スマホ代が高い!年間6万円を節約する方法と見直しのコツを徹底解説

smartphone-saving-eyecatch

「スマホ代を節約したいなぁ」とお考えですね。

節約の基本は、高い原因を突き止めて一つずつ解消することです。

大きな額を節約したいなら、キャリアを変更すれば一気に安くなります。

大手キャリアスマホを使っている人は格安SIMに変更するだけで、今よりも月額5,000円近く安くなる可能性があるのです。

そこで今回は、スマホ代を節約する方法と見直しのコツを解説します。

徹底的に無駄をなくして、年間6万円を節約しましょう。

1.月額支払いは二極化!スマホ代が高いなら節約の余地あり

月額支払いは二極化!スマホ代が高いなら節約の余地あり

周りの人たちがどのくらいスマホ代を払っているか気になりますよね。

ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」によると、大手キャリアと格安SIMで支払額の平均が大きく違うようです。

以下の表は、大手キャリアと格安SIMで分けた場合の支払い額の平均です。

大手キャリア 格安SIM
7,516円 2,830円

比べると、約4,300円の差です。

月々の支払額は、二極化していることが分かります。

また、総務省の「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、1万円以上の高額な支払いは減少傾向にあります。

  2019年9月 2020年3月
1万円以上の支払い 14.8% 8.8%

比べると、6%もの減少です。

もし、1万円近くスマホ代を支払っているなら「節約の余地あり」と言えるでしょう。

本気で節約に取り組めば、月々の支払いを5,000円ほど削減できます。

年間6万円の節約も夢ではありません

まずは次の章で、スマホ代が高くなる原因を突き止めましょう。

2.スマホ代が高いと感じたら原因を調べてから節約すべし!

スマホ代が高いと感じたら原因を調べてから節約すべし!

