WiMAXと格安スマートフォンを利用するのと、2022年6月から提供されるahamoの大盛りオプションを利用するのはどちらがよいのか気になっていますね。
月間データ量が100GBで足りるのであれば、WiMAXと格安スマートフォンを契約するよりも、ahamoの大盛りオプションだけを契約したほうがお得です。
この記事では、ahamoの大盛りオプションとはどういうものか解説し、ahamoの大盛りオプションとWiMAXとをさまざまな面で比較していきます。
ahamoの大盛りオプションとWiMAX、どちらが自身に合っているのかが分かると、通信費の節約に繋げられるでしょう。
毎月100GB使えるahamoをぜひチェックしてみてくださいね。
目次
ahamoの大盛りオプションとは?

出典:ahamo
ahamo大盛りオプションは、ahamo通常プランに1,980円(税込)の追加料金を支払うと月80GBのデータ量が追加できるサービスです。
ahamo通常プランの契約が必須で、大盛りオプション申込により以下のように使える仕組みとなります。
(税込)
通常プラン |
通常プラン+大盛りオプション |
|
月間データ容量 |
20GB |
100GB |
月額料金 |
2,970円 |
4,950円 |
国内通話料 |
5分無料 |
5分無料 |
データ容量の追加 |
1GBあたり550円 |
1GBあたり550円 |
大盛りオプションを申込すると、月額4,950円(税込)で月100GBのデータ量を使えるのでとてもコストパフォーマンスが高いです。
なお、国内通話5分無料やオンライン専用などという点は、通常プラン利用時と変わりません。
ahamoについて詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
先行エントリーキャンペーンを実施中
ahamoでは2022年3月23日~提供開始までの期間中、大盛りオプションの先行エントリーキャンペーンを実施しています。
ahamo大盛りオプション提供開始までの間にエントリーをして、8月1日までに大盛りオプションを利用すると、dポイントが2,000ポイントプレゼントされるキャンペーンです。
2022年5月上旬時点で、ahamo大盛りオプションは2022年6月から提供開始予定です。
ahamoを契約中の人はもちろん、これからahamoを契約する人も対象のキャンペーンなので、検討中の人はなるべく早くエントリーをしておきましょう。
1ヶ月だけの利用も可能
ahamo大盛りオプションは、月単位での利用が可能です。
大盛りオプションを申込したものの、結局通常プランの月20GBで収まったという場合は、次月以降の解約予約をするとよいでしょう。
なお、ahamo大盛りオプションも通常プランと同様に、余ったデータ量を翌月に繰り越すことはできないので注意してください。
ahamo大盛りオプションとWiMAXを比較

ahamoはテザリングが無料で利用可能なので、ahamo大盛りオプションを申込したスマートフォンをポケットWiFi代わりにするとお得になる可能性があります。
自宅や外出先のネット環境を確保するためにWiMAXを利用している場合、ahamo大盛りオプションとWiMAXの違いが気になるでしょう。
そういう人のために、ここからahamo大盛りオプションとWiMAXをさまざまな面で比較していきます。
料金
ahamo大盛りオプションとWiMAXの料金の違いを見ていきましょう。
WiMAXはプロバイダが多数あり、それぞれ料金設定が異なるので、今回はWiMAX回線の提供元であるUQコミュニケーションズ(UQ WiMAX)のプランをご紹介します。
(税込)
ahamo |
UQ WiMAX |
|
月額料金 |
通常プラン+大盛りオプション:4,950円 |
25ヶ月間:4,268円 26ヶ月目以降:4,950円 |
事務手数料 |
0円 |
3,300円 |
各種割引 |
なし |
auまたはUQ mobileのスマートフォン利用者は、月額550円~1,100円割引 |
出典:新料金プラン「ahamo(アハモ)」の提供条件について|NTT docomo/WiMAX+5G スマホとセットでおトク|UQ WiMAX
ahamo大盛りオプションとWiMAXの月額料金を比較すると、一見WiMAXのほうがお得に感じます。しかし、WiMAX利用の場合、別途スマートフォンの利用料金がかかることを忘れてはいけません。
たとえば、UQ WiMAXとのセット割が適用されるUQ mobileを利用する場合、月々の合計料金は以下の表のようになります。
UQ mobileのプラン名 |
くりこしプランS(月3GB) |
くりこしプランM(月15GB) |
くりこしプランL(月25GB) |
