「制限付きアクセスと表示されて、インターネットにうまく接続できない」とお困りではないですか?
制限付きアクセスとは、無線LANなどを利用している時に起こるもので、端末が上手くインターネットに接続されていない状態です。
スマホやタブレットだけでなく、無線LANなどを利用する機器であれば全て「制限付きアクセス」になる可能性はあります。
原因や対策を知っておかないと、実際はまだ使えるのにルーターを新しく買い替えてしまったりして損をしてしまう可能性も。
そこでここでは、制限付きアクセスの原因と決策を徹底解説します。
これを読めば「制限付きアクセス」とはどういったもので、なぜ起こるのかが分かり、「制限付きアクセス」になっても落ち着いて対処できますよ。
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目次
1.制限付きアクセスとは??

制限アクセスとは簡単に言えば、「端末がインターネットにうまく接続できていない状態」のことです。
「制限付きアクセス」と表示されるので、「制限はあるけどネットには繋がっている」と勘違いしている人も多いようですが、この状態では基本的にはインターネットは使えません。
制限付きアクセスになるのは、インターネットを繋ぎたい端末か無線LANなどのルーターに原因があることがほとんどです。
2.制限付きアクセスと表示される原因と対処する方法

制限付きアクセスになる主な原因は、端末かルーターに問題があるとお伝えしました。
ここからはより具体的な原因とその対処の方法について見ていきましょう。
制限付きアクセスと表示される主な原因は以下の6つです。
ひとつずつお伝えします。
原因1.端末やルーターに一時的な不具合がある
インターネットにつなごうと思っている端末やルーターも長く使い続けていると、不具合を起こすことがあります。
不具合と言っても一時的なものがほとんどですのでご安心ください。
対処法1.とりあえず端末やルーターを再起動させる
まずは端末やルーターを再起動させてみましょう。
一時的な不具合が原因であれば、電源のON/OFFをするだけで直ることがほとんどです。
再起動を繰り返しても、制限付きアクセスが直らなければ、他のことが原因ですので他の対処法も試してみましょう。
※端末やルーターが古くなっていると不具合も起こりやすくなります。
原因2.端末が省電力モードになっている
スマホやパソコンなどの端末が省電力モードになっていると、制限付きアクセスになることがあります。
端末によってはエコモードとか低電力モードとか呼び名が違うようですが、いずれも使える機能を制限して、消費する電力を抑えることが可能です。
制限されるものの中に無線LANの接続も含まれるため、省電力モードの状態だと制限付きアクセスと表示されてしまうんですね。
対処法2.省電力モードを解除する
省電力モードを解除しましょう。
ここでは「Windows10」と「iPhone」での解除の手順をお伝えしていきます。
Windows10の場合
Windowsのトップ画面から「スタートボタン」をクリックし、「設定マーク」をクリック。

Windowsの設定から「システム」をクリック。

左のサイドバーに「バッテリー」という項目があるので、クリック。
「バッテリー」の中に「次回充電までのバッテリー節約機能の状態」があるので、「オン」から「オフ」へ切り替えてください。

