アンドロイドからiPhoneに替えてみようと思ったものの、「操作性やスペックが変わることで後悔しないか不安になった」そのような人もいますよね。
アンドロイドからiPhoneに替えることで、使えるアプリや操作性が変わるなど、人によっては後悔するポイントが出てくる可能性があります。一方で、iPhoneに替えることでよかったこともありますよ。
この記事では後悔しやすいポイントや、替えてよかったポイント、実際に替える際の注意点を紹介していきます。
アンドロイドからiPhoneに替えることを検討する際に、それぞれのメリットや特徴をしっかり理解することで、替えてから後悔してしまう事態を防ぎましょう。
目次
アンドロイドからiPhoneに替えて後悔しやすいポイント6選

AndroidからiPhoneに替えたことで、後悔しやすいポイントとして挙げられるのは以下の6つです。
- キーボードの操作性が違う
- 使えるアプリが少ない
- マルチウィンドウが使えなくなる
- 端末代が高い
- 自分でカスタムはできない
- SDカードが挿入できない
「せっかくiPhoneに替えたのにデメリットしかなかった」「やはりAndroidに戻したい」と後悔しないためにも、詳しく見ていきましょう。
1.キーボードの操作性が違う
AndroidからiPhoneに替えたことで後悔しやすいポイントの1つ目は、キーボードの操作性が違うという点です。
Androidではキーボードのカーソルを自由に動かすことができますが、iPhoneでは長押ししないとカーソルを動かすことができません。
また、iPhoneでは「かな」「数字」「英字」とキーボードが分かれているため、いちいち打ち込む度に戻さなければならない点も、Androidのキーボードに慣れている人には使い辛く、後悔しやすいポイントとなるようです。
2.使えるアプリが少ない
AndroidからiPhoneに替えたことで後悔しやすいポイントの2つ目として、使えるアプリが少ないことが挙げられます。
アプリを追加したいときには、AndroidではGoogle Playストア、iPhoneはAppStoreを利用しますが、それぞれダウンロードできるアプリが違います。
また、Google Playストアのほうが扱っているアプリの数も多いです。自身がよく利用しているアプリがiPhoneでは非対応な場合もあるので、気を付けてくださいね。
3.マルチウィンドウが使えなくなる
マルチウィンドウが使えなくなるという点も、AndroidからiPhoneに替えて後悔しやすいポイントと言えるでしょう。
Androidユーザーにとっては、動画を観ている最中にブラウザを起動してそのまま検索できたり、SNSとメールを同時に起動したりと、日々のなかでマルチウィンドウ機能をよく利用しているという人も多いのではないでしょうか。
iPhoneでは2つの画面を同時に操作できる機能がついていないため、不便に感じて替えたことを後悔してしまうケースがあるようです。
4.端末代が高い
一般的に、Androidの端末代よりもiPhoneの端末代のほうが高価な傾向にあります。
2022年5月現在、Appleストアで取り扱いがある1番古い機種はiPhoneSEですが、57,800円~という価格になっています。また、最新機種であるiPhone 13 Proは122,800円~です(注1)。
一方で、Androidであれば5万円以内の機種も豊富に見つかります。スマートフォンにかかるお金をなるべく抑えたいという人にとって、端末代の価格が高いことはiPhoneに替えて後悔しやすいポイントの1つと言えるかもしれません。
5.自分でカスタムはできない
AndroidからiPhoneに替えたことで後悔しやすいポイントの5つ目は、自分でカスタムができないという点です。
Androidを使用している人のなかには、ウィジェットを駆使してホーム画面によく使う機能のショートカットを作成し、カスタマイズしている人も多いのではないでしょうか。
iPhoneではAndroidに比べて、自分で自由にカスタマイズできる部分が少ないです。いままでAndroidで自分が使いやすいようにスマートフォンをカスタムしていた人には、使い辛く感じてしまうでしょう。
6.SDカードが挿入できない
AndroidからiPhoneに替えたことで後悔しやすいポイントの6つ目は、SDカードが挿入できないことです。