セット割適用時のUQ mobileの料金 |
990円 |
2,090円 |
2,970円 |
UQ WiMAXとの合計金額 |
5,258円~5,940円 |
6,358円~7,040円 |
7,238円~7,920円 |
出典:WiMAX+5G スマホとセットでおトク|UQ WiMAX
最安となる「くりこしプランS」でも、WiMAXと合わせて最大5,940円の費用がかかります。
WiMAXとのセット割がないスマートフォンを契約していたり、スマートフォンのデータ量が多かったりすると、WiMAXと合わせて月に7,000円や8,000円以上かかることもあるでしょう。
一方、ahamo大盛りオプションならば、月額4,950円(税込)でポケットWiFiとスマートフォンの2役を担えるので確実にお得です。
データ容量
データ容量については、ahamo大盛りオプションの場合、月に100GBとなります。
一方、WiMAXは月間のデータ容量に上限はありません。
ただし、データ量無制限で使えるのはあくまでWiMAXの対応エリア内だけです。WiMAXの対応エリア外でネットを使う場合は、プラスエリアモードという有料オプションを申込する必要があるうえ、データ量も月に15GBという上限があります。
また、WiMAXの旧プランとなる「WiMAX2+」の名称がつくプランを契約している場合、3日間で10GBのデータを使用すると混雑回避のための速度制限がかかるので注意が必要です。なお、新しい「WiMAX5G」のプランはこの速度制限が撤廃されています。
このように、WiMAXは月間データ量の上限がないものの、ネットを使う環境や直近の利用状況によってはデータ量が制限されるデメリットがあるということを把握しておきましょう。
通信回線・対応エリア
ahamoはドコモの通信回線を使用しており、WiMAXはWiMAX2+回線をメインに使用しています。主要都市ではほとんど差を感じない可能性がありますが、山間部や地方での繋がりやすさはドコモのほうが優れているでしょう。
ahamoはドコモの4Gや5Gが使えるエリアなら利用可能です。携帯キャリアのなかで基地局がもっとも多いドコモは、山間部や地方部でも繋がる可能性が高いと言えます。
ただし、ahamoだとドコモの3G回線は利用できないので、ドコモ3Gしか対応していないエリアでは使えません。
一方、WiMAXはUQコミュニケーションズが提供するWiMAX2+回線のほか、オプションのプラスエリアモードを申込するとauと同じ回線を使用できます。
WiMAX2+回線の実人口カバー率は、全国政令指定都市で99%以上ととても高い数値ではありますが、山間部や地方などではエリア外となる場合もあり、繋がりやすさはahamoにやや劣るでしょう。
最大通信速度
通信速度には、データのダウンロードに関わる下り速度と、データのアップロードに関わる上り最大速度があります。
ahamoとWiMAXの最大通信速度の差はこちらの表をご覧ください。
ahamo |
UQ WiMAX |
|
下り最大通信速度 |
5G通信:4.1Gbps 4G通信:1.7Gbps |
5G通信:2.7Gbps WiMAX2+通信:558Mbps |
上り最大通信速度 |
5G通信:480Mbps 4G通信:131.3Mbps |
5G通信:183Mbps WiMAX2+通信:112.5Mbps |
速度制限時の最大速度 |
1Mbps |
3日間10GB利用時:1Mbps プラスエリアモード15GB超過時:128Kbps |
出典:瞬速5G|NTT docomo/PREMIUM 4G|NTT docomo/ahamoトップページ|ahamo/UQ WiMAXが選ばれる6つのポイント|UQ WiMAX/よくある質問|Broad WiMAX/「WiMAX 2+」のデータ通信速度がさらに高速化!|UQ WiMAX
ahamoはドコモと同じ回線を使用するため最大速度もドコモと同じです。5Gは、まだまだ対応エリアが狭いので4Gの速度のほうが参考になるでしょう。
なお、この速度はあくまで理論上の最大値で、実効速度は下り137Mbps~273Mbps、上り17Mbps~39Mbpsと公表されています(注1)。
一方、WiMAXの下り最大速度は2.7Gbpsですが、これはオプションとなるauの5G通信を利用した場合なので、通常のモードだと下り最大558Mbpsです。
レポートサイトを参考にすると、実効速度は下り約56Mbps、上り約10Mbpsが目安となります(注2)。
また、通信制限がかかった際の速度の場合、WiMAXよりahamoのほうがストレスなく使える可能性があります。
