中国のスマートフォンメーカーOPPO(オッポ)がどのようなものなのか気になっていますね。また、危険性があるのかも疑問に思うことでしょう。
OPPO(オッポ)は中国のスマートフォンメーカーで、価格の安さとスペックの高さから人気を博しています。一方で、個人情報流出といった危険性があるのも事実です。
この記事では、OPPOの危険性について解説しています。また、中国製スマートフォンを使うメリットや注意点、国内スマートフォンを使うメリットついても記載していますので、参考にしてください。
この記事を読めば、OPPOの危険性について理解でき、どのようなスマートフォンを使うべきなのか検討できます。
目次
OPPO(オッポ)とは

OPPO(オッポ)は2004年に起業された中国の民間企業で、日本を含む世界中の国でスマートフォンを販売しています。
日本では馴染みがないかもしれませんが、中国のスマートフォンメーカーでは「Xiaomi(シャオミ)」や「HUAWEI(ファーウェイ)」と並ぶくらい有名です。OPPO(オッポ)は安くてスペックが高いことが人気の理由となっています。
日本国内では、2019年におサイフケータイ機能搭載の「OPPO Reno A」が発売され、その後もさまざまな機種がリリースされています。
しかし、安くてスペックが高い一方、中国製のメーカーということもあって危険性を感じている人もいるようです。
OPPOの危険性は?

中国のスマートフォンメーカーOPPOですが、日本国内のスマートフォンに比べて懸念されるのは、やはり個人情報流出といった危険性ではないでしょうか。
ここでは、OPPOで考えられる2つの危険性について説明していきます。
- 個人情報流出のリスクがある
- Google Playを利用できなくなる可能性がある
どのような危険性があるのか知ることで、OPPOを利用するか検討できますよ。
危険性1.個人情報流出のリスクがある
個人情報流出のリスクが懸念される理由は、過去に中国製アプリに入力された情報がユーザーの意思に関係なく送信されていたことが背景にあります。
また、同じ中国のスマートフォンメーカーHUAWEI(ファーウェイ)が、5G通信機器の開発を進めていた際に、アメリカがスパイ行為を疑ったことがきっかけで中国製スマートフォンは危険という認識が一気に広がりました。
日本で販売される製品については総務省による厳しい審査をパスしているため、情報流出の危険性は比較的低いと言えます。
ただし、OPPOのスマートフォンのなかには、総務省の審査を通過せず「技適マーク」がついていない機器がある可能性があります。
技適マークとは、総務省から与えられるもので、電波法に適合した特定無線設備にのみ与えられる証明のことです。
出典元:総務省 電波利用ホームページ|電波監視|技適マーク、無線機の購入・使用に関すること
日本国内に適合していない機器は、技適マークの有無に関係なく違法となる可能性があるため注意しましょう。
危険性2.Google Playを利用できなくなる可能性がある
OPPOのスマートフォンには、Android OSをベースにした独自OS「Colour OS」が採用されています。そのためGoogle Playも使用可能です。
しかし、Googleはアメリカの会社であり、近年では中国製スマートフォンに対してGoogleのサービスを提供しないようにする動きが見られます。すでにHUAWEIのスマートフォンではGoogle Playを使用できません。そのため、今後OPPOを含めXiaomiやZTEもGoogle Playを使用できなくなる可能性があります。
すぐに利用できなくなる訳ではありませんが、Google提供のアプリやOSがいつ使えなくなってもおかしくないと覚えておきましょう。
OPPOのスマートフォンを使うメリット

OPPOは使用するにあたって危険性はありますが、メリットもあります。
具体的なメリットは以下のとおりです。
- 価格が安く高性能
- GooglePlayを利用可能
- 日本国内で長期利用可能
それぞれについて説明していきます。
メリット1.価格が安く高性能
OPPOを含め中国製スマートフォンは部品調達コストが安い分、本体価格も安いのが特徴です。本体価格は20,000円~30,000円ほどのスマートフォンが多く、iPhoneやGalaxyといったスマートフォンと価格で差別化を図っています。
また、カメラの性能もよくデザインも洗練されているため、自分にあった価格にあわせて選べるというのも特徴です。
メリット2.GooglePlayを利用可能
危険性の部分でも述べたように、OPPOには独自OS「Colour OS」が採用されています。これにより、Google Playを利用できアプリのダウンロードも可能です。
OPPOのColour OSの操作感については、Androidに近いので、慣れるまで時間がかからないという人も多いでしょう。
メリット3.日本国内で長期利用可能
日本ではまだ馴染みのないOPPOですが、現状アメリカからの制裁措置対象外のため、日本国内では今後長期利用できる可能性が高いです。
日本国内ではドコモ、au、ソフトバンクなどの主要キャリアや、楽天モバイルといった格安SIMがあります。しかし、ハイスペックな一方、本体価格が高いというのがデメリットです。
価格が安くハイスペックなOPPOが長期利用できれば、日本での需要が高まるかもしれませんね。
OPPOのスマートフォンを使う注意点

OPPOのスマートフォンを使う注意点には、以下が挙げられます。
- 独自OSが使いにくい可能性がある
- 本体価格が安く下取り価格が安くなる可能性がある
詳細を確認していきましょう。
注意点1.独自OSが使いにくい可能性がある
GooglePlayを利用可能と述べましたが、OPPOは独自OSを採用しており、ユーザーによっては少なからず「使いにくい」といった意見もあるようです。
使いにくいという意見がある理由としては、動作中にフリーズしたり、ブラウザが落ちたりすることが挙げられます。これらの不具合はアップデートしても改善されないことが報告されており、OPPOを使用する際の注意点の1つと言えるでしょう。
注意点2.本体価格が安く下取り価格が安くなる可能性がある
OPPOを使用する際の注意点2つ目は、本体価格が安いため下取り価格が低くなってしまう可能性がある点です。これは、日本国内での中国製スマートフォンの需要が低いことが要因となっています。
中古ショップに下取りに出してもほかのスマートフォンほど高くなく、無料で引き取りということも少なくありません。
また、国内メーカーではないため、本体不良や故障などのトラブルが起きても、補償サービスを受けられないリスクもあります。これにより、ユーザー自身が直接メーカーに問い合わせたり、配送手続きをしたりと手間が発生してしまう可能性がある点も理解しておきましょう。
国内スマートフォンを使うメリット

ここまで、OPPOのメリットと注意点について説明してきました。
価格が安くハイスペックなOPPOですが、やはり危険性を考慮すると国内のスマートフォンを選ぶ人もいるでしょう。ここからは、国内のスマートフォンを使うメリットについて説明していきます。
主なメリットは、以下の2つです。
- サポート体制が整っている
- ハイスペックで長く使える(壊れにくい)
詳細は以下のとおりです。
メリット1.サポート体制が整っている
国内のスマートフォンメーカーにはSONYやSHARP、京セラや楽天モバイルなどがあります。これらの国産スマートフォンを使えば、本体にトラブルが起きた際、日本にある工場での修理対応が可能です。
また、ソフトバンク、au、ドコモといったショップで購入すればキャリアの補償を受けられるというメリットもあります。修理費用も安くなるため、国産のスマートフォンはサポート体制が整っていると言えるでしょう。
メリット2.ハイスペックで長く使える(壊れにくい)
国内メーカーのスマートフォンを使用する2つ目のメリットは、海外製品に比べて壊れにくいという点です。落下時の衝撃吸収や防水・防塵など日本人のニーズにあわせた製品がいくつも販売されており、安全性も保証されています。
日本人のニーズにあわせた商品が多い国内メーカーのスマートフォンですが、本体価格は高く、OPPOを含めた海外製品よりコストパフォーマンスが悪いというデメリットもあります。
ハイスペック・ミドルスペックで価格が安いほうがよい人はOPPOを、サポート体制が充実していて安全性を重視したい人は国内メーカーのスマートフォンを選びましょう。
おすすめの国内メーカーのスマートフォンは以下の記事をご確認ください。
危険性があるかどうかユーザーで判断してOPPOを使おう

この記事では、中国製スマートフォンOPPOの危険性について解説してきました。
OPPOには、個人情報流出やGoogle Playが利用できなくなるかもしれないといった危険性があります。
しかし、日本国内で販売される製品は国の厳しい審査をパスしているため、このような危険性は低いと言えます。また、制裁措置の対象外でもあり、民間企業が製造しているため比較的安全に使えますよ。
ただし、まったく危険性がないわけではないため、OPPOの購入を検討している人は自身で判断して使うことをおすすめします。また、OPPOのスマートフォンを利用するのがためらわれる人は、国産のスマートフォンを使うという選択肢も考慮するのがおすすめです。
国産のおすすめスマートフォンは以下の記事で詳しく解説しています。ご自身に合った最適な1台を選んでみてください。