新幹線でも快適なWiFiを使う方法!接続する手順と注意事項や対策方法を解説!

新幹線アイキャッチ

新幹線に乗車している時にWiFiが使えるのかどうかお調べですね。

新幹線での長時間移動している最中、動画を見たり仕事をしたりと、インターネットを使って有意義に時間を使いたいものです。

実は、新幹線には、Shinkansen Free WiFiというフリーWiFiがあるんですよ。

フリーWiFiなので、メールアドレスなどの登録だけで誰でも無料で利用可能です。

せっかく新幹線を使うなら、Shinkansen Free WiFiを利用して有効に時間を使いましょう。

そこで今回は、新幹線で利用できるShinkansen Free WiFiへの接続方法や、WiFiが切れた時の対処方法などを紹介します。

この記事を参考に、新幹線で快適にWiFiを利用してくださいね。

1.新幹線ではShinkansen Free WiFiが使える

フリーWiFi

新幹線には誰でも使用可能なフリーWiFi「Shinkansen Free WiFi」があります。

街中の施設で使えるフリーWiFiと同じように、メールアドレスの登録かSNSの認証で利用可能ですよ。

Shinkansen Free WiFiを利用することができる線は以下の通りです。

新幹線の線

ただし、新大阪と金沢を結ぶJRのサンダーバードは新幹線ではないので、Shinkansen Free WiFiを使うことはできないので注意してくださいね。

具体的には、以下の新幹線で利用可能です。

  1. 東海道新幹線
  2. 山陽新幹線
  3. 九州新幹線(東京〜鹿児島中央間)
  4. 北陸新幹線(東京〜金沢間)

また、Shinkansen Free WiFiが使用できる新幹線の車両には下のようなステッカーが貼ってあります。

新幹線WiFiステッカー

新幹線の全線でShinkansen Free WiFiが利用できることがわかりますね。

しかし、まだ新幹線の全車両でフリーWiFiが使えるわけではありません。

実は、Shinkansen Free WiFiが使用可能な車両は限られているんです。

毎日14時に「Shinkansen Free WiFi」公式Twitterで、翌日運行予定の新幹線の中で、WiFiが使用可能な車両が発表されています。

こちらが、公式Twitterでの発表ツイートです。

フリーWiFiを使用することのできる車両名が黒字で表示されています。

2.5つの手順で解説!新幹線フリーWiFiの接続方法

WiFi接続

新幹線で使えるShinkansen Free WiFiの接続方法を紹介します。

接続するには、Shinkansen Free WiFiへのログインまで完了させることが必要です。

下の5つの手順に沿って進めていくと、Shinkansen Free WiFiに接続できます。

  1. 設定のWiFiから「Shinkansen_Free_WiFi」を選択する
  2. ブラウザアプリを立ち上げる
  3. WiFiの利用規約画面の下にある「サービスを利用する」をタップする
  4. SNSアカウントかメールアドレスでログインを完了させる
  5. 「Shinkansen Free WiFiへようこそ!」という画面の表示を確認する

