200Kbpsの通信速度でできること、できないことを紹介

200Kbpsの通信速度でできること、できないことを紹介

スマートフォンでデータ通信制限がかかってしまい、通信速度が200Kbpsまで落ちてしまうことがあります。200Kbpsとは、どんな速度でなにができるのか気になりますよね。

結論、通信速度が200Kbpsに制限されても、意外と困らないし、できることは多いです。

当記事では、200Kbpsの速度制限がかかったときにできること、できないことを詳しく解説します。

通信速度200Kbpsの知識を得ることで、自分に合った最適な通信環境を知ることができます。そして、月々のデータ容量を管理でき、必要以上の通信費をかけなくてもよくなりますよ。

通信速度200Kbpsとは?

通信速度200Kbpsとは?

はじめに、200Kbpsについて詳しく解説していきます。

スマートフォンやポケットWiFiの通信速度について、ちゃんと知っている人は意外と少ないです。

読み方や単位の意味、200Kbpsとはどんな状態なのかを把握し、当記事の内容をより理解しやすい状態にしておきましょう。

自分には理解できない、難しいと感じている人もいると思いますが、完全に理解する必要はないので安心してくださいね。

200Kbpsの読み方と単位について

200Kbpsの読み方は、200Kbps(キロビーピーエス)です。

単位について簡単に説明すると、

「K」は、データの大きさを表す単位で、「bps」は、bit per second(ビット、パー、セコンド)のことで、1秒間に送受信できるデータ量のことを意味しています。

200Kbpsの場合は、1秒間に200Kビットのデータを送受信できることになります。

また、通信速度には上りと下りというものが存在します。

簡単に説明すると、上りは送信(アップロード)、下りは受信(ダウンロード)といった形です。

基本的に通信速度と言ったら、下りの速度を見ていれば問題はないので、通信速度=下りの速度と覚えておきましょう。ただし、SNSやブログなどで画像や動画を投稿する機会が多い人は、上り速度も重視しておくべきです。

200Kbpsはどんな状態か

通信速度200Kbpsは、通信速度の最低水準で、おもに格安SIMのデータ通信制限がかかったときになる状態のことです。

格安SIMには、ほとんどのプランでデータ通信制限があり、月のデータ容量を使い果たしたときや、一時的に大量のデータ通信を行ったときに200Kbpsになることがあります。

最近では、200Kbps使い放題という低速通信プランをあえて使う人も増えています。

では、200Kbpsの通信速度で具体的に何ができて何ができないのかをみていきましょう。

200Kbpsでできること、できないこと

200Kbpsでできること、できないこと

200Kbpsの通信速度でできること、できないことを一覧にまとめました。

YouTube(低画質) SNS・WEBサイト(テキストがメイン)
YouTube(標準画質以上) × SNS・WEBサイト(画像や動画がメイン) ×
テザリング 音楽ストリーミングサービス
ナビアプリ アプリのダウンロード ×
ゲーム △または× ビデオ通話 ×

200Kbpsの速度があれば意外にできることは多いですが、使い方や条件によっては快適に利用することができなくなってしまいます。

簡単に言うと、生活する上で必要最低限の使い方をする分にはまったく困りません。

逆に、本格的に動画を見たり、ゲームで遊んだりするような人には、かなりのストレスを感じてしまうでしょう。

そのあたりも含め、できること、できないことについて詳しく解説していきますね.。

200Kbpsでできること

では、200Kbpsでできることをみていきましょう。

YouTube(低画質)

YouTubeは、最低画質144pであれば視聴することが可能です。

ただし、視聴するうえで注意事項があります。

注意点は、以下のとおりです。

  • 最初の読み込みが遅い
  • 関連動画一覧が読み込めない
  • 再生位置を変えると止まる
  • 広告が入ると止まる

対処法としては、画質と読み込み時間を我慢し、再生位置をなるべく変更せずに視聴すれば、ストレスも少なくなります。

広告が入るたび動画が止まることにストレスを感じてしまう場合は、YouTube Premiumに加入することで、広告をカットできますよ。

LINE画像送受信

LINEは、メッセージのやり取りに関しては問題なく利用することができます。スタンプを送信する場合も、まず問題はないでしょう。

注意すべきは、画像や動画を送受信する場合です。

画像はサイズによりますが、動画についてはほぼ送受信ができないものだと考えたほうがよいですね。

ナビアプリ

Googleマップ、Yahoo!カーナビのようなカーナビゲーションアプリは、普通に使えます。

地図の表示に多少時間はかかるものの、ナビゲーション自体への影響はありません。

地図上の動きや音声ナビゲーションの遅れなどもなく、快適に利用可能になっていますよ。

メール

テキストのみでメールのやりとりをする場合は、問題なく利用することができます。

問題はやはり、画像やファイルを送受信するときですね。

LINE同様、メッセージのみのやりとりを心がけたほうが無難です。

Twitter

SNSのなかでもテキスト重視のTwitterは、ほぼ問題なく利用可能です。

タイムラインを見るのにストレスはないですし、自分でツイートする場合も重たい画像や動画をアップしない限りは、大幅に時間がかかることはないでしょう。

後述しますが、画像や動画メインのSNSは利用が難しくなりますね。

ウェブサイト閲覧

ウェブサイトの閲覧は、テキスト中心のサイトに限り、快適に利用することができます。

余りに大量の画像を読み込むようなサイトを閲覧する場合は、全ての画像を読み込めなかったり、途中で読み込み自体が止まってしまったりすることがあるので注意が必要。

テザリング

200Kbpsの通信速度でも、意外とテザリングは可能です。

ただし、やはりそもそもの通信速度が遅いので、できることは限られてしまいます。

あくまでもサブ的な扱いで使用するのがおすすめですね。

音楽ストリーミング

AppleMusic、Amazon MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスは、200Kbpsで利用可能です。

ただし、こちらも利用するにあたって以下のような注意点が挙げられます。

  • 最初の読み込みが遅い
  • 曲を何度も変えると止まってしまう
  • 通信混雑時に途切れることがある

対処法としては、通信混雑時を避けて、一度曲を流したらそのまま聞き続ければ、問題なく利用することができます。

200Kbpsでできないこと

次に、200Kbpsではできないことについてみていきましょう。

YouTube(標準画質)

YouTubeは、最低画質の144pでは利用可能でしたが、それ以上の画質(240p以上)になってしまうと、YouTubeを見ることは困難になってしまいます。

Instagram、TikTok

SNSのなかでもInstagramやTikTokは、画像や動画をアップロードしたり、ストリーミング再生したりします。そのため、200Kbpsの通信速度では利用することは難しいです。

大容量アプリダウンロード

当たり前ですが、アプリのダウンロードは厳しいですね。

よく通信制限がかかっているときに、お店でアプリをダウンロード(会員登録などで)しなければいけないことがありますが、まったくもってダウンロードが進まず断念します。

どうしてもダウンロードしたい場合は、5分~10分以上かかることを覚悟したほうがよいです。

ゲームアプリ

アプリでゲームをする場合は、ゲームの種類によりますが快適に遊ぶのは不可能と考えたほうが良いです。

簡単にいうと、オセロ、将棋、パズルなどのテーブルゲームはできますが、動きの速いシューティングや大量のデータを読み込むRPGゲームは、遊ぶことができません。

ポケモンGoに関して言えば、多少読み込みに時間がかかったり、画像が表示されなかったりするようですが、ゲーム自体はできるみたいです。

ただ、決して快適とは言えません。

快適にという意味では、200Kbpsの通信速度でゲームはできないと考えたほうが無難ですね。

LINEビデオ通話

LINEのビデオ通話は、200Kbpsで利用するのは難しいです。

通話自体は繋がりますが、音声が途切れてしまうし、カクついて画質も悪く、最悪の場合は通話が切れてしまうこともあります。

簡単に通信速度を測る方法

簡単に通信速度を測る方法

200Kbpsでできること、できないことを知ったうえで、今の通信速度がどれくらいなのか気になった人は多いでしょう。

ここでは、簡単に通信速度を測定できるツールを紹介していきます。

以下のサイトで、通信速度を測定することができます。

  • SpeedCheck
  • GoogleSpeedTest
  • FAST.com

簡単に使い方の説明をしていきますね。

SpeedCheck

SpeedCheckを開き、画面下部の「StartTest」を押すだけで、通信速度を測定できます。

また、アプリ版があり、日常的に使う場合はインストールしておくと便利ですね。

GoogleSpeedTest

Google検索で「Googleスピードテスト」と検索します。

検索結果画面の一番上に、インターネット速度テストという項目が出るので、そのなかの「速度テストを実行」を押しましょう。

これですぐに、通信速度を測定してくれます。

FAST.com

FAST.comを開くと、自動的に測定が開始されます。

FAST.comの良いところは、測定後に詳細を表示を押すことで、Ping値や上りの数値を知ることができることです。

通信速度にくわえてPing値が重要となるFPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)、TPS(サードパーソン・シューティングゲーム)、格闘オンラインゲームをプレイする際は、FAST.comで通信速度を測定するのがおすすめです。

200Kbpsの速度が遅いと感じる場合の対処法

200Kbpsの速度が遅いと感じる場合の対処法

200Kbpsは、通信速度の遅さにストレスを感じてしまう人も少なくないでしょう。

「通信制限が解除されるまで待てない」「常に快適なインターネット環境が欲しい」という人のために、通信速度の改善方法を解説していきます。

通信速度が遅い場合は、通信環境を変えることがおすすめです。

たとえば、以下の方法があります。

  • 格安SIMでデータ容量を増やす
  • ポケットWiFiを契約する
  • 光回線を契約する

それぞれ簡単に解説していきますね。

格安SIMでデータ容量を増やす

現在、大手キャリアを使っている人は、格安SIMに切り替えることによって通信費、データ容量ともに改善できる場合が多いです。

また、データ通信制限時の通信速度も大手キャリアの場合は128Kbpsなので、格安SIMに切り替えることによって、制限下における最低通信速度も底上げすることができます。

