iPhoneのギガが減るのが早くなり、何かおかしいのではと思っていますね。ギガの減りが早いと、通信制限にかかりやすくなり、いつも通りネットが使えなくなるから嫌ですよね。
ギガが減らないよう対策や工夫をすることで、今よりもギガの減りを遅くすることができます。
この記事では、iPhoneのギガの減りが早い原因、ギガの減りが早いときの対処法、通信制限になってしまったときの対策方法などについてご紹介します。
iPhoneのギガの減りが早いときの原因をしっかり把握することで、ギガの減りを遅くする対策や工夫をきちんとすることができます。そのため、通信制限にかからず、ずっと通常速度でネット環境を楽しめるようになるでしょう。
目次
iPhoneのギガが減るのが早い原因は?

iPhoneのギガが気付いたら減っているという経験をしたことがある人は多いです。そのギガが減るというのは何かしらの原因があります。
iPhoneのギガが早く減る原因は、以下5つが挙げられます。
- アプリの自動アップデートがオンになっている
- アプリのバックグラウンド更新がオンになっている
- 位置情報アプリを使っている
- WiFiではなくモバイル通信に切り替わっている
- テザリングをしている
どの原因に当てはまるのか確認してみてください。
アプリの自動アップデートがオンになっている
知らない間にギガが減っている原因として、アプリが何か通信をしている可能性が挙げられます。ダウンロードしたアプリはユーザーが意図的に操作してデータ通信をおこなうという以外にも、自動アップデートで通信することがあります。
アプリのアップデートは意外と通信量を消費しますので、自動でおこなう設定にするのは避け、WiFi環境下にあるときに手動でおこなうようにしましょう。
アプリのバックグラウンド更新がオンになっている
アプリのバックグラウンド更新をオンにしている場合も、通信量を消費してしまいます。
アプリを開いていないのに、新着メールの受信やショップのセール情報のお知らせが届くという経験をした人もいるでしょう。
これはアプリがバックグラウンド更新をおこなっているからです。
こちらもWiFi環境下で更新をする設定にして、データ量の消費を防ぎましょう。
位置情報アプリを使っている
位置情報は便利な機能ですが、思っている以上に通信量を消費してしまうので注意が必要です。
マップを見るなど、位置情報が本当に必要なとき以外は位置情報サービスをオフにするとよいでしょう。最近は「使用中のみオンにする」という設定もできるのでこれを活用するのもおすすめです。
WiFiではなくモバイル通信に切り替わっている
モバイルデータの通信量を節約するためにWiFiを使う人も多いですが、気付いたらWiFiに繋がっておらず、ギガを大量に消費していたというケースもあります。
気付いたらWiFiの接続が切れていたということがないよう、モバイルデータ通信の設定をオフにしておくことをおすすめします。
テザリングをしている
テザリング(インターネット共有)は、モバイル通信を使い、他のデバイスがネットへ接続できるようになる機能です。分かりやすく言うと、iPhoneが無線LANの親機のような役割を担うことになります。
そのため、テザリングではiPhoneのモバイル通信量をたくさん消費します。
テザリングの使いすぎには気を付け、必要最低限での使用を心掛けるようにしましょう。
ギガの減りが早いときの対策方法

ギガの減りが早いときは必ず原因があり、その原因を解消するための対策方法も存在します。
原因を突き止め、適切な対策をすることでギガの減りは改善されます。
iPhoneのギガの減りが早いときの対策方法を7選ご紹介します。設定方法など詳しく解説しているため、是非参考にしてみてください。
通信量の多いアプリを確認する
ギガの減りが早いと感じたときは、どのアプリがどれくらいの通信をおこなっているかを確認してみましょう。
「設定」➙「モバイル通信」で、アプリごとに使用した通信量が確認できます。
確認してみると、普段使っていないのにデータ通信量が多いアプリがある場合があります。そういう場合、アップデートやバックグラウンド更新が自動的にされている可能性もあるのです。
また、チェックボックスをオフにするとモバイル通信で使うことができないため、動画アプリなどのデータ通信量が多いアプリをオフにしておくとよいでしょう。
アプリの設定を変更する
アプリの設定によって、アップデートが自動でされるようになっていたり、バックグラウンド更新の設定がオンになっていたりする場合は、ギガの減りが早い原因となります。
