格安SIMでは使えない?キャリアメールとフリーメールの意味や特徴の違いを解説

「格安SIMではキャリアメールが使えなくなる」ということがよく言われますが、そもそもキャリアメールとはどのようなものなのでしょうか?

また、キャリアメールの代わりになるフリーメールとの違いは何なのでしょうか?

そこで今回は、格安SIMに乗り換えるなら必ず知っておきたいキャリアメールについての情報を解説します。

1.キャリアメールとは?

キャリアメールとは?

キャリアメールとは、大手通信会社であるDocomoやau、SoftBankなどが提供するメールサービスのことです。

メールアドレスには必ず、@マークの後に「〇〇〇@docomo.ne.jp」「〇〇〇@au.com」といった形の文字が入っていますが、これらの各キャリアから提供されるアドレスで利用できるメールサービスを「キャリアメール」と呼びます。

大手キャリアでスマートフォンの回線を契約した場合に付いてくるものです。

キャリアメールを通じてメールのやり取りをすることができますが、LineやSMSを使ってメッセージをやりとりする場合とは何が違うのでしょうか?

まずは、キャリアメールの特徴や、キャリアメールが必要となるシチュエーションなどについて見ていきましょう。

キャリアメールの特徴

まずは、キャリアメールの特徴として注意しておきたい点をいくつかご紹介します。

フリーメールとの主な違いは、メールの保管場所やメールを受信するタイミングのほか、絵文字やアドレス帳との連動といったポイントです。

まず、キャリアメールでやりとりしたメッセージや画像の保管場所は、お使いの携帯端末になります。

フリーメールなどでは、メールサービスを提供している企業のサーバー内に保存されますが、キャリアメールの場合は端末自体のメモリを使ってデータを保存するので、容量の圧迫に注意が必要です。

画像や動画など容量の大きなファイルをたくさん送受信すると、携帯端末の空き容量をすぐに消費してしまうことがあります。

また、キャリアメールは、メールが送られてくるたびにリアルタイムで受信する形となります。

電話があったときの着信と同じように、メッセージが来るたびに受け付ける「プッシュ方式」と呼ばれる形です。

そのため、いちいちメールの受信状況を気にしなくても勝手にメールボックスに新規メッセージがたまっていくようになります。

この他、キャリアメールでは絵文字が統一されているのも特徴です。

フリーメールで絵文字を使うと、端末の機種などによって同じアイコンでも見た目が変わってしまうことがほとんどです。

絵文字の微妙な表情の違いで、メッセージの意味合いやニュアンスが変わってしまうのが嫌な人にとっては、表示が固定されているキャリアメールの絵文字は使いやすいと言えます。

そして、スマートフォンに登録されている連絡先との連動についても特徴があります。

多くの場合、キャリアメールを使う場合は、使用する端末に登録されているメールアドレスや電話帳のデータと連動して表示されるため、いちいちメールアドレスを手入力したりする必要がなく、便利です。

ただし、最近ではフリーメールでも、携帯端末内に登録されているメールアドレスと連動して使う設定が可能なものもあります。

キャリアメールの必要性

次に、キャリアメールが必要になるシチュエーションについて解説します。

結論から言えば、絶対にキャリアメールでなければいけないという状況はほとんどなく、大半の場合はフリーメールも利用可能です。

キャリアメールが必要になるシチュエーションはどんなものかというと、一部のポイントサイトなどになります。

メールアドレスの登録や何らかのデータのダウンロード、友達へのサイト紹介などの代わりにポイントがもらえるサイトなどでは、特定のキャリアメールのメールアドレスでしか登録を受け付けていないことがあるので注意が必要です。

これらのサイトには、フリーメールのアドレスから登録することはできません。

また、金融機関に登録するメールアドレス情報や、学校や会社の連絡網などで、フリーメールアドレスでの登録を推奨していない場合にも、キャリアメールが必要です。

これは、フリーメールのスパムフィルター機能などによって、大事なお知らせが勝手に迷惑メール扱いになってしまうことが主な理由となっています。

フリーメールのスパムチェック機能は日々更新されていて、利用者による報告などを参考情報に、特定のサーバーから配信されたメールを勝手に除外してしまう場合があるのです。

キャリアメールでもスパムフィルター機能がありますが、フリーメールのアドレスよりも届きやすいため、推奨されています。

ただし、キャリアメールでの登録を推奨している各種サービスでも、フリーメールでの登録が完全に禁止されているケースはまれです。

そのため、普通にメールのやり取りをするだけの用途であれば、キャリアメールが必要になって困るという状況はほとんど起きないと言えます。

2.フリーメールとは?

フリーメールとは?

