ドコモの36回払いのデメリットとは?お得に利用する方法も解説!

ドコモの36回払いのデメリットとは?お得に利用する方法も解説!

ドコモの36回払いを利用したいけれど、デメリットが心配な人も多いのではないでしょうか。

ドコモの36回払いができるのは「スマホおかえしプログラム」というものです。スマホおかえしプログラムには、対象機種が決まっている、ローンを組む必要があるなどのデメリットもありますが、しっかり理解しておけば、お得に利用できるシステムです。

この記事では、ドコモの36回払いを利用する際のデメリットや利用方法などを徹底解説します。

デメリットを押さえておくことで、ドコモの36回払いを利用してお得にスマートフォンを入手できます。

ドコモの36回払い「スマホおかえしプログラム」とは

ドコモの36回払い「スマホおかえしプログラム」とは

出典:スマホおかえしプログラムキャンペーン|ドコモ公式サイト

ドコモの36回払いを利用できるのは、「スマホおかえしプログラム」というシステムです。高額になりやすいスマートフォンの月々の支払い金額を抑えられることから、多くのユーザーに注目されています。

スマホおかえしプログラムでは、スマートフォンを36回払いで購入できるほか、スマートフォンを返却すると、最大12ヶ月分の分割支払金が免除になります。

利用条件は主に2つです。1つ目は「スマホおかえしプログラムの対象機種を36回払いにて購入する」こと、2つ目は「スマホを返却する」ことになります。

ただし、スマホおかえしプログラムの対象機種でも、一括で支払うとプログラムの対象になりません。プログラムを適用して免除を受けられる分割支払金があったとしても、一括で支払うと、適用の対象外となります。

なお、36回払いの支払中に途中解約しても、スマホおかえしプログラムの特典は受けられます。つまり、スマホおかえしプログラムを利用しているからといって、ドコモの解約をためらう必要はありません。

上記以外にもさまざまなメリットとデメリットがあるドコモの36回払いスマホおかえしプログラムについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

ドコモの36回払いのデメリット

ドコモの36回払いのデメリット

36回払いには以下の5つのデメリットがあります。

  • 対象の機種が決まっている
  • ローンが組めないと利用はむずかしい
  • 端末に損傷があると故障時使用料が発生する
  • 下取りに出したほうが得になるケースがある
  • 24回払いで終了しないとお得感を感じられない

デメリットを確認しておかないと、損になるケースもあります。それぞれの理由と注意点を詳しく見ていきましょう。

対象の機種が決まっている

36回払いになるのは、ドコモが指定した機種だけです。

そのため、手に入れたい機種がある場合はプログラムの適用になっているか確認しなくてはいけません。

以下に対象機種をまとめましたので、お目当ての機種があるか確認してみましょう。

【iPhone】

iPhone 12 Pro Max(128GB/256GB/512GB)
iPhone 12 Pro(128GB/256GB/512GB)
iPhone SE(64GB/128GB/256GB)
iPhone 11 Pro Max(64GB/256GB/512GB)
iPhone 11 Pro(64GB/256GB/512GB)
iPhone 11(64GB/128GB/256GB)
iPhone XS Max(64GB/256GB/512GB)
iPhone XS(64GB/256GB/512GB)
iPhone XR(64GB/128GB/256GB)
iPhone X(64GB/256GB)
iPhone 8(256GB)

【android】

  • Galaxyシリーズはこちら

Galaxy S21 5G Olympic Games Edition
Galaxy A52 5G SC-53B
Galaxy S21 5G SC-51B
Galaxy S21 Ultra 5G SC-52B
Galaxy Note20 Ultra 5G SC-53A
Galaxy A51 5G SC-54A
Galaxy S20+ 5G SC-52A
Galaxy S20 5G SC-51A
Galaxy Note10+ SC-01M
Galaxy Note10+ Star Wars Special Edition SC-01M
Galaxy S10 SC-03L
Galaxy S10+ (Olympic Games Edition) SC-05L
Galaxy S10+ SC-04L

  • AQUOSシリーズはこちら

AQUOS R6 SH-51B
AQUOS R5G SH-51A
AQUOS zero2 SH-01M
AQUOS R3 SH-04L

  • Xperiaシリーズはこちら

Xperia 1 III SO-51B
Xperia 5 II SO-52A
Xperia 1 II SO-51A
Xperia 5 SO-01M
Xperia XZ3 SO-01L
Xperia 1 SO-03L

  • arrowsシリーズはこちら

arrows NX9 F-52A
arrows 5G F-51A

  • LGシリーズはこちら

LG VELVET L-52A(本体のみ)
LG VELVET L-52A(デュアルスクリーンセット)
LG V60 ThinQ 5G L-51A

こちらの情報は2021年11月4日付けとなり、内訳はiPhone11種類とandroid28種類です。対象機種が更新になる可能性もあるため、定期的にドコモのホームページから対象機種を確認しましょう。