スマホ代を節約する前に、高い原因を突き止めましょう

原因を突き止めて一つずつ解消することで、スマホ代は確実に安くなります。

高額なスマホ代の原因は、以下の3つです。

自分の利用状況に照らし合わせながら確認しましょう。

原因1.高額なスマホの端末代

スマホの端末代を分割払いにしていると、スマホの請求は高額になりがちです。

分割払いは、毎月の通信費に加えて端末代を支払わなくてはいけません。

特にハイスペックスマホは10万円を超える端末もあるので、支払いは長期化します。

例えば、Xperia 1 II SO-51Aの機種の総額は、123,552円です。

36回払いにすると、3年間毎月3,432円が通信料の他に加算されます。

しかし、3年間スマホを使えば電池の持ちが悪くなるので、新しいスマホを欲しくなる人もいるはずです。

その場合、端末代を支払い終えた途端に新しいスマホを購入するサイクルになってしまうので、高額な請求が永遠に続きます

原因2.利用していない有料オプション

利用していない有料オプションで毎月の請求額が高額になっているかもしれません。

「契約時に有料オプションへ加入すると初期費用や基本料金が数ヶ月割引価格になる」といったキャンペーンで加入した人もいるはずです。

例えばドコモだと、以下のような有料オプションがあります。

  • ケータイ保証サービス 月額330~1,000円
  • クラウド容量オプション10GB 月額100円
  • ネットトラブルあんしんサポート 月額500円

店員さんに「すぐに解約すれば大丈夫です。」と勧められた経験のある人も多いでしょう。

しかし、解約を忘れたまま、未使用の有料オプション代を支払い続けていることもあります。

また、解約しようとしても引き留めにあったり、手続きが面倒で後回しになっている人も多いです。

原因3.使い方に合ってない料金プラン

今の使い方に合っていない料金プランで、割高な請求になっている可能性があります。

契約当初は自分の使い方に合っていたとしても、就職や結婚などライフスタイルの変化によって、スマホの使い方が変わった人もいるでしょう。

当初の契約のまま使い続けていると、データ通信量を消費しきれず捨てていたり、逆にプラン以上に使って割高な使い方をしていたりします。

しばらく料金プランを変更していない人は、今の使い方に合っていない契約かもしれません。

ここまで、スマホ代が高くなる原因を見てきました。

原因が分かれば、対処法もおのずと見えてきます。

次の章では、キャリアを変更せずにスマホ代を節約する方法を確認しましょう。

3.キャリア変更せずにスマホ代を節約する3つの方法

キャリア変更せずにスマホ代を節約する3つの方法

仕事でスマホを使っている人は、「なるべく大手キャリアのままでいたい」と考えている人もいるでしょう。

キャリアを変更せずにスマホ代を節約する方法は、以下の3つです。

それぞれ確認して実践しましょう

節約1.スマホを買い替えるなら格安スマホにする

スマホを買い替えるときは、SIMフリーの格安スマホにしましょう

SIMフリーとは、どのキャリアの電波帯でも利用できるということです。

格安スマホは3万円前後で買えるので、大きな負担になりません。

値段が安くても高性能なスマホが多いので、普段使いなら十分です。

スマホにこだわりがなければ、SIMフリースマホで端末代を節約しましょう。

人気の格安SIMフリースマホは、以下の3つです。

価格は購入するお店によって変わるので、安いお店を探して購入しましょう。

節約2.契約内容を見直して変更する

契約内容を見直して、利用状況に合ったプランに変更しましょう。

自分に合った契約プランに変更するだけでも、毎月の請求額が変わります。

実際に使ったデータ通信量と、契約しているデータ通信量がなるべく同じ容量になるプランへ変更しましょう

例えばドコモの場合、ギガライトプラン(6,150円)で7ギガを超えると「1GB追加オプション」で1GBあたり1,000円でデータ通信を購入できます。

しかし、毎月2回以上「1GB追加オプション」を使うなら、「ギガホ」(7,150円)を契約した方が安いです。

一見高いと感じるプランでも、結果的にコスパ良く利用できます

有料オプションも見直す

有料オプションに加入しているなら、本当に必要なのか精査しましょう

有料オプションは500円前後のサービスが多いので気軽に加入しがちです。

しかし、3つ加入すれば1,500円の支出になります。

年間で考えると、18,000円の支出です。

「念のため入っておこうかな…」となんとなく加入した有料オプションがあるなら、解約しましょう

節約3.家でもネットを利用するなら光回線を導入する

家でネットを使う機会が多いなら、光回線を導入しましょう。

キャリア利用なら、同じ会社で回線を申し込むとセット割が適用されます。

光回線を利用すれば、定額で無制限にネットに繋げられるのです。

そのため、外出先での利用を控えて家で利用すれば、スマホの請求額を減らせます

スマホだけでなくタブレットやパソコンを使う人だと特におすすめです。

個別回線で接続していた接続端末が多いほど、1回線あたりの値段を抑えられます。

ここまで、キャリアを変更せずにスマホ代を節約する方法を見てきました。

しかし、ガッツリ節約するなら格安SIMへの変更をすべきです。

次の章で、格安SIMについて確認しましょう。

4.高いスマホ代を節約するなら格安SIMが断然おすすめ!

高いスマホ代を節約するなら格安SIMが断然おすすめ!

スマホ代の節約を本格的に取り組むなら、格安SIMで契約しましょう

節約するのに格安SIMが良い理由は、以下の3つです。

それぞれ理由を見て、格安スマホの契約を検討しましょう

理由1.通信費が圧倒的に安くなる

格安SIMにすべき1番の理由は、通信費が圧倒的に安くなることです。

格安SIMは、大手キャリアから回線をレンタルして運営しています。

つまり、設備投資せずに運営できるので、低価格の通信プランを出せるのです。

自分に合った格安SIMに変更すれば、5,000円以下の請求になる人が多いでしょう。

これまで1万円近く支払っていたなら、毎月約5,000円の節約になります。

年間で約6万円の節約が可能です。

ポケットWiFを併用した方が安くなる場合も

格安SIMとポケットWiFの組み合わせにすれば、毎月のデータ通信量が多くても節約できます。

UQモバイルの「ウルトラギガMAX」とドコモの「ギガホ」で比べてみましょう。

  利用できるデータ通信量 料金
UQモバイル
「ウルトラギガMAX」
スマホ 3ギガ
WiMAX 無制限
5,360円
(スマホ 1,480円)
(WiMAX 3,880円)
ドコモ
「ギガホ」
スマホ 30ギガ 7,150円