キャリアメールと比較されることの多いフリーメールですが、具体的にはどのようなものか見ていきましょう。

フリーメールのうちで代表的なものは、Googleが運営するサービスのGmail(ジーメール)や、Yahoo!が運営するYahoo!メールなどです。

どちらも、利用登録すれば無料でメール機能を使うことができます。それぞれの特徴や必要性について解説します。

フリーメールの特徴

GmailやYahoo!メールといったフリーメールの特徴として、送受信したデータの保管場所やメールを受信するタイミング、そして絵文字や携帯端末のアドレス帳との連動などのポイントを見ていきましょう。

まず、フリーメールで送受信したデータは、すべてメールサービスを提供している会社のサーバーに保存されます。

そのため、重いデータをやり取りしたとしても、お使いの携帯端末の容量を圧迫してしまう心配がありません。

ただし、重い画像や動画などのデータを表示する時には、その分のデータ通信料がかかるので注意しましょう。フリーメールのデータがサービス提供会社側のサーバーに保存されることで、もしも携帯端末が壊れてしまった時も、送受信したデータは無事なのがメリットです。

フリーメールのログイン情報さえしっかりわかれば、パソコンや別のスマートフォンなどからもアクセスすることができます。

メールを受信するタイミングについては、フリーメールの場合自分で受信を行う必要があります。

キャリアメールの場合であれば、放っておいてもメッセージが来るたびに受信されますが、フリーメールの場合は自分自身で受信ボタンを押さない限り、新着メールの受信ができません。

ただし、設定によっては数時間おきにメールを受信したり、携帯端末を起動したタイミングに合わせて新着メールを受信したりすることも可能です。

絵文字の表示に関しては、フリーメールの場合、使っている端末によってアイコンが変わります。

キャリアメールの場合、自分が使った絵文字と全く同じアイコンが相手にも表示されますが、フリーメールの場合は別の絵に変わってしまう場合がほとんどです。

笑っているアイコンや泣いているアイコンひとつとっても、端末や機種によってずいぶん絵柄が違うこともあるので注意しましょう。

携帯端末に登録されているアドレス帳との連動については、フリーメールの場合設定によって異なります。

携帯端末に登録されているアドレス帳と、端末にインストールしたフリーメールのアプリを連動できる場合もあるので、一度設定すればキャリアメールと同じように使用することも可能です。

フリーメールの必要性

次に、フリーメールの必要性についてご紹介します。こちらも、結論から言えば「絶対にフリーメールを使用しなければいけない」というシチュエーションはありません。

ただし、場合によってはフリーメールのアドレスを持っていた方がいいこともあります。

たとえば、キャリアメールで受信したデータは端末にしか残らないため、機種変更や壊れた後にも送受信したデータを残しておきたいならば最初からフリーメールを使うのがおすすめです。

また、メールを共用のパソコンでも見たいという場合には、フリーメールのアドレスを持っていればログインするだけで利用できるので便利になります。

なお、フリーメールのアドレスを持っていると、GmailやYahoo!メールの場合メール以外のサービスも利用することが可能です。

例えば、オンラインで支払いをするサービスや、そのほかのSNSへのログインにもフリーメールのアカウントを使用することができます。

キャリアメールのアドレスでは、こうしたほかのサービスの同時利用というメリットが受けられないため、Yahoo!やGoogleのほかのサービスも利用している場合はフリーメールがあった方が便利です。

3.キャリアメールとフリーメールの違いとは?

 

キャリアメールとフリーメールの違いとは?

キャリアメールとフリーメールの違いについて、改めて整理しましょう。

まず、キャリアメールの場合、メリットとしては携帯端末にデータが保存されるため、アカウント情報が流出してしまうなどの非常時でもデータが漏れることがなく安心という点が挙げられます。

また、重要なメールがスパムフィルターによって勝手に分類されることも少ないです。

一方で、キャリアメールのデメリットとしては、端末の空き容量を圧迫してしまうことや、端末が変わるときにデータの引継ぎが面倒という点があります。

そして、フリーメールの場合、スマホだけでなくPCやタブレット端末からも利用できるのがメリットとなります。1つのアカウントを持っていれば、使用する複数の端末で送受信のやり取りができて便利です。

また、GmailやYahoo!メールの場合、各社が提供しているメール以外のサービスも、同じフリーメールアカウントから利用することができます。

さらに、データの保存は各社が提供するサーバー上ですので、お使いの携帯端末の保存容量を圧迫してしまう心配もありません。

デメリットとしては、アカウント情報が流出した時にはほかの人にメールの内容が漏れてしまう危険性があることや、フリーメールのアドレスでは登録できない一部のポイントサイトなどでは使えないことなどが挙げられます。

4.格安SIMでキャリアメールは使えない?