ローンが組めないと利用はむずかしい

ドコモのスマートフォンを分割購入する場合、ドコモの審査を受ける必要があります。

ドコモは審査基準を公表していませんが、一般的に分割払いの審査では、「年収」や「働きかた」「その他の信用情報」といった情報がチェックされます。

そのため、ローンを組むのがむずかしい学生の場合や、継続的な収入を得られない人だと、ドコモの審査に落ちるかもしれません。

対策方法に、「頭金を多く支払う」「高額な機種を避ける」といった方法で審査に受かりやすくするやり方もあります。

しかし、ローンを組むのがむずかしい場合は、一旦貯蓄をするなどして一括で購入するほうが手間を節約できるのでおすすめです。

端末に損傷があると故障時使用料が発生する

最大12ヶ月分の分割支払金の免除を受けるには、スマートフォンをドコモに返却しなくてはいけません。

スマホおかえしプログラムでは、以下のような端末は査定条件を満たしていないと判断されるので注意しましょう。

  • 破損している
  • 電源が入らない
  • 液晶表示に異常、タッチパネルの動作不良がある
  • カメラ、音声、ボタンなどが機能しない
  • SIMトレイが不足、破損している

査定基準に満たない場合は、故障時利用料として22,000円(税込)が発生してしまいます。ただし、ケータイ補償サービスに加入していると2,200円(税込)の金額で済みます。

そのため、プログラムの適用を受けたい場合、故障や破損を避ける必要があります。万が一の場合に、22,000円を支払いたくない人は、ケータイ補償サービスに加入しておくと安心です。

下取りに出したほうが得になるケースがある

ドコモにはスマートフォンやタブレット端末、フィーチャーフォン(ガラケー)などを下取りしてくれる「下取りプログラム」があります。機種や端末の状態によって金額が変わるものの、誰でも利用できるのが特徴です。

そして、下取りプログラムを利用するほうが、スマホおかえしプログラムよりお得になるケースがあります。

たとえば、iPhone12 Pro Max(512GB)は下取りプログラムを利用すると63,400円が下取り価格となります。もしも画面割れがあったり、機能不良品と認められたりすると19,000円です。

一方、スマホおかえしプログラムを利用すると、最大60,984円(税込)お得になります。しかし、故障などがあれば22,000円(税込)の故障時使用料を払う必要があり、38,984円(税込)まで金額が下がってしまいます。

美品で下取りに出せる場合、下取りプログラムのほうが、スマホおかえしプログラムよりお得になります。

24回払いで終了しないとお得感を感じられない

スマホおかえしプログラムの適用期間は、1ヶ月目から35ヶ月目の月末までとなり、その間ならいつでもプログラムを適用できます。

24回目の支払が終わったタイミングで適用しないと、お得感がどんどん薄れてしまいます。なぜなら、24回目の支払以降も毎月支払いが続くためです。

先ほどと同じくiPhone12 Pro Max(512GB)を例にあげてみましょう。

iPhone12 Pro Max(512GB)の本体価格は182,952円(税込)です。36回に分割すると1回あたりの支払金額は5,082円(税込)になります。

24回目でプログラムを適用する場合は、支払った金額は121,968円(5,082円×24)となり、免除される金額は60,984円(5,082円×12)です。

プログラムを適用しない場合、こちらの60,984円から毎月5,082円減っていく計算になるため、月の支払が進むごとにお得感が薄れてしまうのです。

ドコモの36回払いのメリット

ドコモの36回払いのメリット

ドコモの36回払いである「スマホおかえしプログラム」のメリットを3つご紹介します。

  • 最大12回分の料金が免除になる
  • 手数料0円で36回払いにできる
  • 端末を返却しない方法もある

デメリットを押さえたあとは、具体的なメリットを確認しましょう。デメリットとメリットの両方を理解すれば、スマホおかえしプログラムが自分にあっているのかどうか、正しく判断できるようになります。

最大12回分の料金が免除になる

スマホおかえしプログラムでは、最大12回分の分割支払金が免除になります。

そのため、24回目の支払いが終わった時点で、スマホおかえしプログラムを適用すれば、もっともお得に利用できます。

10万円を超える端末であっても、36回払いなら月々の支払は3,000円以下です。毎月の支払金額をおさえられるうえに、最大12回分の支払が免除になります。また、ドコモの36回払いに利息はかからないため、余分な料金を支払う必要もありません。