今回はiPhoneを使って、順番に説明していきますね。

STEP1.設定のWiFiから「Shinkansen_Free_WiFi」を選択する

設定アプリのWiFi設定画面を開いてください。

接続可能なWiFiの中にある「Shinkansen_Free_WiFi」を選択しましょう。

「Shinkansen_Free_WiFi」の名前をタップするだけで自動的に仮接続されます。

新幹線フリーWiFi設定

WiFiの設定画面から接続しただけでは、Shinkansen Free WiFiを使うことができないので注意してくださいね。

STEP2.ブラウザアプリを立ち上げる

次に、デバイスにインストールされているブラウザアプリを立ち上げましょう。

iPhoneのブラウザ

ブラウザを立ち上げると、利用規約画面が表示されます。

もしも、すぐに表示されない場合は、URLの部分に「example.com」と入力してみてください。

自動的に利用規約の画面に切り替わります。

examplecom画面

または、直接Shinkansen Free WiFiの認証画面へのURLへ飛んでみましょう。

こちらがShinkansen Free WiFiのURLです。

http://www.wifi-cloud.jp/jr_c_shinkansen/ja/01/index.html

URLから承認画面へアクセスしてしまえば、ログインを完了させるだけなので、簡単ですよ。

STEP3.WiFiの利用規約画面の下にある「サービスを利用する」をタップする

ブラウザを立ち上げると、利用規約と注意事項についての画面が表示されます。

新幹線フリーWiFi利用規約

一番下にある「サービスを利用する」というボタンをタップしてください。

STEP4.SNSアカウントかメールアドレスでログインを完了させる

利用規約画面の次に、ログイン画面が表示されます。

メールアドレス、もしくはお持ちのSNSアカウントで、ログインをしてください。

新幹線WiFiログイン

ログインを完了させないと、インターネットは使えないので注意してくださいね。

STEP5.「Shinkansen Free WiFiへようこそ!」という画面の表示を確認する

ログインが完了すると下のような画面が表示されます。

新幹線WiFiへようこそ画面

この画面が表示されれば、Shinkansen Free WiFiを利用できる状態ですよ。

Shinkansen Free WiFiに接続できなくなった場合は

Shinkansen Free WiFiに繋ごうとしても、うまく接続できない場合があります。

その場合、3つの対処方法があります。

  1. 1回のWiFi利用時間を確認する
  2. 認証画面のURLへ直接アクセスする
  3. DNSサーバ名の設定を確認する

それぞれ見ていきましょう。

1回のWiFi利用時間を確認する

さっきまで繋がっていたのに、急に繋がらなくなった場合は、利用時間の制限を確認しましょう。

Shinkansen Free WiFiは、1回の接続持続可能な時間が30分と定められています。

30分を過ぎて接続していると、勝手に接続が解除されてしまうので、注意してください。

ただし、1日の利用回数に制限は無いので、接続が切れた場合は、もう1度認証を行えばWiFiへの接続が可能です。

DNSサーバ名の設定を確認する

インターネットをより早く快適に利用するためにDNSサーバ名を変更している人は確認してみましょう。

普段から、DNSサーバ名を「8.8.8.8」や「8.8.4.4」などに変更している人は、再度変更する必要があります。

街中のフリーWiFiに接続する時に与えられるDNSサーバ名よりも、手動で登録したものが優先されてしまうからです。

DNSサーバとは、ドメイン(例:Google.com)とIPアドレス(例:172.217.161.227)を結びつける技術をいいます。

簡単に言うと、住所に表札をつけて誰でも分かりやすくしたものです。

また、知らないうちに、設定を変更してしまっている場合もありますので、この機会にチェックしてみましょう。

iPhoneでの変更方法は、設定アプリを開き、「WiFi」をタップしたら、接続したいSSIDを選択してください。

画面下に表示されている「DNSを構成」が、「自動」になっているか確認しましょう。

DNS設定1

もしも表示が「手動」になっている場合は、「DNSを構成」をタップして「自動」に切り替えてください。

DNS設定2

Shinkansen Free WiFiに接続できなかった時は、DNSサーバ名を変更していないか確認をしてみてくださいね。

3.新幹線のフリーWiFiは通信速度が遅い?

WiFiスピード疑問

さて、いざフリーWiFiを利用するとなると、気になるのは、WiFiの通信速度ですよね。

通信速度が遅いと、動画が途中で止まったり、ネットサーフィンもサクサク行えません。

さらに、混雑時やトンネルの中など、通信回線が不安定になることもあります。

そこで、実際に新幹線でShinkansen Free WiFiの通信速度を計測してみました。

ネットの評判や、実際の測定結果を合わせて見てみましょう。

ネットに上がっている通信速度は?

ネットでは、「早い」という声も、「遅い」という声も両方見受けられます。

2つのツイートの下り通信速度を比べると、約45Mbpsから0.45Mbpsという大きな差が出ています。

しかし、この2つのツイートには、乗車した新幹線や時間帯、区間などが載っておらず、どこでどうやって測定したのかわかりませんでした。

Shinkansen Free WiFiの速度を実際に計測してみた!

今回、実際に新幹線に乗車し、iPhoneとMacBookで通信速度の計測を行ってみました。

どのような条件だとこれくらいの通信速度が出るんだということを明らかにするため、乗車した新幹線や区間などの条件をお伝えしますね。

今回の測定に利用したツールは、Googleの検索画面から使用できる「インターネット速度テスト」です。

Googleの検索窓に「スピードテスト」と打ち込むと利用できるので、気になる方は試してみてくださいね。

Googleスピードテスト

実際に名古屋から京都にかけて計測してみました。計測してみると、Shinkansen Free WiFiは、キャリアのモバイルデータ通信のように、山間部付近では、電波が弱くなる傾向があり、名古屋から京都にかけて、山やトンネルが多く、電波が弱くなっていました。

