「スマートフォンへの機種変更を考えているが、替えたことで後悔しないか心配」そんな人もいるのではないでしょうか。
便利にみえるスマートフォンですが、安易に替えたことで後悔するケースもあります。機種変更してからの後悔を防ぐためにも、事前に後悔しやすいことや注意点を把握しておくのがおすすめです。
この記事では、スマートフォンにして後悔することや、スマートフォンをおすすめできるケース、また選ぶ際のポイントについて紹介。
シニア世代でガラケーからの変更を検討する際は、自身にスマートフォンが合っているのかや、自身や家族のライフスタイルや利用方法と照らし合わせて考えてみてくださいね。
目次
高齢者がスマホに替えて後悔すること

シニア世代がスマートフォンへ機種変更する際、以下のようなケースが後悔しやすいこととして挙げられるでしょう。
- 操作性に慣れない
- 料金が高くなってしまう危険がある
- 契約やプラン変更の際に分かりにくい
- ガラケー(フィーチャーフォン)に比べて重い
操作に慣れなくて苦労したり契約のトラブルに繋がりやすかったりと、シニア世代ならではの後悔しやすいポイントが挙がっていますね。
具体的に解説していきます。
操作性に慣れない
シニア世代がスマートフォンに替えて後悔しやすいこととして、まず操作性に慣れないということがあります。
ガラケーでは、電話に出る、メールを送るなどの操作は分かりやすく、ボタンを押すことでおこなえました。
しかし、スマートフォンでは画面をスワイプしたりタップしたりと、従来の携帯電話とはまったく違う操作が必要になっています。
ボタンではなく画面を触って電話に出るというやり方がわからず、気付けば電話に出ることも掛けることもできなくなっていた、というケースも場合によっては有り得るのです。
料金が高くなってしまう危険がある
料金が高くなってしまう危険があるのも、スマ-トフォンに替えて後悔しやすいことと言えるでしょう。
ガラケーに比べ、スマートフォンの端末は一般的に高価な傾向があります。分割払いにしても、月々の支払いに端末代が加算されるため、ガラケーに比べて利用料金が高くなったと感じる人が多いようです。
それ以外にも、通話を終了する際にホームボタンを押すことで通話を切ったと勘違いしたり、スリープモードにしていなかったために勝手に電話がかかってしまったりと、操作ミスで高額な通話料金の請求がきてしまうこともあります。
スマートフォンに慣れていないシニア世代に起こりやすい操作ミスなので、後悔しないために注意が必要な点ですよね。
契約やプラン変更の際に分かりにくい
契約やプラン変更の際に分かりにくい部分も、スマートフォンに替えて後悔しやすいことと言えるかもしれません。
とくに格安スマートフォンを選んだ場合に、店舗でのサポートをおこなっておらず、オンライン上で手続きをしなければならなくて困ってしまったというケースが多いです。
スマートフォンに替える際には、後々トラブルになることを避けるためにも、契約やプラン変更は店舗でもおこなえるのか確認しておきましょう。
ガラケーに比べて重い
一般的に、スマートフォンはガラケーに比べて重いことが多いです。端末によっては2倍近くの重さになることもあります。
また、画面が大きいためにガラケーに比べて横幅もあるので、シニア世代にとっては、持ちにくいと感じる人もいるかもしれません。
「せっかくスマートフォンに替えたのにかさばるのがいやで持ち歩かなくなってしまった」というような事態は避けたいですよね。
スマホがおすすめできるのはこんなケース