格安SIMの具体的な料金については、下記の記事で詳しく解説していますので、気になる人はぜひ覗いてみてください。

2021年最新!スマホの契約先でおすすめは?料金プランを徹底比較

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2021.11.20

格安SIMのなかでも、UQ mobileはデータ容量を超過した際に速度制限がかかっても、最大300Kbpsまたは1Mbpsの速度が確保できます。他のキャリアで多い128Kbpsの速度制限に比べると遥かに快適です。

格安SIMでデータ容量を増やしつつ、通信費も節約したい人はUQ mobileを検討してみてください。

UQ mobile
特徴 シンプルな3つのプランから選べる
初期費用 3,300円
月額料金 プランS+5G:1,628円
プランM+5G:2,728円
プランL+5G:3,828円
契約期間 なし
データ量 プランS:3GB
プランM:15GB
プランL:25GB

ポケットWiFiを契約する

ポケットWiFiを契約することで、高速のインターネット環境を手に入れることができます。

格安SIMや大手キャリアでは、データ無制限プランがありますが、毎月の通信費が大幅に上がる可能性があります。

そのため、スマートフォンの契約プランをデータ量の少ないものにして、WiMAXのようなポケットWiFiでデータ無制限プランを契約するほうが、割安になる可能性があります。

とくにGMOとくとくBB WiMAXは業界最安級の料金設定となっていて、月間データ量も上限がないのでおすすめです。

GMOとくとくBB WiMAX
特徴 WiMAX業界最安級の料金設定
初期費用 3,300円
月額料金 2,079円~4,444円
契約期間 3年
データ量 無制限

 

詳しい料金プランについては、下記の記事で解説しているので、ぜひ格安SIMと比較してご検討していただければと思います。

WiMAXのおすすめプロバイダランキング

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2020.9.7

光回線を契約する

3つ目の方法として、光回線の契約が挙げられます。

光回線には、下記のメリットがあります。

  • 通信速度が速い
  • 通信が安定している
  • 大容量通信がスムーズ

逆にデメリットは、こちらです。

  • 通信費が高い
  • 使える場所が限定される
  • 導入するのに工事が必要(可能性)

これらを考慮した上で、自分に合った方法で高速インターネット環境を検討してみるのがよいです。

光回線とWiFiの違いについて詳しく知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

光回線とWiFiの特徴・速度の違いは?おすすめ10社を比較!

光回線とWiFiの特徴・速度の違いは?おすすめ10社を比較!

2021.6.6

光回線で安定した高速通信を楽しみたいという人にはNURO光がおすすめです。NURO光は最大速度2Gbpsを誇り、料金プランもシンプルかつお得です。

NURO光
特徴 料金が安く速度が速い光回線
初期費用 手数料3,300円+工事費用44,000円
月額料金 5,200円
契約期間 3年
最大速度 2Gbps

 

なお、ご自宅がNURO光の対応エリア外だった場合は、広域なエリアで利用できるauひかりを検討してみると良いでしょう。auひかりは独自回線で通信が安定しやすく、auユーザーやUQ mobileユーザーはセット割引の対象となるのが魅力です。

auひかり
特徴 キャンペーンが豊富な光回線
初期費用 登録費用3,300円+工事費用41,250円(ホームタイプ)or 33,000円(マンションタイプ)
月額料金 4,730円〜8,030円
契約期間 なし/2年/3年
最大速度 1Gbps

200Kbpsの速度で満足できるなら格安SIMがおすすめ

200Kbpsの速度で満足できるなら格安SIMがおすすめ

通信速度200Kbpsでできること、できないことについておさらいしましょう。

YouTube(低画質) SNS・WEBサイト(テキストがメイン)
YouTube(標準画質以上) × SNS・WEBサイト(画像や動画がメイン) ×
テザリング 音楽ストリーミングサービス
ナビアプリ アプリのダウンロード ×
ゲーム △または× ビデオ通話 ×

200Kbpsの速度でできることは意外に多いですが、使い方に注意しなければいけなかったり、条件がついてしまったりします。

しかし、速度制限下における通信速度が200Kbpsよりも速い格安SIMへ乗り換えることで、現状よりも快適にネットを使うことができます。さらに、毎月のデータ容量を増やしつつ、通信費を節約することも可能です。

格安SIMへの乗り換えを検討する場合、UQ mobileを選択肢に含めることをおすすめします。

UQ mobileは速度制限時も最大300Kbpsまたは1Mbpsの速度が確保されているので、200Kbpsよりはできることも多いです。

自分に合った通信環境と通信費を考え、ぜひこの機会に乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

UQ mobile
特徴 シンプルな3つのプランから選べる
初期費用 3,300円
月額料金 プランS+5G:1,628円
プランM+5G:2,728円
プランL+5G:3,828円
契約期間 なし
データ量 プランS:3GB
プランM:15GB
プランL:25GB