以上がWindows10での省電力モードの解除の手順です。
iPhoneの場合
iPhoneのトップ画面から「設定」をタップ。

設定の中にある「バッテリー」をタップ。

「低電力モード」があるので、オンからオフに切り替えてください。

以上がiPhoneでの省電力モード解除の手順です。
原因3.IPアドレスが重複している
他の端末などとIPアドレスが重複していると制限付きアクセスになる場合があります。
IPアドレスとは、簡単にいえばネットに接続されている端末それぞれに与えられる番号のことです。
IPアドレスによって、WiFi機器からどの端末に電波を飛ばすかを決めています。
違う端末で同じIPアドレスを使っていると、どっちに電波を飛ばしていいかが分からなくなってしまうので、うまく接続することができなくなってしまうんですね。
対処法3.IPアドレスを変更する
無線LANに接続している端末のIPアドレスが今どういう状況かを確認して、重複している場合はどちらかのIPアドレスを変更するようにしましょう。
IPアドレスには、動的IPアドレスと固定IPアドレスの2種類があります。
- 動的IPアドレス・・・インターネットに接続するたびに変わる
- 固定IPアドレス・・・インターネットに何度接続しても変わらない
全ての端末を動的IPアドレスにして、自動割り当てにしておけば基本的には重複することはありません。
複数の端末をインターネットにつないだ時に、固定IPアドレスと動的IPアドレスが混じっていると重複することが出てきます。
ですのでここでは「Windows10」と「iPhone」でのIPアドレスの確認方法と自動割り当てへの変更方法をお伝えします。
Windows10の場合
Windows10のトップ画面から「WiFiマーク」をクリック。
接続済みのWiFiから「プロパティ」をクリックしてください。

プロパティにある「IPv4アドレス」のところに載っているのがあなたの端末のIPアドレスです。
これが違う端末のものと重複している場合には、IP設定のところから「自動割り当て」へと変更する必要があります。
「編集」をクリックしてください。

重複している場合は「手動」になっていることが多いのでこちらを「自動(DHCP)」を選択し、保存をクリック。

以上がWindows10でのIPアドレスの確認・自動割り当てへの変更方法です。
iPhoneの場合
iPhoneのトップ画面から「設定」をタップ。

設定の中にある「WiFi」をタップ。

WiFiの中で接続されているネットワークを選択してタップ。

IPV4アドレスにある「IPアドレス」のところに載っているのがあなたの端末のIPアドレスです。
これが違う端末のものと重複している場合には、IPを構成のところから「自動」へと変更する必要があります。
「IPを構成」をタップしてください。

重複している場合は「手動」になっていることが多いのでこちらを「自動」をタップ。

重複している場合は「手動」になっていることが多いのでこちらを「自動(DHCP)」を選択し、保存をクリック。
以上がiPhoneでのIPアドレスの確認・自動割り当てへの変更方法です。
原因4.無線LANの電波が弱い
無線LANの電波が弱いことで制限付きアクセスになることもあります。
無線LANの電波は、障害物がなく直線距離でという条件であれば大体100m~250mほどは届くのが平均的です。
しかし、家の構造や障害物の材質によって届く範囲にも影響が出てくるようです。
対処法4.ルーターの置き場所を変える
最も簡単にできる対処法はルーターの置き場所を変えることです。
決まった場所でしかインターネットは使わない人は、ルーターと電波を受ける端末との距離をなるべく近づけるようにしましょう。
それ以外でおすすめなのは、
- 家の中心に置く
- できるだけ高いところに置く
- 周りに障害物が少ないところに置く
などです。
それでも改善しない場合は、中継器や新しいルーターの購入を考えるようにしてください。
原因5.複数の電波が干渉し合っている
複数の電波が干渉し合っていると、制限付きアクセスになる場合があります。
無線LANには2つの周波数があり、その周波数が他の電化製品のものと重なると電波干渉を起こします。
- 2.4GHz帯・・・電波干渉は起きやすい。遠くまで届きやすく、障害物にも強い。
- 5GHz帯・・・電波干渉は起きづらい。遠くなると電波は届かず、障害物にも弱い。
同じ周波数のものは離れて使うなど、工夫が必要になります。
対処法5.電波の周波数を変える
電波干渉が起こっている周波数から別の周波数に変えるようにしましょう。
現在無線LANの周波数はほとんどの人が2.4GHzになっていると思います。
2.4GHzは電子レンジなどの家電などにもよく使われている周波数なので、干渉を受けやすいです。
2.4GHzを5GHzに変更していきましょう。
ここでは、WiMAX(W06)を例に周波数を変える方法をお伝えします。
WiMAX(W06)の場合
W06のトップ画面から「設定」をタップ。