「結局ガラケーとスマートフォンどっちを選ぶべきなのか」と悩む人は多いですが、以下のようなケースではスマートフォンのほうがおすすめです。
- LINEやTwitterなど特定のSNSツールを使いたい
- 検索機能を使用することが多い
- パソコンやタブレットに慣れている
- 近くにスマホの使い方を教えてくれる人がいる
シニア世代で、スマートフォンが欲しいと考えるきっかけとなった要因に、当てはまるケースも多いのではないでしょうか。
スマートフォンとガラケーとどちらがよいか迷っている場合は、参考にしてみてくださいね。
LINEやTwitterなど特定のSNSツールを使いたい
LINEやTwitterなど特定のSNSツールを利用したいために、スマートフォンを検討している人も多いのではないでしょうか。
家族や友人と手軽にコミュニケーションが取れたり、さまざまな情報に触れられたりと、シニア世代にとっても便利なツールですよね。
特定のアプリやソーシャルメディアサービスによっては、現在ガラケーでは利用できないものもあります。これらのSNSツールを利用したい場合には、スマートフォンがおすすめです。
検索機能を使用することが多い
スマートフォンの強みの1つとして、検索が簡単にできるということが挙げられます。ガラケーに比べて音声を使っての検索機能に優れているため、文字だけでなく声の呼びかけでも検索しやすいことが特徴です。
日々のなかで検索機能をよく使用する人にとっては、スマートフォンを導入することによってぐっと暮らしが便利になるかもしれませんよ。
パソコンやタブレットに慣れている
ガラケーとスマートフォンでは操作方法がまったく変わるので、使いづらくなり替えたことで後悔してしまうケースがあります。
一方で、普段からパソコンやタブレットを操作することに慣れている人ならば、スマートフォンの操作もスムーズにおこなえるでしょう。
家では検索機能やSNSをパソコンやタブレットで利用しており、外出先でも利用したいと考えている場合は、スマートフォンの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
近くにスマホの使い方を教えてくれる人がいる
スマートフォンが気になるけれども、操作に慣れるかがどうしても不安という人もいますよね。その場合は、近くに使い方を教えてくれる人がいるかどうかで、決めるとよいです。
もしも家族や身内でスマートフォンの使い方を教えてくれる人がいるならば、操作に慣れるまで協力してもらうのも1つの手でしょう。
高齢者がスマホを選ぶ際の注意点

シニア世代は、端末を選ぶ際に以下のような注意点を押さえておくと、スマートフォンに替えたことによる後悔を防げるかもしれません。
- 周囲の人が使っているものと同じ機種を選ぶ
- サポートが充実しているキャリアを選ぶ
- セキュリティ機能がしっかりしているものを選ぶ
- 画面が見やすく操作しやすい機種を選ぶ
一つひとつ確認していきましょう。
周囲の人が使っているものと同じ機種を選ぶ
どの機種にするか迷った際には、家族や身内など周囲の人が使っているものと同じものを選ぶのがおすすめです。万が一操作方法が分からなくなってしまったときにも、周りの人に使い方を聞くことができます。
とくに、Androidでは機種によって操作方法がまったく変わってきます。同じシリーズでも最新の機種では操作方法が違うなんてこともあるので、注意してくださいね。
サポートが充実しているキャリアを選ぶ
周囲にスマートフォンを利用している人がいない場合でも、初めてスマートフォンを利用する人に対してサポートが充実しているキャリアを選ぶと安心です。
キャリアごとに、店頭にて初期設定のサポートをしてくれたり、操作方法で困った際に専用のカスタマーセンターに問い合わせができたりなど、さまざまなサービスが用意されています。
また、大手キャリアでシニア世代向けにスマートフォンの教室を開催していることもあります。そういった場所で、使い方を教わりながら慣れていくのもよいかもしれませんね。
ソフトバンクは「スマホデビュープラン」というシニアにおすすめのプランを展開しているほか、手厚いサポートをおこなっています。
ソフトバンクのシニア向けプランについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
セキュリティ機能がしっかりしているものを選ぶ
スマートフォンを利用する際には、情報を抜き取られるフィッシング詐欺や、多額の料金を請求してくるワンクリック詐欺などの被害にあわないよう気をつけなければなりません。
とくにインターネットの仕組みに慣れていないシニア世代は、危ないURLの見分けがつかずに、詐欺の被害にあってしまうことも多いです。
スマートフォンの利用に不安がある場合は、そういった危険性のあるサイトにアクセスしてしまったときに、警告の通知がくる安全機能がついている機種を選ぶことをおすすめします。
画面が見やすく操作しやすい機種を選ぶ
画面が見やすく操作しやすい機種を選ぶことも、スマートフォンに変えて後悔しないために重要なポイントです。
画面の大きさはちょうどよいか、液晶は見づらくないか、また使用感はどうかなどは、実際に手に取ってみないと分からない部分もあります。可能であれば複数の店舗に足を運んで実機を比べてみることで、より自身にあうスマートフォンが見つけられるでしょう。
シニアにおすすめの機種をこちらの記事で紹介しているので、ぜひご覧ください。
高齢者向けのおすすめスマホ3選!

スマートフォンが欲しいけれども、使い慣れず後悔してしまわないか不安な場合は、シニア世代向けに開発された機種を検討してみるのも1つの手ですよ。
高齢者向けスマートフォンは画面が大きくみやすいだけでなく、簡単に操作できるのがポイントです。
使い方ガイドもあるので、初めてスマートフォンを使用するのが不安という人も安心して使えるでしょう。
代表的な高齢者向けスマートフォンには以下の3つがあります。
- らくらくスマートフォン
- あんしんスマホ
- BASIO active
それぞれ詳細を確認していきましょう。
らくらくスマートフォン

らくらくスマートフォンは大手携帯会社のドコモから販売されているものです。
大画面で文字が見やすいだけでなく、使い方アプリがあったり、ガイド本が用意されていたりと、初めてのスマートフォンの利用で不安がある人も安心して使えます。
また、カメラ性能が高く、近い距離の被写体をきれいに撮影できる点も特徴です。
撮影した写真は、難しい操作なしにスマートフォンの画面からテレビ画面に表示できるので、家族にシェアすることができる点もうれしいポイントとなっています。
らくらくスマートフォンの詳細に関しては、ドコモオンラインショップで確認できますので、以下のリンクよりぜひご覧ください。
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あんしんスマホ

あんしんスマホもドコモから発売されている高齢者向けスマートフォンです。
らくらくスマートフォンと同様に大画面で、使い方に関するサポートが充実しているのはもちろん、カメラも約4,800万画素と高画質になっています。
あんしんスマホはスマートフォンのバッテリーが長持ちする点が特徴であり、外出していても電池の減りを気にする必要がありません。
落下の衝撃にも強くなっているので、スマートフォンを落としてしまうのが不安という人にもぴったりです。
あんしんスマホの詳細もドコモオンラインショップで販売されています。
以下、リンクより詳細をご確認ください。
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BASIO active

BASIO activeは、大手携帯会社のauが販売している機種で、高齢者に人気の「Basio」シリーズの最新機です。
ホーム画面はシンプルなため、自分が使いたいアプリをすぐに見つけることができます。
また、よく連絡する人専用ボタンをホーム画面に設置し、すぐに電話やメールを送れる点も特徴です。
昨今の情勢にあわせて、ワクチン接種証明書をスマートフォンでいつでも提示できる機能が付いていたり、泡タイプのハンドソープでスマートフォンを丸洗いできるようになっていたりする点もうれしいポイントとなっています。
BASIO activeの詳細はauオンラインショップで確認できるので、気になる人は以下リンクを押してみてください。
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スマホに抵抗があるなら無理に替える必要はない

ここまでスマートフォンについて紹介してきましたが、どうしてもスマートフォンに替えることに抵抗があるという場合もありますよね。
なかには、「もうすぐガラケーが使えなくなると言われたので、仕方なくスマートフォンへ替えることを検討している」という人もいるのではないでしょうか。
じつは、使えなくなるのは第3世代移動通信方式の携帯端末やインターネットサービスのみで、すべてのガラケーが利用できなくなるわけではありません(注1)。
4Gと呼ばれる第4世代移動通信方式の携帯端末であれば、今後も変わらず利用できるのです。
3Gのガラケーが終了する理由などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
また、現在は使い勝手がガラケー、中身がスマートフォンという、「進化系ケータイ」も大手キャリアから発売されています。
どうしてもスマートフォンに替えて後悔しそうで不安だという人は、そういった選択肢も検討してみるのはいかがでしょうか。
高齢者がスマホに替えて後悔しないためにも、注意点をしっかり把握!

日々生活するなかで便利にみえるスマートフォンですが、ここまで紹介したように、安易に替えたことで後悔することもあります。
替えてから「こんなはずじゃなかった」と後悔するのを防ぐためにも、事前に後悔しやすいことや注意点をきちんと把握しておきましょう。
改めて、シニア世代がスマートフォンに替えて後悔しやすいことをまとめてみます。
- 操作性に慣れない
- 料金が高くなってしまう危険がある
- 契約やプラン変更の際に分かりにくい
- ガラケーに比べて重い
一方で、以下に該当する場合は、スマートフォンをおすすめできます。
- ラインやフェイスブックなど特定のアプリを使いたい
- 検索機能を使用することが多い
- パソコンやタブレットに慣れている
- 近くにスマホの使い方を教えてくれる人がいる
ガラケーからの変更を検討する際は、スマートフォンがおすすめな場合と向いていない場合なども理解しながら、自身や家族のライフスタイルや利用方法と照らし合わせて考えてみてくださいね。
また、シニア世代におすすめのスマートフォンやキャリアについてもっと知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。