楽天モバイルの回線速度が気になっていますね。
Rakuten UN-LIMITであれば楽天回線エリア内だと速度は出ていますが、パートナーエリアだと速度が出ていないのが現状です。
今回は楽天モバイルの回線速度に関する口コミや速度を改善する方法について解説しています。
実際どれくらいの速度が出ているのかを知って、快適にインターネット通信を行いましょう。
目次
1.動画を快適に見るためには5Mbps程度の速度十分!

そもそも、どれくらいの速度が出ていれば「通信が早い」と言えるのか気になりますね。
実は、動画を快適に見るためには3Mbps程度の速度が出ていれば十分です。
YouTubeを見る時に推奨速度は以下のようになっています。
動画の解像度 | 推奨される持続的な速度 |
SD 360p | 0.7 Mbps |
SD 480p | 1.1 Mbps |
HD 720p | 2.5 Mbps |
HD 1080p | 5 Mbps |
4K 2160p | 20 Mbps |
HD 720pといえば、かなり高画質です。
継続的に3Mbps出ていれば十分に高画質な動画を見れるということを表しています。
確かに、4K解像度の動画を見ようと思うと継続的に20Mbpsの速度が必要です。
しかし、ほとんどの人は4K解像度の動画をスマホで見ることはないでしょう。
そのため、5Mbps程度継続的に出ていればストレスなく動画を見ることができると言えます。
2.楽天モバイルの速度に関する口コミ

楽天モバイルの速度について、実際に利用している人の口コミを見ていきましょう。
口コミから見えてきたことは、以下の4つです。
- 楽天回線エリア内での速度は早い
- 楽天回線エリア内でも場所によって速度が違う
- パートナー回線エリアだと遅い
- 楽天回線エリアなのにパートナー回線に繋がる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
口コミ1.楽天回線エリア内での速度は早い
やはり、楽天回線エリア内での速度は早いようです。
Rakuten UN-LIMIT 電波状態が良好だと130Mbps以上も速度が出る(はぇー💫 #楽天unlimited pic.twitter.com/gcMOKXcQ6p
— taitan(たいたん) (@taitanno) May 14, 2020
実測値として、130Mbpsもの速度が出ています。
この数値はかなり早いですね!
「Rakuten UN-LIMIT」に移行。
家のWi-Fi使うより速度上がった。
これでセブン行ってデータアップロードしなくて済むかな〜
そして何よりテザリング出来るから出先でPC作業できるようになる♪ pic.twitter.com/6A2SkWK31i— 東畑 渉 (@Higa_ShihataSho) May 12, 2020
59Mbpsでもかなり快適で、パソコン作業もストレスなくできるようです。
口コミを見る限り、高速で快適なネットライフを送っている人が多い印象を持ちました。
口コミ2.楽天回線エリア内でも場所によって速度が違う
楽天回線エリアの中でも、場所によって速度が違うようです。
@地下1階 流石に遅いけど普通にYoutube見れるし不満無いかな
普段の生活圏だと普通に楽天MNO実用的じゃん
いい事なんだけど、なんというか面白くないw pic.twitter.com/hsusFtGm4U— きくじん☕️ (@kikjin) January 25, 2020
このように、エリア内でも通信が遅くなることがあります。
というのも、楽天回線には通信しづらい場所があるからです。
- 屋内
- 地下
- 高層階
このような場所では、楽天回線が届きにくいです。
結果的に通信速度が遅くなったり、パートナー回線に切り替わってしまったりしてしまいます。
口コミ3.パートナー回線エリアだと遅い
パートナー回線エリアで通信をすると、遅くなるようです。
楽天モバイルは、楽天の自社回線エリア内での通信を『楽天回線』、エリア外での通信を『パートナー回線』で行っています。
パートナー回線とは、au回線を借りて接続している状態です。
そのため、パートナー回線だと速度が落ちやすくなってしまいます。
ちなみに、パートナー回線での通信は以下のように定められています。
- 1ヶ月5GBまでの制限が設けられている。
- 5GBの制限を超えると1Mbpsに低速化する。
そのため、パートナー回線エリアでも月5GB以内であれば1Mbps以上の速度は出ていると言えるでしょう。
しかし、「パートナー回線エリアでは遅い」という口コミを見つけました。
パートナーエリアでもこの遅さ。
他の人が70Mとか載せてたけどありゃ嘘だな。格安シムより遅い。一番いい状態でこれ。もともとau自体もこの品質の悪さ。 pic.twitter.com/H7syvxNlXA— モグたろ (@panda3tarou) April 9, 2020
パートナー回線がauなので期待してしまいますが、速度は出ていません。
『良くて11Mbps』ということなので、普段はもっと遅い可能性があります。
楽天アンリミトに期待しつつ、お試しで契約したけど、パートナー回線だけに1から4Mbpsしか出ない。家族全員でソフバンから乗り換え予定だったけど雰囲気的に一年経っても無理そうな感じ。他のサービス環境がまともに活用できないからソフバンかは離れない自分
— 秀信 (@hu20150206) April 27, 2020
『4Mbpsしか出ない』っという人もいました。
動画をギリギリ見れる速度ですね。
スマホでWEBサイト・SNSを利用するには十分な速度ですが、動画の視聴には少しストレスを感じるでしょう。
自宅や会社・学校などが楽天回線エリア外の人は、あまり速度に期待できません。
事前に楽天回線エリアを確認してから、申し込みをするようにしましょう。
口コミ4.楽天回線エリアなのにパートナー回線に繋がる
楽天回線エリアにもかかわらず、パートナー回線に繋がることもあるようです。
は? え? は? え? は?
Rakuten UN-LIMIT契約したんだけど?
楽天回線エリアにバッチリ入ってるんだけど?????
なんかパートナーエリアに入ってるんだけど?????遅いんだけど? ねえ 遅いんだけど?????
— マカロン (@maca__p) April 20, 2020
楽天回線エリアだと思って申し込みをしても、実際に繋げてみるとパートナー回線になってしまうことがあります。
パートナー回線での通信速度は遅いため、ガッカリする人も多いです。
そのため、楽天モバイルが安いからと言ってすぐに乗り換えてしまうのはやめましょう。
自分にとって使える製品なのかを見極めなければ後悔するかもしれません。
次の章で、楽天モバイルがおすすめな人・おすすめじゃない人がどんな人なのか確認していきましょう。
3.楽天モバイルがおすすめな人・おすすめじゃない人

楽天モバイルがおすすめな人とおすすめじゃない人がどんな人なのか見ていきましょう。
3ー1.楽天モバイルがおすすめな人
楽天モバイルがおすすめな人は、以下のような人です。
- 自宅や通勤・通学路などが楽天回線エリア内に入っている人
- デュアルSIMやeSIMでセカンドSIMとして使いたい人
速度を重視するのであれば楽天回線エリア内でないと、遅く感じるでしょう。
そのため、契約をする前にで楽天回線エリア内に入っているのかをチェックすべきです。
また、メインでは別のSIMを使い、2枚目のSIMとして使うのであれば基本料無料なので安く使えます。
さらに、楽天回線エリア外のでも、以下のような人であれば楽天モバイルはおすすめです。
- 出来るだけ通信を安く済ませたい人
- WEBサイト閲覧・SNS閲覧だけの人
- スマホで動画を見ない人
- スマホから動画や写真をアップロードしない人
このような人であれば、楽天モバイルエリア外のパートナー回線速度でもストレスなく使えます。
なんといっても、パートナー回線で月5GBを無料で使えるのでかなりお得です。

ただし、基本料無料のキャンペーンはモニター300万人集まり次第終了します。
もし、検討しているのであれば早めに申し込みましょう。
解約はいつでもでき、解約料金も発生しないのでお試しで使ってみるのも良いかもしれません。
3ー2.楽天モバイルがおすすめじゃない人
楽天モバイルがおすすめじゃない人は、以下のような人です。
- 楽天回線エリア外の人
- 動画をストレスなく見たい人
- 動画や写真をよくアップロードする人
- 高くても通信が安定している方が良い人
このような人は、いくら安くても楽天モバイルに対して不満が多くなるでしょう。
楽天回線エリア外であれば通信速度は遅くなります。
そのため、動画を見たりアップロードしたりすることにストレスを感じてしまいます。
また、楽天回線エリア内であっても場所によってはパートナー回線に切り替わってしまうことも。
まだまだ自社回線拡大中の楽天モバイルでは通信は安定しません。
ストレスなく通信をしたい人は、楽天モバイルを使わないほうが良いでしょう。
使い放題をしたいのであれば、ポケットWiFiを使うという手もあります。
記事を参考にしてください。
4.楽天モバイルの通信速度がまだ遅い理由

そもそも、楽天モバイルの通信速度はなぜ遅いのか気になりますよね。
楽天モバイルの通信速度が遅い理由は、以下の3つを挙げることができます。
- 通信インフラがまだ整っていない
- 楽天モバイル契約者が多い
- 地下鉄や高層階だと楽天回線の電波が届かない
順番に確認していきましょう。
理由1.通信インフラがまだ整っていない
まだまだ楽天モバイルは、通信インフラが整っていません。
楽天モバイルは、NTTドコモ、au、ソフトバンクに続く第四のキャリアとしてインフラを整えている最中です。
通信インフラを整えるためには、自前の基地局を増やす必要があります。
それぞれのキャリアの持つ基地局を比較してみましょう。
キャリア名 | 基地局数 |
NTTドコモ | 20万2400局 |
KDDI(au) | 11万9100局 (+UQコミュニケーションの持つ6万3500局) |
ソフトバンク | 12万650局 (+ワイヤレスシティプランニング6万3000局) |
楽天モバイル | 4,700局 |
このように、他の3つのキャリアは20万局程度の基地局を持っています。(平成30年度・総務省)
比較すると、楽天モバイルの基地局数が圧倒的に少ないことが分かります。
今のところ、楽天モバイルは2021年3月までに人口カバー率70%を目指すと計画中です。
エリア拡大をすれば、もっと快適に使える利用者が増えるでしょう。
理由2.楽天モバイル契約者が多い
楽天モバイル契約者が多いことも、通信速度が遅いことの要因となっています。
「楽天」というネームバリューもあって、自社回線サービス(楽天UN-LIMIT)以前から利用者は多いです。
自社回線サービスに移行する人が増えたりキャンペーンで新規利用者を取り込んでいることから契約者は莫大に増えました。
それに対して通信インフラはまだ整っていない状態です。
楽天回線エリアであっても一斉にアクセスがあると、処理しきれず速度が落ちているのかもしれません。
理由3.地下鉄や高層階だと楽天回線の電波が届かない
地下鉄や高層階、屋内だと楽天回線の電波が届かないケースもあるようです。
電波状況が悪かったり、パートナー回線に切り替わったりすることで、速度が落ちてしまいます。
屋内のエリア化が十分とはいえないため、エリア内でも電波が悪くなってしまうのです。
5.楽天モバイルの速度を改善する方法

「楽天モバイルの速度が遅い」と感じたら、自分でできる改善方法を試してみましょう。
改善方法は、以下の4つです。
- スマホを再起動させる
- 一度機内モードにする
- 低速モードになっていないかチェックする
- WiFiオプションを付ける
順番に確認し、快適なネットライフを手に入れましょう。
方法1.スマホを再起動させる
まずはスマホの電源を落として再起動させてみましょう。
なぜなら、スマホは長時間使い続けると処理能力が落ちてしまうからです。
継続的に使っているうちに、作業データが溜まってしまったりバックグラウンドで起動しているアプリが増えてしまいます。
そこで、一度スマホを再起動させることで処理能力を戻すことができるのです。
インターネットの問題ではなくスマホの読み込みが遅いかもしれないため、一度試してみましょう。
方法2.一度機内モードにする
一度、機内モードにすることも有効な手段です。
電波をシャットアウトし、繋ぎ直すことで通信速度が改善することがあります。
10秒程度は機内モードにし、その後機内モードをオフしましょう。
方法3.データ制限モードになっていないかチェックする
データ制限モードで通信をしていないかチェックしましょう。
楽天UN-LIMITプランでは、データ制限モードに切り替えることができます。
データ制限モードに切り替えると最大1Mbpsでの低速に切り替わる代わりに、月5GBの通信量を節約できるのです。
データ制限モードでもLINEやメールなどのテキストであれば十分ストレスなく利用できます。
しかし、データ制限モードにしたまま切り替え忘れていると動画を見たり写真を送信するときに「遅い」と感じるかもしれません。
my楽天モバイルというアプリ内で確認できるので、低速モードのままになっていない確認しましょう。
方法4.WiFiオプションを付ける

『楽天モバイルWiFi by エコネクト』というWiFiオプションをつけることで、外出先でも高速インターネットを利用できるようになります。
WiFiオプションを付けることで、街中の飲食店や商業施設、駅など全国約15万以上のスポットでWiFiに繋げられるのです。
オプション料金として月額362円必要ですが、外でスマホを使うことが多いのであれば利用価値があります。
初月は無料なので、一度試してみましょう。
まとめ
Rakuten UN-LIMITであれば楽天回線エリア内だと速度は出ていますが、パートナーエリアだと速度が出ていないのが現状です。
速度重視なら楽天回線エリア内でないとストレスになりそうですが、SNSやWEBページ閲覧がメインの方ならパートナー回線でも支障のない速度が出ています。
自分に合った使い方をイメージしながら、楽天モバイルで快適なネットライフを送りましょう。