設定の中の「通信設定」をタップ。

通信設定の中の「Wi-Fi設定」をタップ。

「周波数」のところをタップ。

「5GHz」を選択してタップしてください。

インターネットを繋ぎたい端末が5GHzに対応しているか確認をしてください。
対応しているようであれば変更しても大丈夫なので、「OK」をタップ。

変更するのに読み込みを行いますので、しばらくそのまま待機していてください。

DFSチェックというものが行われますので、「続行」をタップして、約1分間ほど待つようにしてください。
※DFSチェックとは、5GHzの周波数を屋外で利用するときに、周囲に電波干渉を起こす気象レーダーなどがないかを最低でも
1分間確認してから、ネットワークに接続すること。
電波法により定められていて、必ず行わなければならないものです。

DFSチェックが終了すると、周波数が「5GHZ」に変更されています。

以上がWiMAXでの周波数の変更方法です。
変更方法は無線LANの各機種によって異なってくるので、メーカーの公式HPで調べるようにしてください。
全ての無線LANルーターで直接変更ができるわけではなく、ホームページなどから変更する必要がある機種もあるようです。
原因6.無線LANルーターのアップデートができていない
スマホなどと一緒で無線LANも定期的にアップデートをしないと不具合を起こし、制限付きアクセスになることがあります。
機能も向上したりセキュリティも強化されますので、定期的にアップデートをするようにしましょう。
対処法6.アップデートを行う
無線LANルーターのアップデートを行ってください。
ルーターで直接できるものもあれば、ホームページから行わなければいけないルーターもあります。
ここではWiMAX(W06 )を例にアップデートを行う方法をお伝えします。
WiMAX(W06)の場合
W06のトップ画面から「設定」をタップ。

設定の中の「アップデート」をタップ。

アップデートの中の「アップデート」をタップ。

アップデートの更新に少し時間がかかるので、そのまましばらく待機していてください。

アップデートが終了すると以下の画面になります。

以上がWiMAXでのアップデートの方法です。
アップデートの方法は無線LANの各機種によって異なってくるので、メーカーの公式HPで調べるようにしてください。
全ての無線LANルーターで変更ができるわけではないようですので、注意が必要です。
それでも制限付きアクセスになる場合は、、、
Windowsの場合であれば、トラブルシューティングツールを利用しましょう。
トラブルシューティングを行うことによって、制限付きアクセスになる原因が特定できるかもしれません。
トラブルシューティングツールの使い方をお伝えしていきます。
Windows10のスタートから「設定マーク」をクリックしてください。

Windowsの設定から「更新とセキュリティ」をクリック。

左サイドバーに「トラブルシューティング」という項目があるので選択し、その中から「インターネット接続」の「トラブルシューティングツールの実行」をクリックしてください。

「問題を検出します」と出るのでしばらく待機していてください。
問題が実際見つかれば、その問題に対する解決策を表示してくれます。

指示に従って、処理していくようにしてください。
問題がなければ、「問題を特定できませんでした」と表示されます。

「インターネット接続」に関しては問題がないようなので、「ネットワークアダプター(インターネットをするときに必要になる部品)」についてもトラブルシューティングをしていきましょう。
「ネットワークアダプター」の「トラブルシューティングツールの実行」をクリック。

「インターネット接続」と同じように問題があれば解決策が、問題がなければ特定できませんでしたというのが表示されます。
指示に従って対応していくようにしてください。
※アップル製品はトラブルシューティングツールはありませんので、サポートページから検索するようにしてください。
ルーターが故障している可能性も
「シューティングツールも利用したけど、制限付きアクセスになる原因がわからない」という場合は、無線LANのルーターが故障している可能性もあります。
新しい無線LANルーターの購入を検討してみてください。
購入する際は、現在の無線LANルーターよりも、発信距離長い無線LANルーターを選ぶようにしましょう。
まとめ
制限付きアクセスになる原因と対処法をいくつかお伝えしました。
いずれかの対処法を試していただければ、基本的には解決するケースがほとんどです。
それでも解決しない場合は、端末やルーターが故障している場合もあるので、買い替えることも検討してみてください。
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