Androidでは、機種によってはSDカードを挿入することができます。本体のストレージが少なくとも、SDカードを挿入することで容量を増やすことが可能になるのです。
しかし、iPhoneにはSDカードの挿入口はついておらず、後から容量を拡張することはできません。容量が不足すると、有料でオンラインクラウドサービスを利用しなければならない場合もあります。
スマートフォンで音楽を聴いたり動画をよく視聴する人にとっては、SDカードで容量を増やせない点がiPhoneに替える大きなデメリットになってしまうかもしれないので、注意が必要ですよ。
アンドロイドからiPhoneに替えてよかったポイント6選

iPhoneにはデメリットしかない訳ではなく、もちろん下記のようなメリットもありますよ。
- 画面がさくさく動く
- 操作が簡単で使いやすい
- iPhone同士なら以降の機種変更が楽
- AirDropが使えて便利
- ウィルス感染に強くセキュリティ面が安心
- iPadやMacと連携できる
人によっては、iPhoneのほうがよいと感じる理由も挙がっているのではないでしょうか。
1つずつ見ていきましょう。
1.画面がさくさく動く
iPhoneに替えてよかったポイントの1つ目は、画面がさくさく動くことです。一般的に、ブラウザやマップなどを起動した際も、もたつくことがなく滑らかに画面が動くと言われています。
よくスマートフォンを利用する人にとっては、スクロール時にさくさく滑らかに起動してくれるiPhoneのほうが、ストレスなく利用できるかもしれませんね。
2.操作が簡単で使いやすい
iPhoneに替えてよかったポイントの2つ目として、操作が簡単で使いやすいということが挙げられます。Androidはカスタム性に優れていましたが、その分機能が多く使いこなすまでに難しい部分がありました。
しかし、iPhoneは作り自体が非常にシンプルです。また、アイコンもわかりやすく、説明書がなくても何となく直感で操作ができるようになっています。
機種変更したばかりでなかなか慣れないというときも、iPhoneならば慣れるまでにそう時間がかからず操作できるようになるでしょう。
3.iPhone同士なら以降の機種変更が楽
iPhoneに替えてよかったポイントの3つ目は、iPhone同士なら以降の機種変更が楽ということでしょう。
iPhoneには、新しいデータ移行の方法として「クイックスタート」という機能があります。iOSのバージョンが12.4以降同士の機種であれば、新しいiPhoneと古いiPhoneを近づけるだけで、データの移行ができるという方法です。従来のバックアップをとって復元という方法に比べて、とても簡単におこなうことができます。
AndroidからiPhoneへ変更し、その後もiPhoneを利用し続ける場合は、以降の機種変更はとても楽になりますよ。
4.AirDropが使えて便利
iPhoneに替えてよかったポイントの4つ目は、AirDropが使えて便利ということです。
AirDropとは、iPhone同士でお互いにWi-FiとBluetoothを有効にしている状態であれば、写真や動画、ファイルなどを簡単に共有できる機能です。
連絡先を知らなくても共有ができ、通信量も消費しないので、使えるようになるととても便利な機能と言えるでしょう。
5.ウィルス感染に強くセキュリティ面が安心
ウィルス感染に強くセキュリティ面が安心という部分も、iPhoneのメリットと言えるでしょう。
iPhoneでアプリを追加したいときは、AppStoreからしかダウンロードすることができません。AppStoreの審査は非常に厳しく、セキュリティ面で不安のあるアプリはAppStoreに載らない仕組みになっています。
一方で、AndroidのGoogle Playストアは審査も厳しくなく、またGoogle Playストア以外からもアプリをダウンロードすることができます。
このような点から、セキュリティ面では一般的にiPhoneのほうが安心と言われていますよ。
6.iPadやMacと連携できる
iPhoneに替えてよかったポイントの6つ目は、iPadやMacと連携できるという点です。
iPadもMacも、iPhoneと同じApple社の製品です。そのため、連携して使える機能がたくさん搭載されています。
iPadやMac、iPhone間では、AirDropを使って写真や動画、ファイルのほか、メモ帳に書いた内容なども簡単に送信ができます。出先でiPhoneで打ち込んだ内容を、家に帰ってからiPadやMacですぐに共有できるのです。