格安SIMでキャリアメールは使えない?

格安SIMに切り替えるときの注意点としてよく言われているのが、「格安SIMではキャリアメールが使えない」ということです。

キャリアメールは、Docomoやau、SoftBankといった大手通信会社が、自社の通信設備を使って提供するメールアドレスになります。

そのため、後発で登場した格安SIMの通信会社はこれらの設備を持っておらず、キャリアメールを用意していない場合がほとんどです。

もし、現在大手キャリアとの契約でスマートフォンを使っていて、キャリアメールを中心にやり取りをしている場合には、格安SIMに乗りかえると今までのキャリアメールのアドレスが使用できなくなります。

これから乗り換えを検討している人は、乗り換え先の格安SIMでキャリアメールがあるかどうかを念のため確認しましょう。

そして、多くの場合はキャリアメールに代わる連絡手段として、フリーメールやほかのSNSを使うことになります。

4-1.キャリアメールが使えないことのデメリット

キャリアメールが使えないことのデメリットは、特に大手キャリアから格安SIMへの乗り換え時に多く発生します。

まず、いままでキャリアメールを使用していた人の場合、連絡を取り合っていた人達に今までキャリアメールのアドレスが使えなくなることを知らせなければなりません。

大手キャリアから格安SIMに乗りかえた時点で、今まで使っていたキャリアメールのアドレスは一切使用できなくなります。

もし、あなたのキャリアメールのアドレスを知っている人がメールを送ったとしても、送信に失敗したというメッセージが帰ってきてしまう状態になりますので注意しましょう。

また、キャリアメールが使えないことのデメリットとして、乗り換え時にアドレス帳を整理しなければならないことも挙げられます。

多くの場合、キャリアメールの機能と、携帯端末に保存されているアドレスは連動していますが、キャリアメールを使わないとなると、代わりになる連絡手段の方に連絡先を再度登録しなおさなければいけません。

これは、乗り換え時にしっかり整理すれば問題はありませんが、キャリアメールが使えなくなることによるデメリットの一つといえます。

5.格安SIMでメールを使うためには?

格安SIMでメールを使うためには?

キャリアメールが使えない格安SIMでメールを使うためには、どのような手段があるのでしょうか?

昔と違い、今ではキャリアメールを使わなくてもメッセージのやり取りができる手段がたくさんあります。

中には、キャリアメールよりも便利な機能があるものも存在するので、使い勝手がよいと感じるものを選ぶのがおすすめです。

フリーメールを使う

キャリアメールの代わりの手段として、フリーメールを使う方法があります。

フリーメールはアカウントを登録すればその瞬間から無料で使用することができるので便利です。

フリーメールの中で主なものとしては、GmailやYahoo!メール、Outlookなどが挙げられます。

Gmailは、保存容量が15GBまで無料です。

また、Googleが提供するメール以外のサービス、たとえばGoogleカレンダーやGoogleドキュメントといった機能も、同じアカウントで使用できます。スマートフォン用のアプリも操作性が良く、キャリアメールの代わりとして十分に使用できるフリーメールです。

Yahoo!メールは、無料での保存容量は2GBまでとなっています。

利用状況や登録している会員種別によって、最大10GBまでアップするプランや、容量が無制限になるプランもあるのが特徴です。

こちらも、ヤフオクなどのYahoo!が提供するメール以外のサービスが利用できます。

Outlookは、マイクロソフトが提供するフリーメールサービスです。

データの保存容量は無制限で、SkyDriveなどのマイクロソフトのストレージサービスとも連動できるのが特徴となっています。

どのフリーメールも、独自の迷惑メールフィルタを標準搭載しているので、悪質な広告メールやスパムメールを自動的に振り分けてくれるのがメリットです。

ただし、まれに大切なメールが迷惑メールボックスに間違って振り分けられてしまうこともあるので、注意して利用しましょう。

格安SIMのメールを使う

格安SIMの提供会社によっては、大手キャリアのキャリアメールのように、独自のドメインのメールアドレスをもらえるところもあります。

いくつかの格安SIMのメールについて特徴を見てみましょう。

まず、mineo(マイネオ)で格安SIMを契約すると、@mineo.jpとついたメールアドレスが使用できます。

ただし標準での保存容量は200MBしかなく、60日間で削除されてしまうため、フリーメールなどと比べるとかなりの制限です。別途申し込みをした場合のみ、保存容量を5GBまで拡張し、保存期間を無制限にすることが可能になります。

楽天モバイルで格安SIMを契約した場合、@rakuten.jpのメールアドレスが利用できるようになります。

保存容量は最大で15GBと大きく、1件のメールで送れる添付ファイルのサイズも50MBとなっており、フリーメールにも劣らない機能が特徴です。

最後に、IIJmioでは、有料になりますがメールサービスが付いています。

月額324円で、@IIJmio-mail.jpや@miomio.jpといった複数のドメインから選んで、メールを利用可能です。

メールの保存容量は無制限ですが、保存期間は30日なので注意しましょう。

また、1日に1,000件までしか送信メールが送れません。送信メールは1件につき10MBという制限もあります。

格安SIMで提供されるメールアドレスは、全体的にスペックが低くなりがちです。必要に応じて、フリーメールなどを利用する方がよいと言えます。

SMSを使う

格安SIMでスマホの回線を契約する場合、ショートメッセージの送受信ができる「SMS機能」をつけるかどうかを選択できます。

数百円前後の利用料金で、電話番号を利用してメッセージのやり取りができるSMS機能をつけることが可能です。

SMS機能があると、LINEなどのアプリを認証する時に利用できて便利になります。

また、SMS機能をつけずに格安SIMの回線を使用する場合、スマホが「通信状態がない」と誤って認識をして、電波が入るのに圏外表示になってしまう問題が起きるので要注意です。

SMSを利用するのには追加でいくらかのお金がかかる上、SMSで送受信できる文字数は70文字程度までと少ないので大きなメリットは得られませんが、SMS機能がないことによるデメリットが大きいため、付けておいた方が無難です。

SNSを使う

キャリアメールに代わるメッセージやり取りの手段として、SNS(ソーシャルネットワークサービス)を利用することもできます。

たとえば、FacebookやLINE、Instagram、TwitterなどがSNSとして有名です。

フリーメールと同様に、利用登録をすれば無料で使用できます。

フリーメールとの違いとしては、特定のメールアドレスではなく、SNS上のアカウントを通じてメッセージのやり取りをすることです。

メールと違って、各種SNSの操作画面の使い方を理解したうえで、相手とのメッセージ機能を使う必要があります。

中には、相手とのやり取りが誰にでも見えてしまうタイムラインなどの機能もあるので、初めて使う人は使い方に注意しましょう。

Facebookは、実名での登録が推奨されているSNSなので、社会人や学生の利用者が多いです。

写真や動画を投稿する機能のほか、勤務先や学校、所属団体などのプロフィールでつながる機能が充実しています。相手との個別のメッセージやり取りのほか、複数人のグループでチャットをすることも可能です。

また、投稿の内容をFacebook上の「友達」や特定のグループに所属する人だけに限定できたりもするので、使い方によってはメールより便利といえます。

InstagramやTwitterは、Facebookと比べると比較的情報量の少ないやりとりが中心のSNSとなっています。

Instagramは画像が中心、Twitterは文字が中心の投稿が盛んです。

どちらにも、相手のアカウントと直接やりとりできるDM機能が備わっています。ただし、主な使い方としてはネット上の不特定多数のユーザーと、お互いの投稿を通じて交流するという側面が強いです。

メールよりも連絡手段としての使い勝手が悪いので、好みに応じて使ってみてください。

最後にご紹介するLINEは、スマホでの利用が中心となっているメッセージアプリです。

こちらは、ゲームやイベントといったSNSとしての側面も兼ね備えていますが、どちらかというとすでにプライベートでつながりのある人との直接のやり取りが中心と言えます。

SNSの、友人やその周辺の人とゆるくつながるという側面は薄いです。そのため、家族や友達との個人的なメッセージツールとして使用する人が多くなっています。

メールと違って、メールアドレスがどこかから流出して企業やスパム業者からの迷惑メッセージが送られてくることもないので、安心して使用できるのが特徴です。

まとめ

今回は、格安SIMに乗りかえてスマホを使う際に使用できなくなる「キャリアメール」について解説しました。

キャリアメールは、大手キャリアでスマホを契約しているときには何気なく使用していますが、格安SIMに乗り換えるとなると注意すべきポイントが出てくるので、気を付けたいところです。

特に、キャリアメールが使えなくなってからだと、今までやり取りしていた人との連絡が難しくなったりしますので、切り替え時には事前の連絡をしておきましょう。

また、キャリアメールが使えなくなった後にメールのやり取りを行う方法をあらかじめ決めておいた方が無難です。

フリーメールやSNSを使えば、今までやり取りしていた人とも問題なくメッセージのやりとりが可能になります。

今回ご紹介した情報を参考に、格安SIMへの乗り換え時のメールの問題を解決していただければ幸いです。

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