートパソコンを選びましょう。
しかし、軽さと大きさは反比例するのでちょうどいい大きさと重さを見極めることが大切です。
画面は12~14インチで重量は1.5キロ以内が、外出用に向いています。
10万円以下で買える外出用におすすめのノートパソコンは、以下の3つになります。
それぞれ確認しましょう。
4-1.【HP】 HP ENVY x360 13-ar0000 スタンダードモデル

HP ENVYx360 13-ar0000 には複数モデルがありますが、おすすめのスタンダードモデルのスペックは以下の通りです。
CPU | AMD Ryzen 5 3500U |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 13.3インチ |
重量 | 約 1.28kg |
ストレージ | 256GB SSD |
バッテリー駆動時間 | 最大14時間30分 |
光学ドライブ | × |
公式サイト | HP公式ページ |
HP ENVYx360 13-ar0000 は、液晶ディスプレイが回転するタイプのノートパソコンです。
液晶ディスプレイが回転するので、仕事で画面を他人と共有する機会が多い人や、タブレットとしても使用できます。
閉じたときの厚みが薄くて軽いので、女性でも簡単に持ち歩くことが可能です。
画面を固定する枠を極小にしたことによって、本体は小さくても画面は13.3インチの画面を実現しました。
価格は、税抜きで70,000円です。
4-2.【Lenovo】Yoga C740(14)- アイアングレー
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Yoga C740(14)には複数モデルが存在しますが、今回紹介するスペックは製品番号: 81TC00ANJPのモデルです。
CPU | Core i5-10210U |
メモリ | 8.0GB |
ディスプレイ | 14.0インチ |
重量 | 約 1.4kg |
ストレージ | 256GB SSD |
バッテリー駆動時間 | 約 18.6時間 |
光学ドライブ | × |
公式サイト | Lenovoオンランショップ |
Yoga C740(14)は、大画面かつディスプレイが回転するタイプのノートパソコンです。
14インチと大画面ですがバッテリーの容量も多く、大きさの割に重くないので、大きな画面で作業したい人に向いています。
また、指紋センサーが標準搭載されているので、パスワードを打ち込まなくても素早く安全にログイン可能です。
スピーカーはドルビー製を採用しているので、臨場感溢れる音を楽しむことができます。
価格は、税込みで80,665円です。
4-3.【Lenovo】IdeaPad S540 (14)-ミネラルグレー
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IdeaPad S540 (14)には複数モデルがありますが、今回紹介するスペックは製品番号: 81NF000VJPのモデルです。
CPU | Core i5-10210U |
メモリ | 8GB |
ディスプレイ | 14.0インチ |
重量 | 約 1.5kg |
ストレージ | 256GB SSD |
バッテリー駆動時間 | 約 14.0時間 |
光学ドライブ | × |
公式サイト | Lenovoオンラインショップ |
IdeaPad S540 (14)は、安価で手に入れることができるノートパソコンです。
14インチのノートパソコンを6万円台で購入することができます。
シンプルで無駄がなく高性能なので、学生で安く手に入れたい人におすすめです。
静音性を高めた設計と冷却装置の強化で、静かで安定した動きをするので場所を選ばずにガンガン使うことができます。
価格は、税込みで68,343円です。
外出用に中のパーツを小型化する必要があるので、自宅用に比べてどうしても割高になってしまいます。
ここで紹介した以外にも、10万円以下で購入できる製品は多いです。
気になったメーカーがあれば、公式サイトで自分の用途に合わせたノートパソコンを探しましょう。
まとめ
10万円の予算があれば、事務仕事にも耐えられるコスパの良いパソコンを手に入れることができます。
また、メーカーの公式サイトで探せば、予算内でスペックの選択肢を増やすことが可能です。
自分にぴったりのノートパソコンを見つけることができますよ。
どのような使い方をするのか考えて、自分にあったノートパソコンを選びましょう。