アプリのアップデート、バックグラウンドの更新について紹介します。
アップデート
iPhoneにはアプリが常に最新の状態になるように自動でダウンロードする機能があります。この機能をオフにするとギガの消費量を減らすことができます。
「設定」➙「App Store」➙「自動ダウンロード」→「Appのアップデート」でオフにします。
他にも、「モバイルデータ通信」の自動ダウンロードをオフにするとWiFi接続時のみにアプリをダウンロードされるようになるので、アップデートでギガを消費したくない人はオフにしておきましょう。
バックグラウンドの更新
バックグラウンドの更新とは、他のアプリの使用中でも、別のアプリを更新する機能です。
たとえば、マップなどでナビをしてもらっている最中ならその機能は必要ですが、バックグラウンドで更新しなくてもよいアプリもなかにはあるはずです。それに当てはまるものをオフにすると良いでしょう。
「設定」➙「オフにしたいアプリ」➙「一般」➙「Appのバックグラウンドの更新」からオフにできます。
ギガを節約したいのであれば、「Appのバックグラウンド更新」の通信方法をWiFiのみに設定しておくのも対策の1つです。
位置情報設定の確認をする
ユーザーの現在地を取得する位置情報機能は、電波をずっと拾い続けるためギガを減らす大きな原因です。まず、位置情報サービスが入っているアプリを以下の方法で確認しましょう。
「設定」➙「アプリ」➙「プライバシー」➙「位置情報サービス」で確認することができます。
Appナビアプリやランニングアプリ、移動軌跡を追跡するアプリなどのスリープ状態でも常に動いてほしいアプリ以外は、「なし」か「Appの使用中のみ許可」にしておくとよいでしょう。
そうすると、アプリを使っていないときは位置情報を取得しないので、通信量が無駄に減ることがなくなります。
モバイルデータ通信をオフにする
モバイルデータ通信量は月ごとに決まった量を使うことができるように設定されており、月初めにリセットされるのが一般的です。
そのため月末にギガ不足になり、通信制限になる人が多いです。
下記のとおりモバイルデータ通信をオフにすることで、iPhoneのギガ不足を防ぐことができます。
「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」でオフにします。
モバイルデータ通信量の画面に表示されるアプリ一覧には各アプリが消費したデータ通信量がそれぞれ表示されているため、それを見てモバイルデータ通信をオフにするか考えてみてもよいでしょう。
モバイルデータ通信をオフにしても通話やSMSの利用は可能ですが、メールの送受信やインターネット接続はWiFi環境下でないとできなくなるので注意してください。
また、モバイルデータ通信量をリセットしておくと、1ヶ月でどのアプリがどのくらいの通信量を使用しているか分かりやすくなるためおすすめです。
「設定」→「モバイルデータ通信量」→画面最下部までスクロールし「統計情報をリセット」を押します。
他にも、近年音楽や動画アプリが普及してきて、スマホで音楽や動画を聞いたり見ている人が増えています。音楽や動画はダウンロードせず聞いたり見たりしてしまうと通信量が結構かかります。
そのため、事前にWiFi環境でダウンロードしておき、ダウンロードしたものを聞いたり見たりするようにすると通信量が消費されずに済みます。
WiFiの設定を確認する
外出中に勝手にWiFiに繋がっているという経験をしたことがある人もいるでしょう。これはiPhoneがWiFiと接続するために勝手にバックグラウンド通信をしてしまうことが原因です。
そもそも外出中に勝手に繋がったWiFiやフリーWiFiはハッキングなどがあるため危険です。ギガが減る、危険があるということから外出中はWiFiをオフにしておくことをおすすめします。
WiFiをオフにする際は、「設定」➝「Wi-Fi」でオフにします。
設定画面からでなくても、画面の右上から下に向かってスワイプするとコントロールセンターが表示されるため、そこでWiFiのオン/オフ設定ができます。しかし、iOS 11.2以降はWiFiを完全にオフにすることができなくなったため注意しましょう。
なお、コントロールセンターでWiFiをオフにしても、一時的に未接続の状態になっただけなので、翌朝5時になると自動的にWiFiがオンになっていまいます。
他にも、別の場所に移動したり、本体を再起動したりしたときにWiFiがオンになってしまうため気を付けましょう。
<Wi-Fiが未接続の状態かオフの状態が確認する方法>
- Wi-Fiが未接続の状態の時➝アイコンが白色になる。
- Wi-Fiがオフの時➝アイコンが灰色で斜線が引かれる。
これはアイコンで確認することができます。
アプリをデータ節約モードにする
InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSでは画像や動画が表示されることが多く、少しの閲覧が積み重なり、モバイルデータ通信量をかなり消費してしまいます。ギガの減りを少なくしたい場合は、各アプリの設定を「データ節約モード」に変更しましょう。
データ節約モードは投稿されている画像表示サイズが小さくなり、動画の自動再生もオフになるという機能です。このモードをオンにするだけで、通信量が大幅に削減できます。
アプリによって表現方法、設定方法が異なるため、Instagram、Twitter、Facebookの3つに分けて説明します。
- Instagram
プロフィールページを開き画面右上の三本線マークをタップ➝画面下の「設定」➝「アカウント」→「モバイルデータの使用」→「データ通信量を軽減」をオンにします。 - Twitter
個人画面➝「設定とプライバシー」➝「データ利用の設定」➝「画像」と「動画」の設定を「Wi-Fi接続時のみ」に変更します。 - Facebook
画面右上の三本線マークをタップ➝「設定とプライバシー」➝「設定」→「動画と画像」→「データ節約モード」をオンにします。
メールの設定を変更する
iPhoneには標準装備としてメールアプリに「サーバー上の画像を読み込む」という機能があります。
メールを開封する度に添付されている画像を読み込んでいると、モバイルデータ通信量がかなりかかってしまいます。
そのため、この「サーバー上の画像を読み込む」という機能をオフにしておきましょう。
今の契約プランでギガが足りない場合は?

ギガの減りが早い原因、対策法を紹介してきましたが、ギガの減り方がおかしいと感じるくらいであれば、対策をしてもギガが足りなくなる可能性があります。
そういう場合、ギガを増やす方法を検討する必要があります。
そこで、ここからは契約プランの変更や格安SIM、ポケットWiFiの使用など、ギガの上限を気にすることなくネット環境を楽しむ方法をご紹介します。是非参考にしてみてください。
今より通信量が多いプランにする
今より通信量が多いプランにする方法として以下2つあります。
- ギガを追加する
- 格安SIMに乗り換える
今のギガ量では足りない場合は、ギガ使い放題コースや今よりも多い通信量の多いプランを申し込むとよいでしょう。
しかし、容量が多いプランにすると、毎月の通信料が高くなるので、プラン変更よりも格安SIMへの乗り換えを検討するのがおすすめです。
たとえば、対象サービスを無制限に使うことができる「エンタメフリー・オプション」があるBIGLOBEモバイルなら、月々の料金を抑えつつデータ量の消費も気にせずに済みます。
契約先や契約プラン内容によっても変わりますが、格安SIMなら毎月の通信費代を安く抑えつつ、動画やゲームもこれまで以上に楽しむことができます。
ポケットWiFiを常備する
スマートフォンのギガを消費しないためには、ポケットWiFiを使用するという方法も1つです。
ポケットWiFiを組み合わせて使うならば、スマートフォンの契約プランは一番容量が少なく、月額料金が安いプランを選ぶと通信費を節約できます。
ポケットWiFiを持っておけば、外出中に知らないWiFiに繋がることもなく、ずっと自分のWiFiに接続しておくことができます。
自宅だけでなく外出先でも、ギガのことを考えずにネットを楽しむことができるためおすすめです。
ポケットWiFiは1ヶ月単位から借りることができるプランもあります。安いポケットWiFiが気になる人はこちらの記事を参考にしてください。
iPhoneのギガが減るのがおかしいと感じたら早く対策を!

iPhoneのギガの減りが早くおかしいと感じる場合は、アプリを自動でアップロードするように設定している、位置情報アプリを使用している、WiFiにきちんと接続できておらずモバイル通信に切り替わっているなどさまざまな原因が考えられます。
しかし、通信量の無駄遣いの対策方法やギガの減りを減らす工夫はきちんとあります。
ギガの減りが早く、おかしいと感じている人は原因を把握したうえで対策方法を試しましょう。
対策をしてもギガの減りが早く、毎月の容量が不足してしまう場合は、容量が多いプランへの乗り換えやポケットWiFiの契約を前向きに検討しましょう。