この場合、年間で節約できる金額は21,480円です。

データ通信量を多く使う人でも、格安SIMを上手に活用すれば安くなります。

理由2.格安スマホの選択肢が多い

格安SIMだと格安スマホの選択肢が多いので、お気に入りのスマホを見つけられます。

なぜなら、格安SIMには安さを求めているユーザーが多いので、格安スマホを多く取り揃えられているからです。

安価なものだと、1万円台で買えるスマホもあります。

例えば以下のスマホです。

一応大手キャリアでも格安スマホを販売していますが、格安SIMほどの選択肢はありません。

この場合、消去法でスマホを選ばなくてはいけないので、満足のいく買い物はしづらいと言えるでしょう。

格安SIMで購入するなら回線契約と同時にスマホを購入すると、キャンペーンやセールなどで安く購入できます。

理由3.会社ごとに特色がある

格安SIMは、会社ごとに大きな特徴があります

なぜなら、独自の特徴をアピールすることで、差別化を図っているからです。

例えば、以下のような特徴の格安SIMがあります。

  • 利用者の集中する時間に使わない人向け
  • 特定のアプリを重点的に使う人向け

会社によってコスパ良く使える対象が変わるので、自分の使い方に合っている格安SIMを選びましょう。

ここまで、格安SIMのメリットを見てきましたが、デメリットも把握しておきたいですよね。

次の章で、格安SIMのデメリットを確認しましょう。

5.スマホ代を節約できる格安SIMのデメリットは?

スマホ代を節約できる格安SIMのデメリットは?

圧倒的に通信費を安くできる格安SIMですが、デメリットもあります。

格安SIMのデメリットは、以下の2つです。

デメリットもしっかり把握した上で、格安SIMを使うか決めましょう。

デメリット1.通信速度が大手キャリアに比べて不安定

大手キャリアと比べると、格安SIMの通信速度は不安定です。

特に、通勤ラッシュの朝7時や夕方18時、12時過ぎの昼休みなどネットを使う人が増える時間帯だと、通信速度は低下します。

なぜなら、格安SIMは大手キャリアから回線を借りているので、決められた回線だけで通信しなくてはいけないからです。

回線が混雑すると、インスタの画像読み込みができなかったりホームページがなかなか開けなかったりという状況になります。

一方で、大手キャリアは回線が充実しているため、回線の混雑時間を気にせず使用可能です。

しかし、独自の通信設備を構築するなど通信品質にこだわっている格安SIMは存在します。

通信品質を落としたくないなら、通信速度に定評のある格安SIMを選びましょう。

デメリット2.基本的に自力で解決しないといけない

格安SIMを使い始めたら、基本的にトラブルは自力で解決しなくてはいけません

というのも、格安SIMは最低限のフォロー体制にして低価格を追求しているからです。

トラブルが起きたときは、ネットで調べて自力で解決することになります。

しかし、準キャリアと言われるUQモバイルやワイモバイルは店舗展開しているので安心です。

準キャリアとは、大手キャリアのサブブランドのことです。

「分からないことは対面で話を聞きたいな」と思うなら、店舗のある格安SIMを利用しましょう。

ここまで、格安SIMのデメリットを見てきましたが、解決できることも多いです。

実際に格安SIMへ移行したいと思っても、どのような会社を選べば良いか分かりませんよね。

次の章で、おすすめの格安SIMを確認しましょう。

6.スマホ代を安くする!人気の格安SIM3選

スマホ代を安くする!人気の格安SIM3選

格安SIMを契約するときは、自分の使い方に合った会社を選びましょう

なぜなら、会社ごとにウリとなるポイントが違うからです。

人気の格安SIMは、以下の3つです。

それぞれの特徴を把握して、自分に合った会社を見つけましょう。

格安SIM1.通信品質を求めるならUQモバイル

通信品質を求めるならUQモバイル

通信品質を求めるなら、UQモバイルをおすすめします。

なぜなら、UQモバイルはauのサブブランドなのでauと大差ない通信品質でやりとりできるからです。

実際、4年連続で「格安SIM通信速度調査」で1位を獲っています。

また、UQモバイルは実店舗のある格安SIMであり、顧客満足度は2年連続1位を獲っているのです。

初めて格安SIMに挑戦する人でも安心でしょう。

UQモバイルは、2種類のシンプルプランです。

スマホプラン 月額料金
スマホプランS
(3GB)
1,980円
スマホプランR
(10GB)
2,980円

格安SIMの通信品質を心配しているなら、UQモバイルにしましょう。

格安SIM2.利用者の集中する時間帯に使わないならmineo

回線が混雑する時間帯に使わないならmineo

普段から外出せずWiFiを利用するなら、mineoが安いです。

mineoには、利用者の集中する時間帯に接続しない人向けのサービスが充実しています。

例えば、「ゆずるね。」サービスは、平日昼間の通信をゆずる宣言をしてポイントを貯めると、24時間高速通信の権利付与などの特典を得られます。

他にも、混雑する時間帯にスマホを利用しない人向けの料金プランがあるので、お得に利用可能です。

ただし、学校や勤務先の昼休みや帰宅時の夕方は、回線混雑による通信速度の低下を覚悟しましょう。

mineoはドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアから利用回線を選べますが、au回線のAプランが一番安いです。

Aプランで自分の使うデータ通信量に合わせて選びましょう。

おすすすめのデータ容量は、以下の表です。

Aプランのデータ容量 月額料金
3GB 1,510円
6GB 2,190円
10GB 3,130円

会社を退職した人や専業主婦など、利用者の集中する時間帯にスマホを触らなくても大丈夫な人は、mineoをおすすめします。

格安SIM3.特定のアプリばかり使うならLinksMate

特定のアプリばかり使うならLinksMate

特定のアプリばかり使うなら、LinksMateを利用しましょう。

なぜなら、カウントフリーオプションの対象アプリが豊富だからです。

カウントフリーオプションとは、LinksMateが指定するゲームやコンテンツアプリなら、どんなに使っても90%以上安くなるサービスのことです。

例えば、以下のようなアプリがあります。

  • 刀剣乱舞-ONLINE-
  • モンスターストライク
  • 妖怪ウォッチぷにぷに
  • Instagram
  • Twitter

スマホヘビーユーザーでもカウントフリーオプション対象アプリの利用だけなら、大容量データ通信プランを組まずに済みます。

カウントフリーオプション対象の中で1番種類が多いジャンルはゲームなので、ゲーム好きにおすすめです。

また、LinksMateは独自の通信設備を構築しているので、回線が混雑する時間帯でも比較的スムーズな通信ができます。

LinksMateでのデータ容量に対する月額料金は、以下の表です。

データ容量
(音声通話+SMS+データ通信)
月額料金
3GB 1,620円
6GB 2,300円
10GB 3,100円

本来なら1GB刻みでプランを選べますが、今回紹介した格安SIMと比較しやすいように上記のデータ容量をピックアップしました。

「ゲームは今まで通り続けたい!だけどスマホ代は安くしたい」と考えているなら、LinksMateを検討しましょう。

まとめ

スマホ代を節約するコツは、まず最初に契約内容を見直すことです。

契約内容を見直して変更しても高いと感じるなら、格安SIMを検討しましょう

格安SIMにすれば、簡単に節約できます。

スマホ代を節約して、賢くお金を使いましょう。