「みんなのスマホ代の平均ってどのくらいなんだろう?」と疑問に感じていますね。
スマホ代の平均を知ることができれば、スマホ代をどれくらい節約できるか判断できます。
しかし、スマホ代の平均を知るだけでは、実際のみんなのスマホ代を把握することはできません。
なぜなら、大手キャリアと格安SIMの利用者で平均価格は二極化しているからです。
そこで今回は、スマホ代の平均を細かく調査し、安く抑えるコツも解説します。
無駄なスマホ代を削減して、コスパ良くスマホを利用しましょう。
目次
1.みんなのスマホ代は平均6410円!

ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」によると、20代から60代のスマホ利用者全体の平均金額は6,410円でした。
この6,410円という結果の受け止め方は、あなたがどのキャリアを利用しているかによって変わります。
なぜなら、大手キャリアと格安SIMでは通信費用が全く違うからです。
この金額は、大手キャリアと格安SIMの両方を含めた金額です。
実態を知りたいなら、特定のキャリアを利用している人たちの平均価格も気になりますよね。
次の章では、大手キャリアのスマホ代の平均を確認しましょう。
2.大手キャリア利用者のスマホ代は?平均7千円超え

ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」によると、大手キャリアでスマホ代の平均は7,516円でした。
全体の平均価格よりも高額なことから、大手キャリア利用者がスマホ代の平均値を上げていると読み取れます。
データ通信量ごとの価格も確認しましょう。
総務省の「電気通信サービスに係る内外価格差調査」のユーザシェアの高い事業者の東京平均価格は、このようになりました。
データ容量月 2GB | 5,150円 |
データ容量月 5GB | 6,250円 |
データ容量月 20GB | 8,175円 |
契約したデータ容量が少なくても、5,000円以上かかっています。
大手キャリアを使うなら、少なくとも5,000円前後は必要だと分かりました。
工夫次第で多少の節約はできますが、大手キャリアで大幅に通信費を削るのは難しそうです。
このような結果を踏まえて、大手キャリアを利用するユーザーの特徴を確認しましょう。
大手キャリアユーザーの特徴は、以下の2つです。
自分に当てはまっていないか確認しましょう。
大手キャリア1.スマホの端末代を分割払いにしている
大手キャリアユーザーの多くが、スマホを分割払いにしています。
なぜなら、高価な端末が多い上に、分割払いでも金利は発生しないからです。
しかし、3年などの長期の分割払いだと、支払い終える頃にはバッテリーの消耗などで買い替えを検討し始める時期になってしまいます。
端末代を支払い終えてすぐに新しいスマホへ買い替えると、純粋な通信費のみの支払いの期間は非常に短くなるのです。
つまり、スマホを分割払いにすると、元々高額な通信費に加えてスマホの端末代を永遠に支払い続けることになります。
大手キャリア2.約40%の人が高いと感じているものの乗り換え検討せず
総務省の「携帯電話の料金等に関する利用者の意識調査」によると、約40%の人が「スマホ代は高い」と答えています。
しかし、「実際に他社への乗り換えを検討している」と答えた人は、全体の1割ほどしかいません。
乗り換えを検討しない理由については、「手続きが面倒」という回答がトップでした。
料金に不満はあるものの、乗り換え手続きが面倒で後回しにしている人が多いのかもしれません。
ここまで、大手キャリアの特徴をみてきましたが、格安SIMの特徴も気になりますよね。
次の章で、格安SIMの特徴を確認しましょう。
3.格安SIMのスマホ代は?平均約3千円以下

ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」によると、格安SIMでスマホ代の平均は2,830円でした。
格安SIM利用者に限定すると、支払い平均額は3,000円を切るのです。
圧倒的に格安SIMの料金は安いことが分かります。
データ通信量ごとの価格も確認しましょう。
総務省の「電気通信サービスに係る内外価格差調査」のユーザシェアの高い事業者の東京平均価格は、このようになりました。
データ容量月 2GB | 2,455円 |
データ容量月 5GB | 3,302円 |
データ容量月 20GB | 6,162円 |
データ通信が少なければ5,000円を切りますが、大容量を使うと6,000円台になります。
格安SIMにはヘビーユーザー用に特化した会社もあるので一概に言えませんが、データ通信量の少ないユーザーが多いと読み取れます。
このような通信費の安いキャリアを利用するユーザーの特徴を確認しましょう。
格安SIMユーザーの特徴は、以下の2つです。
それぞれ確認して、格安SIMについての知識をつけましょう。
格安SIM1.スマホ端末の一括購入が多い
格安SIMユーザーの多くは、端末を一括購入しています。
なぜなら、格安SIMでは格安スマホを沢山販売しているからです。
格安スマホだと、1台あたりの値段が2万円台の製品も珍しくありません。
例えば、このようなスマホが人気です。
- Redmi Note 9S 約29,800円
- OPPO A5 2020 約24,800円
- Huawei P30 lite 約28,380円
格安SIM利用者の多くは端末を一括で購入しているので、月々の支払いは通信費のみという人が多いです。
格安SIM2.格安SIMの利用者は約24%と少数派!
ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」によると、格安SIMの利用者は全体の約24%と少数派です。
20~40代の格安SIMの利用率は、このようになります。
男性 | 女性 | |
20代 | 19% | 12% |
30代 | 32% | 23% |
40代 | 33% | 17% |
20代全般の格安SIM利用率は低く、30~40代男性の利用率が高くなっています。
20代だと学生や新社会人の人もいるので、親がまとめて支払っていたり大手キャリアの家族割を利用していたりするのかもしれません。
ここまで、格安SIMユーザーの平均支払い額を見てきました。
しかし、年代ごとの支払い額も気になりますよね。
次の章で、年代ごとののスマホ代の平均を確認しましょう。
4.大学生など20代のスマホ代は各年代の中で1番高い

ソニー生命の「スマートフォンに関する意識・実態調査2019」では、20代のスマホ代が全世代でトップでした。
20~40代のスマホ代を以下の表にしたので確認しましょう。
年代 | スマホ代の平均 |
20代 | 7,320円 |
30代 | 6,724円 |
40代 | 6,006円 |
20~30代の平均が高いと分かります。
若い世代はスマホありきの人間関係なので、どうしてもスマホ代がかさんでしまうのです。
40代の平均が低い理由として、子育て世代で出費に敏感という事情が考えられます。
ここまで各ジャンルごとのスマホ代の平均を見てきましたが、あなたのスマホ代と比べてどうでしたか?
もし、平均よりも高かった場合は、節約次第で通信費を下げられるかもしれません。
次の章で、スマホ代を平均よりも安くする方法を見ましょう。
5.スマホ代を平均より安くする!3つの方法

各平均よりもスマホ代が高いなら、節約しましょう。
スマホ代を平均よりも安くする方法は、以下の3つです。
面倒かもしれませんが、一度変更すればずっと安くなるので確認して行動しましょう。
方法1.キャリア変更しないなら契約内容の見直し
キャリア変更しないなら、現在契約している内容を見直しましょう。
見直すポイントは以下の2つです。
それぞれ確認しましょう。
実際に消費したデータ量と契約しているデータ量は同じか
実際の使用量に近いプランにしましょう。
契約しているデータ通信量は、多すぎても少なすぎてももったいないです。
実際に使用したデータ量を数ヶ月分確認してから、自分に合ったプランを選びなおしましょう。
不要な音声通話オプションに加入していないか
有料オプションを契約しているなら、すべて見直しましょう。
例えば、auの故障紛失サポートは契約時に加入を勧められるオプションの一つです。
故障時に格安で同一機種・同一色の携帯電話機と交換できるので、保険として加入した人もいるでしょう。
しかし、数年経った機種なら買い替えた方がコスパ良いので、得られる恩恵は少ないと言えます。
他にもこのようなオプションに加入しているなら、見直すべきです。
- 迷惑電話撃退サービス 月額 約100円
- 留守番電話サービス 月額 約300円
すべて見直して、利用頻度の低い有料オプションは全て解約しましょう。
方法2.格安SIMで圧倒的に安くする
圧倒的に通信費を削りたいなら、格安SIMへの乗り換えがおすすめです。
格安SIMは、大手キャリアから回線を借りているので、設備費をかけずに低価格で利用できます。
今まで大手キャリアで1万円近く払っていたなら、格安SIMに移行するだけで月額約5,000円の節約も夢ではありません。
しかし、実際のデータ通信量に合わないプランだと割高になってしまうので、会社選びは慎重にしましょう。
格安SIMは、データ通信の少ない人向けの会社からスマホヘビーユーザー向けの会社など、対象となるユーザーは明確です。
自分に合った格安SIMを選びましょう。
方法3.一人暮らしならポケットWiFの併用もおすすめ
一人暮らしの場合は、ポケットWiFiの併用をおすすめします。
なぜなら、ポケットWiFiを利用した方が安くなる場合もあるからです。
格安SIMとポケットWiFの併用と、大手キャリアのデータ通信料を比べてみましょう。
以下の表は、UQモバイルの「ウルトラギガマックス」と、auの「データMAX 4G LTE」の料金です。
利用できるデータ通信量 | 料金 | |
UQモバイル 「ウルトラギガMAX」 |
スマホ 3GB WiMAX 無制限 |
5,360円 (スマホ 1,480円) (WiMAX 3,880円) |
au 「データMAX 4G LTE」 |
スマホ 30GB | 7,650円 |
ポケットWiFiは持ち運び可能なので、実質的にUQモバイルのスマホは5,360円でデータ通信使い放題となります。
30GBまでの制限のあるauと比べると、UQモバイルの方が2,290円安いです。
「データ通信量が多い」と悩んでいるなら、ポケットWiFiの併用を検討しましょう。
スマホ代を安くする方法を見てきましたが、実際に格安SIMを使うとしたらどの格安SIMが良いのでしょうか。
次の章で、格安SIMの選び方を確認しましょう。
6.スマホ代の平均を月額最大5千円節約!おすすめ格安SIM3選

格安SIMを選ぶなら、自分の使い方に合った会社を選びましょう
どの格安SIMも特徴がハッキリしているので、使い方を明確にして選べば失敗しません。
タイプ別におすすめする格安SIMは、以下の3つです。
それぞれの格安SIMの特徴を把握しましょう。
タイプ1.通信品質重視ならサブブランド

通信品質を求めるなら、大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルかワイモバイルを選びましょう。
サブブランドとは、大手キャリア傘下の格安SIMのことです。
格安SIMの中での通信品質はトップクラスで、料金は大手キャリアよりも安いことから人気があります。
UQモバイルはauのサブブランドで、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドです。
大手キャリアのサブブランドなので、通信品質はお墨付きと言えます。
UQモバイルとワイモバイルのおすすめプランは、以下の通りです。
UQモバイル | ワイモバイル | |
おすすすめプラン | 10GB 2,980円 | 10GB 3,680円 |
通話料 | 20円/30秒 | 無料(10分以内) |
おすすめな人 | 通信品質重視・データ通信のみの利用 | 通信品質重視・通話の機会が多い |
通信品質重視タイプでも、コスパ良く利用できるでしょう。
タイプ2.楽天エリア内なら楽天モバイル

自分の行動エリアが楽天モバイル圏内なら、楽天モバイルをおすすめします。
なぜなら、楽天回線エリア内ならデータ通信は無制限で使用できる上に、高速通信可能な5Gも使い放題だからです。
楽天回線エリアは今のところ都市部に限られていますが、地方でも楽天エリア内になっている地域はあります。
また、今ならデータ通信料が1年間無料です。
自宅や会社、学校などの行動範囲が楽天回線エリア内なら、楽天モバイル一択と言えます。
楽天モバイルの基本プランは、1つのみです。
詳細 | |
プラン | 2,980円 (楽天回線 無制限) (パートナー回線 5GB) |
通話料 | RakutenLinkアプリ利用なら無料 |
おすすめな人 | 大量のデータ通信をする 行動範囲が楽天回線エリア |
楽天回線エリアに該当するか調べて、該当していたなら検討しましょう。
タイプ3.安さと使いやすさ重視ならLINEモバイル

安さと使いやすさを重視するなら、LINEモバイルにしましょう。
LINEモバイルにすれば、他の格安SIMではできないLINEのID検索も可能になります。
また、データフリーオプションがあるので、対象のアプリを沢山使うならお得に利用できるでしょう。
データフリーオプションとは、対象アプリのデータ通信量が無料になるサービスのことです。
値段によって対象となるアプリの数が変わるので、確認しましょう。
LINEデータフリー | SNSデータフリー | SNS音楽データフリー | |
対象アプリ | ・LINE | ・LINE | ・LINE |
対象SNSアプリ | – | ・Twitter |
・Twitter |
対象音楽アプリ | – | – | ・LINE MUSIC ・Spotify ・AWA |
料金 | 無料 | 月額280円 | 月額480円 |
ゲームをしないのであれば、十分な内容です。
LINEモバイルでおすすめのプランは、このようになります。
詳細 | |
プラン | 3GB 1,480円 (音声通話SIM) |
通話料 | 20円/30秒 LINE電話ならデータ通信量のみ |
おすすめな人 | データフリー対象の利用が多い |
データ通信量は少なめで、とにかくスマホ代を減らしたい人へおすすめします。
まとめ
スマホ代の平均は、6,401円です。
しかし、節約すれば平均価格よりも大幅に安く利用できます。
通信費を安くしたいなら、格安SIMを利用しましょう。
格安SIMでもサブブランドを利用すれば、通信品質も気になりません。
固定費であるスマホ代を安くして、賢く節約しましょう。