「プラスで始まる電話番号から着信があり、どう対応していいかわからず切ってしまった」
「そもそもプラスで始まる電話番号って何なのか気になる」
このようにプラスから始まる電話番号に対して、不安を抱えている人は多いですよね。
当記事では、プラスで始まる電話番号について詳しく解説します。
プラスで始まる電話番号とは何かだけではなく、プラスで始まる電話番号から着信があったときの対処法、電話に出てしまったり、かけ直してしまったりしたときの対処法も紹介します。
プラスで始まる電話番号について詳しく知ることで、もし着信があっても安全かどうかをしっかり見極めることができ、安心して生活することができますよ。
目次
プラスで始まる電話番号とは?詐欺の可能性あり

プラスから始まる電話番号とは、国際電話識別番号と国番号を組み合わせた番号のことで、主に海外からの着信時に表示される電話番号です。
GoogleアカウントやTwitterアカウントを持っている人は、よく目にするのではないでしょうか。詳しく見ていきましょう。
国際電話識別番号と国番号について
国際電話識別番号は国ごとに定められており、国際電話識別番号が分かれば、どこから電話をかけているのか知ることができます。
「+」が、国際電話識別番号で、「+」のあとに続く番号が国番号です。
たとえば、日本の場合は「+81」となっています。「81」が国番号ですね。他のアジアの国番号は、以下の表のとおりです。
国名 |
国番号 |
インド |
91 |
インドネシア |
62 |
サウジアラビア |
966 |
シンガポール |
65 |
タイ |
66 |
大韓民国 |
82 |
台湾 |
886 |
中華人民共和国(香港、マカオを除く) |
86 |
日本 |
81 |
ネパール |
977 |
フィリピン |
63 |
ベトナム |
84 |
香港 |
852 |
マレーシア |
60 |
モンゴル |
976 |
このように、各国や地域によって国番号が定められています。そのため、もしプラスから始まる電話番号からの着信があった場合は、国番号からどこの国からの着信かを調べてみましょう。
「+81」は日本国内からの着信
「+81」で始まる電話番号をよく目にする人は多いでしょう。なぜなら、「+81」は日本国内からの着信時に表示される電話番号だからです。
Googleやamazon、Twitterなどのサービスを利用するとき、認証コードを受け取る場合に「+81」から始まる電話番号からSMSが送られてくるため、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
ほかには、日本で契約したスマートフォンで海外から電話したり、スマートフォンの国際ダイヤルアシスト機能がオンになっていたりすると、「+81」と表示される場合があります。
プラスで始まる電話番号は、詐欺の可能性あり
プラスで始まる電話番号からの着信があった場合、知り合いからだと分かっているときは問題ないですが、もし知らない番号だった場合は「国際ワン切り詐欺」の可能性があります。
「国際ワン切り詐欺」とは、国際電話でワン切り(ワンコールで電話を切ること)もしくは、電話に出られたとしてもすぐに電話を切ることで折り返し電話をさせ、高額な通話料金を請求するというものです。
また、電話だけではなく、SMSで詐欺メールが届くケースも増えています。プラスから始まる電話番号からの着信は、詐欺の可能性があることを覚えておきましょう。
プラスで始まる電話番号から着信があったときの対処法

では、もしプラスで始まる電話番号からの着信があったとき、どのように対処すればよいのでしょう。
対処法は、次の3つがあります。
- 電話に出ない
- インターネットで電話番号を検索する
- 怪しいならかけ直さない
簡単な対処法ばかりなので、ぜひ実践することをおすすめします。それぞれ詳しく解説していきますね。
電話に出ない
プラスで始まる電話番号からの着信に限らず、知らない電話番号や不審な電話番号からの電話には出ないほうがよいです。
「もしかしたら何か大切な電話かも」と思ってしまう気持ちも分かりますが、その気持ちを抑え、電話が切れるのを待ちましょう。
インターネットで電話番号を検索する
近年、インターネットの発達により、電話番号をGoogleやYahoo!などの検索窓に入力することでどこからの電話か簡単に調べることができます。
信用できる電話番号であれば、ほとんどがインターネットで知ることが可能です。
逆に、インターネットで検索できないような電話番号は、信用度が低く怪しい電話番号の可能性が上がります。知らない番号や不審な番号から着信があったときは、すぐにインターネットで検索してみましょう。
怪しいならかけ直さない
インターネットで電話番号を検索しても見つからなかったり、自分の電話帳にも見当たらない電話番号からの着信だったりしたときは、かけ直してはいけません。
もし「国際ワン切り詐欺」だった場合は、高額な通話料金を請求されてしまう可能性があります。
少しでも怪しいと感じる場合は、かけ直さないことを徹底しましょう。
プラスで始まる電話番号にかけ直してしまったら

プラスで始まる電話番号に対して怪しいと思いつつも、ついかけ直してしまうことがあると思います。
そのようなときは、次の対策をとりましょう。
- 着信拒否やセキュリティアプリを利用する
- 消費生活センターに連絡する
それぞれ詳しく解説していきます。
着信拒否やセキュリティアプリを利用する
プラスから始まる電話番号の着信に対してかけ直してしまうと、相手に自分の電話番号が有効であることを知らせてしまうことになります。そのため、継続的に電話がかかってくる可能性が高くなるのです。
継続的に電話がかかってくるのを防ぐためには、着信拒否やセキュリティアプリを利用するのがおすすめです。着信拒否は、iPhoneかandroidかによって設定方法が変わります。
詳しい設定方法については、下記の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
また、着信拒否はセキュリティアプリを使って設定することもできます。
おすすめのアプリは、whoscallです。whoscallは、約16億件のデータを使用して詐欺電話かどうかの判別をおこなってくれます。もちろん、海外からの電話にも対応しているので安心です。
whoscallは、無料プランと有料プランがありますが、無料プランでも十分な効果があります。そのため、とりあえず使ってみたいという人は、無料プランから始めてみるとよいでしょう。
消費生活センターに連絡する
折り返し電話をかけ直してしまい、どうしても不安が拭えないときは、消費生活センターに相談するのがおすすめです。
消費生活センターでは、「国際ワン切り詐欺」のような詐欺に関する相談を受け付けています。「消費者ホットライン電話番号188」に電話することで簡単に相談することが可能です。(通話料は自己負担。相談は無料です。)
消費者ホットラインの電話番号は188(いやや)と覚えておきましょう。また、消費者ホットライン以外に、警察署で相談するのも効果的です。
プラスで始まる電話番号は、詐欺の可能性も疑おう

プラスで始まる電話番号からの着信は、詐欺の可能性があります。
もし見知らぬ番号から着信があった場合は、以下のように対処しましょう。
- 電話に出ない
-
着信拒否やセキュリティアプリを利用する
- 怪しいならかけ直さない
プラスで始まる電話番号からの着信が安全かどうかをしっかりと見極め、詐欺被害から自分を守りましょう。