京都を抜けて新大阪までは、問題なく、むしろキャリアの電波よりも速く感じるほど快適にWiFiを利用することができます。

全体を通して、時々、通信速度が1桁台の時もありましたが、YouTubeやサイト閲覧に支障はありませんでした。

こちらがiPhoneXsMaxで実際に計測した結果です。

京都の山間部に差し掛かった時の数値を赤枠で囲っています。

新幹線WiFi測定結果iPhone

山間部では、電波が弱くなることがわかります。

次に、MacBookProでも計測を行ってみました。

こちらは京都から大阪の間のみの計測です。

新幹線WiFi測定結果MacBook

今回は名古屋駅から新大阪駅までの乗車でしたが、山間部やトンネル以外の場所では、特に支障なく利用することができました。

さほど混雑していない車両だったので、比較的支障なく利用できましたが、混雑時では通信速度が落ちることが予想されますね。

どのくらいの通信速度で動画視聴できるのか

計測結果の数値だけでは、どの速度が何ができるのか分かる方は多くないと思います。

メールの送受信やネットサーフィン、YouTubeなどの動画を視聴しようと思うと、どのくらいの通信速度が求められるのかまとめてみました。

今回の測定結果で最も遅い下り通信速度は2.5Mbpsでした。

通信速度表

Shinkansen Free WiFiの通信速度が2.5Mbpsもあれば、動画視聴やネット閲覧など、インターネットをかなり快適に利用できることがわかります。

1Mbpsがどれくらいネット環境なのか検証した記事もありますので、興味のある人はぜひ目安にしてみてください。

1Mbps

1Mbpsは動画も見れる?どのくらいの速度なのか検証してみた

2020.11.22

4.新幹線でWiFiを利用する際に注意すべきポイント

注意

Shinkansen Free WiFiを利用するにあたって、注意すべきポイントが2つあります。

この2つに気をつけておかないと、快適にインターネットを使えなかったり、トラブルに巻き込まれたりしてしまいますよ。

Shinkansen Free WiFiの利用で気をつけたいポイントはこの2つです。

  1. 通信回線が不安定
  2. セキュリティ管理

それぞれ解説しますね。

4ー1.通信回線が不安定

上でも少しお伝えしましたが、新幹線で利用できるWiFiの通信は不安定な通信になる可能性があります。

実は、新幹線の車内に設置されているShinkansen Free WiFiのルーターは、自宅で使うようなWiFiルーターです。

つまり、混雑時など一度に多くの人が接続したり、誰かがデータ容量の大きな通信を行うと、WiFiの電波が弱くなってしまうことがあります。

安定した通信を確保できないことを頭に置いて、WiFiを利用する必要がありますね。

4ー2.セキュリティ管理

Shinkansen Free WiFiはフリーWiFiなので、誰でも接続することが可能です。

利用者の中には、パスワード、口座情報、住所など個人情報を狙っている人がいるかもしれません。

ネットショッピングやインターネットバンキングなど、個人情報の入力が必要なことはフリーWiFiではしないようにしましょう。

ホームページの閲覧だけでも、SSL通信が確保されているページが安全です。

SSL通信のページかどうかは、ブラウザアプリのURLが表示されているバーのアイコン、もしくはURLで確認することができます。

SSLの確認

Shinkansen Free WiFiを利用する時は、SSL通信が確立されたサイトか確認しながらインターネットを楽しみましょう。

犯罪などのトラブルに巻き込まれないように、安全な通信を心がけてくださいね。

【番外編】新幹線でポケットWiFiは使用できるのか?

結論から言うと、新幹線でポケットWiFiは使用できますが、乗車中、常に利用できるかというと、疑わしいです。

その理由は2つあります。

  1. 新幹線が通信可能エリア外を走行している
  2. ポケットWiFiの電波が山間部やトンネルに弱い

ポケットWiFiを使用することができるのは、ポケットWiFiが電波を拾える通信可能エリア内のみです。

しかし、九州新幹線や北陸新幹線などでは、新幹線の線路が通信可能エリア外を通っていることがよくあります。

さらに、ほとんどのポケットWiFiは山間部やトンネルでの通信が弱くなってしまうんです。

そのため、ポケットWiFiを新幹線で利用するのはあまりおすすめできません。

ただし、利用圏内が広いWimaxなどのポケットwifiでは比較的繋がりやすい環境にあるので、ぜひ検討してみてください。

まとめ

今回は新幹線で利用できるShinkansen Free WiFiについてご紹介しました。

フリーWiFiは無料で利用できて非常に便利ですが、セキュリティ管理などは自分でしなくてはなりません。

セキュリティ管理が面倒な方は、ポケットWiFiを使うのがおすすめです。

安全なWiFi通信を心がけながら、新幹線の車内でポケットWiFiを活用して、快適にインターネットを使いましょう。

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