また、アプリも共有で利用できたり、設定することでiPhoneで見ているサファリのページをそのままiPadやMacで表示することができたりと、ほかにも重宝する連携機能がたくさんついています。
仕事や趣味でiPadやMacを使っている人は、iPhoneに替えることで大幅に作業効率が上がるかもしれませんね。
アンドロイドからiPhoneに替える際の注意点

ここからは、実際AndroidからiPhoneに機種変更する際の3つの注意点について解説していきます。
- LINEのトーク履歴は消えてしまう
- 電子マネーは使えないものがある
- Google Playで購入した有料アプリが移行できない
機種変更時はいろいろとやることがあるので、慌ててしまうこともありますよね。知らなかったがために後悔することを防ぐためにも、事前に注意点をしっかり把握しておきましょう。
なお、機種変更の具体的なやり方についてはこちらの記事を参考にしてください。
LINEのトーク履歴は消えてしまう
AndroidからiPhoneへの機種変更時、LINEのアカウントも引継ぎする人も多いのではないでしょうか。このとき気をつけることとして、アカウントは引き継げるので連絡先はなくなりませんが、トークの履歴が消えてしまうという点があります。
AndroidとiPhoneでは、搭載されている基本ソフトウェアであるOSが違います。LINEのトーク履歴の移行が異なるOS間に対応していないため、こういった事態が起きてしまうのです。
また、LINEコインも同じくAndroidからiPhoneへは引継ぎができません。もしもLINEのトーク履歴を消したくない場合やLINEコインが残っているときには、注意してくださいね。
電子マネーは使えないものがある
「おサイフケータイ」は、Androidのみに搭載されている機能です。
そのため、楽天Edyやモバイルスターバックスカードなど、「おサイフケータイ」を利用する一部のサービスは、iPhoneに替えることで利用ができなくなります。
このように、iPhoneでは電子マネーが使えないものがあるので、自身がよく利用する電子マネーが対応しているかどうか、ぜひ事前に調べておきましょう。
Google Playで購入した有料アプリが移行できない
Google Playで有料で購入したアプリは、Androidでは端末自体ではなくGoogleアカウントに紐づけがされています。そのため、Android同士で機種変更した場合は、同じGoogleアカウントであるので、再度支払いすることなくもう一度インストールできるのです。
一方で、iPhoneの場合はGoogleアカウントではなくApple IDによって管理されています。搭載されているOSが違うため、アカウントIDがそれぞれ変わるのです。
その結果、AndroidからiPhoneと異なるOS間での引継ぎになる場合、Google Playで有料購入したアプリであっても、アカウントが変わることにより移行できない仕組みとなっています。
Androidで有料購入したアプリをそのまま移行したい人にとっては、注意が必要な点と言えるでしょう。
アンドロイドからiPhoneへ替えて後悔しないためにそれぞれのメリットや特徴を把握

AndroidからiPhoneに替えることで、人によっては後悔する可能性があることを、ここまでご紹介してきました。
改めて、AndroidからiPhoneに替えて後悔しやすいポイントをまとめてみます。
- キーボードの操作性が違う
- 使えるアプリが少ない
- マルチウィンドウが使えなくなる
- 端末代が高い
- 自分でカスタムはできない
- SDカードが挿入できない
一方で、以下のようにiPhoneに替えることでうまれるメリットもありますよ。
- 画面がさくさく動く
- 操作が簡単で使いやすい
- iPhone同士なら以降の機種変更が楽
- AirDropが使えて便利
- ウィルス感染に強くセキュリティ面が安心
- iPadやMacと連携できる
AndroidからiPhoneに替えることを検討する際には、それぞれのメリットや特徴をしっかり理解することで、替えてから後悔することを防ぎましょう。
「AndroidからiPhoneに替えて後悔しそう」と感じる人は、AndroidをiPhone風にできる方法について紹介している、こちらの記事も参考にしてみてください。
出典:
注1 iPhoneの購入及び下取り|Apple