手数料0円で36回払いにできる

一般的に、分割払いの回数が増えるほど手数料も増額しますが、ドコモオンラインショップで36回払いを申し込めば、手数料は0円になります。オンラインショップを利用すると、「店舗での待ち時間がない」「自宅で申し込みができる」といったメリットもあります。

ただし、オンラインでのやり取りでは、聞きたいことがあってもすぐ回答をもらえないかもしれません。

一人での手続きに不安な人やサポートが欲しい人は、ドコモショップを利用するとよいでしょう。事務手数料が3,300円発生しますが、対面のサービスになるため、その場で疑問点などを確認できます。

端末を返却しない方法もある

端末を返却してプログラムの適用を受けるか返却せずに使い続けるかは、契約者が選べます。つまり、端末を返却しないという方法もあります。

機種変更に気が進まなかったり、今の機種を使い続けたい場合は、残金を支払ってそのまま自分のものにしましょう。

契約後の1ヶ月目から35ヶ月目の間であれば、いつでもプログラムを適用できます。

割引をしっかり受けて新しいスマートフォンを選ぶか、最後まで支払って自分のものにするか、好きな選択肢を選べるのも大きなメリットです。

ドコモの36回払いを利用する方法

ドコモの36回払いを利用する方法

ドコモの36回払いを利用する方法は以下のとおりです。

  1. ドコモショップ、ドコモ取り扱い店舗、ドコモオンラインショップのいずれかで申し込みをする
  2. スマホおかえしプログラムの対象機種から自分の好きなものを選ぶ
  3. 36回払いにて購入する
  4. 適用を受けたいタイミングでスマートフォンを返却する

料金プランの指定はありませんが、ドコモは転売対策などのために、端末の購入先をドコモが指定する店舗としています。ドコモが指定する店舗とは、ドコモショップ、ドコモ取り扱い店舗、ドコモオンラインショップの3つになり、必ずこのなかから選ばなくてはいけません。

なかでも、オンラインショップを利用するのがおすすめです。オンラインショップなら、手数料も不要なうえ、待ち時間もなく自宅でいつでも手続きができるのが魅力です。

ぜひオンラインショップを介してスマホおかえしプログラムを利用しましょう。

docomoオンラインショップ
特徴 購入代金・事務手数料・送料無料でお得
初期費用 0円
月額料金 1,078円~7,315円(スマホ向けプラン)
契約期間 なし
データ量 1GB~無制限

ドコモの36回払いを利用した具体例

ドコモの36回払いを利用した具体例

36回払いを利用した具体例を見ていきましょう。

購入する商品は、iPhone12 Pro Max(512GB)とします。端末代金は182,952円(税込)です。

36回払いにすると、1ヶ月あたりの支払額は5,082円(税込)になります。

以下の表に、スマートフォンを返却してプログラムの適用を受ける時期と免除される金額を記載しました。

適用時期

免除される金額

1ヶ月目から23ヶ月目まで

60,984円

24ヶ月目

60,984円

25ヶ月目

55,902円

26ヶ月目

50,820円

27ヶ月目

45,738円

28ヶ月目

40,656円

29ヶ月目

35,574円

30ヶ月目

30,492円

31ヶ月目

25,410円

32ヶ月目

20,328円

33ヶ月目

15,246円

34ヶ月目

10,164円

35ヶ月目

5,082円

24ヶ月目で適用した場合、60,984円がお得になり最大の割引となります。終了直前の35ヶ月目だと5,082円にしかならず、大きな開きがあります。

ちなみに、24ヶ月目で適用した場合は、182,952円(税込)ー60,984円(税込)=121,968円(税込)となり、iPhone12 Pro Max(512GB)を121,968円(税込)で購入できたことになります。

ドコモ36回払いのデメリットをしっかり押さえてお得に利用しよう

ドコモ36回払いのデメリットをしっかり押さえてお得に利用しよう

ドコモの36回払いであるスマホおかえしプログラムをお得に利用するためには、まずデメリットを理解する必要があります。もう一度5つのデメリットを確認しましょう。

  • 対象の機種が決まっている
  • ローンが組めないと利用はむずかしい
  • 端末に損傷があると故障時使用料が発生する
  • 下取りに出したほうが得になるケースがある
  • 24回払いで終了しないとお得感を感じられない

36回払いのメリットを活かしたい人は、オンラインショップを利用する、24ヶ月目で端末を返却するというポイントを守りましょう。

そうすると、デメリットを回避しながら36回払いをお得に利用でき、余計な出費を抑えられますよ。

まずは36回払い可能な機種で自身が希望するものがあるかを、オンラインショップで確認しましょう。

docomoオンラインショップ
特徴 購入代金・事務手数料・送料無料でお得
初期費用 0円
月額料金 1,078円~7,315円(スマホ向けプラン)
契約期間 なし
データ量 1GB~無制限