ahamo大盛りオプションで100GB使い切っても、制限後の最大速度は1Mbpsです。WiMAXのプラスエリアモードで15GB使うと128Kbpsという厳しい制限がかかるので、約10倍も高速な通信ができるahamoの制限ならストレスが少なく済むでしょう。
1Mbpsの速度でできることが気になる人は、こちらの記事をご覧ください。
WiMAXよりahamo大盛りがおすすめなケース

WiMAXとahamoを比較した結果、ahamoのほうが優れている点が多いことが分かりました。
しかし、データ量に関しては無制限で使えるWiMAXのほうが優位です。その点を踏まえ、WiMAXよりahamoの大盛りがおすすめできるケースを3つご紹介していきます。
下記のケースに該当するなら、WiMAXと格安スマートフォンの併用から、ahamo大盛りオプションへの乗り換えを検討しましょう。
月のデータ使用量が100GBに収まる
月のデータ使用量が100GBに収まるならば、月額4,950円(税込)でポケットWiFiとスマートフォンの2役を担えるahamo大盛りオプションのほうがWiMAXよりもお得です。
WiMAXはデータ量の上限なしが魅力ですが、実際にスマートフォンやWiMAX端末で使用データ量を調べてみると、月に100GBも使っていなかったという場合もあるでしょう。
実際、100GBはデータの消費が大きい動画視聴やビデオ通話なども十分楽しめる容量です。
各サービスが100GBでどれくらいの時間利用できるかを以下にまとめました。
写真の閲覧 |
約116時間 |
Youtube(中画質360p) |
約300時間 |
Amazonプライムビデオ(中画質) |
約166時間 |
ZOOM |
約170時間 |
月100GBあれば、Youtube(中画質)が約300時間、つまり1日あたり約10時間は視聴できる計算です。また、ZOOMも約170時間、1日あたり約5.6時間は使えることになります。
万が一、月100GB使い切ってしまっても、ahamoは最大1Mbpsの速度が出るので、ネットの閲覧や中画質の動画視聴などさまざまなサービスを比較的ストレスなく使うことができるでしょう。
月100GBで収まる、もしくは少し足りない可能性があるけれど1Mbpsの速度なら許容範囲と思えるのならば乗り換えを検討しましょう。
通信サービスの契約を一本化したい
通信に関する契約を1つにまとめたいという人には、ahamo大盛りオプションへの乗り換えをおすすめします。
WiMAXを利用している場合、スマートフォンの契約は別途必要になるからです。通信サービスの契約をまとめると毎月の通信費が一目で分かり、家計の管理もしやすくなるでしょう。
また、ahamo大盛りオプションを契約したスマートフォンがポケットWiFi代わりになるので、外出時にもポケットWiFiとスマートフォンの2つを持ち歩く必要がありません。
スマートフォンさえあれば、テザリングでタブレットやパソコンなどをネットに接続することができて便利です。
契約期間の縛りが煩わしいと感じている
WiMAXやスマートフォンの契約期間の縛りが煩わしいと感じている人にも、契約期間の定めがないahamoは最適です。
WiMAXやスマートフォンの契約で、契約期間の縛りがあると、なかなか解約や機種変更に踏み切れない場合もあるでしょう。
WiMAXは2022年4月以降の契約において契約期間の縛りを撤廃しましたが、それよりも前に契約した人は2年契約もしくは3年契約といったプランを選んでいる場合が多いです。
一方、ahamoは最低利用期間や契約期間といった縛りがありません。そのため、気軽に試しやすいというのもahamoの魅力と言えます。
ahamo大盛りオプションをWiMAX代わりにするとお得

ahamo大盛りオプションは、月額1,980円(税込)で80GBのデータ容量を追加できるオプションサービスです。
通常プランと合算すると、以下の内容で使うことができます。
通常プラン |
通常プラン+大盛りオプション |
|
月間データ容量 |
20GB |
100GB |
月額料金 |
2,970円(税込) |
4,950円(税込) |
WiMAXでネット環境を確保している場合、WiMAXとスマートフォンを合わせて少なくとも月6,000円以上はかかるでしょう。
そのため、ahamo大盛りオプションに乗り換えてテザリングを使うほうが、毎月の通信費がお得になります。
とくに、以下に該当する人はWiMAXとスマートフォンを併用するより、ahamo大盛りオプションへの乗り換えがおすすめです。
- 月100GBのデータ量で収まる
- 通信サービスの契約を一本化したい
- 契約期間の縛りが煩わしい
ahamoではdポイントが2,000ポイント受け取れる先行エントリーキャンペーンを実施中なので、この機会にぜひahamo大盛りオプションを契約しましょう。
出典: